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実家に飾ってあった一枚の家族写真

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最近、正月に実家に帰った。
大して仲がいいわけでもないので、帰省するのは年に一回か隔年ぐらいだ。
食事をしながら雑談をして、数時間ほど過ごした。
兄は帰省をしないので、家族4人が揃うことはあまりない。
我ながら寂しい家族だ。

帰り際に棚に目をやったら、ある一枚の家族4人が揃った写真が飾ってあった。
「あれ、これはいつの写真だっけ?」と母に訊ねたら「父の退職祝いの旅行の時の写真」と答えが返ってきた。
20年以上前の写真で俺もまだ若い。
懐かしい写真だった。
我が家は、家族みんなで出掛けることはほとんどなかったし、みんなで写真を撮ることもあまり無かったから、飾れる写真は仮にあっても数枚ぐらいしかないはずだ。

そしてフト思った。
「いつから、母(両親)はこの写真を飾り始めたんだろうか?」
「どういう心境で、この写真を飾ろうと思ったんだろうか?」

今さら、その答えを知りたいとは思わないけど、少しだけその心境の変化は気になった。
もし、母が若い時からその気持ちを持っていて、もし棚に沢山の家族写真が飾られてあったならば、今ごろ家族の運命は大きく変わっていたのではないだろうか?
人生に、「もし」は存在しない。
しかしそれでも、その「もし」を考えずにはいられなかった。

光陰矢の如し、覆水盆に返らず。

-ポエム, 幸福論

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