今からCOBOLを勉強することについて、どう思いますか?
記事の内容
今でも、一部の大手金融機関ではCOBOLが使われているので、その保守をするエンジニアが必要とされているようです。
ただし、これからはCOBOLの案件がドンドンと減っていくので、今から勉強することは全くオススメできません。
この記事では、私がそう思う理由について説明していきたいと思います。
COBOLとは何で、どこで使われているのか?
COBOL(コボル)は、1959年に事務処理用に開発されたプログラミング言語です。
金融系の企業や政府機関で主に使われていて、COBOLで書かれているプログラミングの行数は、世界で2,000億行と推定されているそうです。
古い言語ということもあり、2010年のIPAの資料によれば、国内で2番目によく使われていた言語だそうです。
それから10年近く経っているので、状況は変わっているとは思いますが、それでもかなり使われている言語なのかもしれません。
ただし、現在、多くの場所で、COBOLからJavaへの移行プロジェクトが進んでいるはずです。
10年後には、COBOLが使われている現場は、さらに減少しているはずです。
ちなみに、新規開発で使われているという話は聞いたことがありません。
気になるCOBOLエンジニアの収入
COBOLはエンジニアが少ないから、収入がいいという話をたまに聞きます。
それで、実際に求人を調べてみました。
安すぎる。45万円から50万円!
都内のWeb系の求人だと、80万円から100万円が一般的なので、Web系に比べると2分の1ぐらいの給与です。
ハッキリ言って、安すぎますね(笑)
基本情報処理試験の問題から外されたCOBOL
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は2019年1月24日、「基本情報技術者試験」で、COBOLを廃止し、Pythonを追加すると発表しました。
基本情報技術者試験とは、エンジニアとして一人前になるための登竜門的な試験です。
その試験のプログラミングの問題において、今までは受験者は、C、Java、アセンブラ、表計算(Excel)、COBOLから、どれか一つを選択して問題を解いていました。
でも、これからはCOBOLが外されて、Web系や機械学習で需要があるPythonが採用されます。
この事実からも、COBOLの需要が減衰していることがわかります。
まとめ
この記事では、簡単にCOBOLの特徴を説明しました。
ここがポイント
- COBOLは歴史のある言語で、世界で使われている
- COBOLでの新規開発は、ほとんどない
- COBOLエンジニアの収入は低い
- COBOLの試験は、基本情報技術者試験から外される
ハッキリ言って、COBOLを勉強したとしても、将来性は全くありません。
今、COBOLに関わっている人は、ダッシュで逃げましょう(笑)
半分ネタですが、COBOLの現場環境を知りたい人は、この本を読んでみましょう。
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Good luck with your engineer life!
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