「ベンチャーと大企業のどちらで働くべきか?」という疑問は、おそらく多くの人が一度は自問自答したことがあるはずだ。
考える軸はパッと思いつくだけで、いくつもある。
- 40歳になった時の給料
- 福利厚生
- 裁量の大きさ
- 仕事の規模
- 得られるスキル
これらの事を考えた上で、ベンチャーか大企業かを選ぶのは普通だと思う。
でも、最近、もう一つ考えるべきだなと思ったことは組織の形とコミュニケーションの方法だ。
これらを意識していない人は、いくらスキルがあったとしても不幸になる可能性を秘めている。
どういうことかと言えば、ベンチャー企業と大企業では大きく組織の形が異なるからだ。
ベンチャー企業の場合は、サービス単位で組織を作る。
その特徴は主にこんな感じだ。
- 職種や上限関係の垣根に関係なく、みんなが意見を言える
- 上司と部下という概念が希薄
- みんなが一丸となって、サービスの成功に向けて頑張っている
その一方で大企業の組織とは、縦割りだ。
その特徴は主にこんな感じだ。
- トップ同士だけがコミュニケーションをとる
- 手を動かす人達は密にコミュニケーションを取らない
- 上司と部下という概念が強い
- みんなが言われた仕事をこなす
- 他部署の問題については、あまり触れない
この組織の差は明白だろう。
自分が就職した時には、必ず自社がどちらの組織かをよく確認しておくべきだ。
例えば、こんな状況を考えてみよう。
サービスの向上を願って、様々な部署の人達に奇譚なく意見を言う人がいたとする。
- ベンチャーでは、積極的な素晴らしい人だと重宝されるかもしれない
- 大企業では、空気の読めないKY扱いをされるかもしれない
目の前の仕事だけを淡々とする人がいたとする。
- ベンチャーでは、主体性と積極性のない人と思われるかもしれない
- 大企業では、キッチリと眼の前の仕事をこなす人だと思われるかもしれない
どちらのケースも本人は何も変わっていない。
変化しているのは社風と周りの人達だけだ。
「社風と周りの人達」が変われば本人の評価は180度変わることもある。
ベンチャーか大企業かで迷っている人には、是非、考えて欲しい話だ。
Good luck!
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