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相手の立場になって考えると、人間関係は上手くいきます

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記事の内容


人間の三大悩みの一つが、人間関係です。
そして、その人間関係を上手くやっていくためには、相手の立場になって考えることが大事です。
この記事では、具体例を出しながら、それを伝えていきたいと思います。

カップルでお互いにしたことの合計値は100%を越えます

ある恋人同士の人間関係について考えてみます。
その人間関係を維持するためには、様々なことが必要です。
お金の負担、料理、洗濯、掃除、デートの段取りといった内容です。

それらの貢献度をお互いに主張するとします。
例えば、私は、お金は60%、料理は40%、洗濯は10%といった具合です。
男性と女性に、この主張をしてもらうと、理論上の合計値は全て100%になるはずです。
でも、合計値は100%を越えることが多いそうです。

合計値が100%を越えるカップルが多い

理論上は、合計値が100%であるべき

これは、お互いに自分の貢献度合いを課題評価しているということです。
これは、「責任のバイアス」と呼ばれているものですが、これを防ぐためには、どうしたらいいのでしょうか?

責任のバイアスは、主に情報の差から発生しています。
つまり、誰しもが「他人がしてくれたことの情報」より、「自分がしてあげたことの情報」をよく知っています。
その情報の差があるゆえに、自分のことを過大評価してしまいます。

それを防ぐためには、他人がした貢献に注目する必要があります。
自分自身がやったことを評価する前に、相手がしてくれたことをリストにしましょう。
そうすれば、より客観的に二人のことを評価できるようになるはずです。

結婚式の引き出物にはハズレが多い理由

結婚式の引き出物には、ハズレがあることもあります。
以下に書いたものは、よくある、「もらってガッカリ」したリストです。
私も過去に、シャンパングラスを貰って、一回も使わなかった記憶があります。
捨てることもできなかったので、処分に困りました。。。

  1. 新郎新婦の名前入りアイテム
  2. 食器類
  3. 写真立てや小物入れ
  4. タオル
  5. 観葉植物

新郎新婦は、来てくれた人達に嫌がらせをしようとしているわけではありません。
では、なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?

その理由は、自分のモノの考え方から出ることができないからです。
つまり、「私なら、どう感じるだろうか?」と考えることはできます。
でも、「受けとる側は、どう感じるだろうか?」と考えることができません

欲しいものリストの話

他にも、「人は、他人の視点を想像することができないこと」を示すデータがあります。

多くの人達を集めて、他人にプレゼントをする実験をしました。
その際に参加者は、プレゼントを、「自分が好きに選ぶプレゼント」と「Amazonの欲しいものリスト」のどちらかから、自由に選択することができます。

その時の調査結果で、興味深いことがありました。
他人にプレゼントを送る時は、「自分で選びたい」という人達が多かったそうです。
そして同時に、他人からプレゼントを貰う時は、「欲しいものリストの中から受け取りたい」という人達が多かったそうです。

相手の立場になって考えられる人達ばかりだったら、「プレゼントを送る時」と「プレゼントを受け取る時」の数が同数になるはずです。

でも、実験の結果は、そうはなりませんでした。
プレゼントを送る時は、「自分で選ぶ」を選択して、プレゼントを受け取る時は、「Amazonの欲しいものリスト」を選択する人達がいたからです。
残念なことに、彼らは、「受け取る側は、どう感じるだろうか?」と考えることができないのだと思います。

サイバーエージェントの社長の藤田さんの話

2019/7月の記事で、藤田さんが、こういった記事を書いていました。
藤田晋が懇願「こんな気づかいはやめてほしい」

半分はネタだとは思いますが。

で、端の席から順番にビールが置かれていくと、お店の人に「最初に社長に出してください!!」とかいう社員がいるわけ。
全員分そろって乾杯するころには俺のビールの泡がなくなってるじゃん

毎回手土産をもらうような立場の人ってしんどいんだよ。
捨てるのもツライしさ。

そして、こうも言っています。
このくだりは、私が伝えたいことと全く同じです。

つまり、気づかいとかマナーって「こうすれば正解」と思い込んでると傲慢なものになる
相手の気持ちを想像してないんだよ。

まとめ

この記事では、「相手の立場になって考えること」の大事さについて、具体例を出しながら紹介しました。
「相手の立場になって考える気遣い」ができるようになれば、きっと人間関係が円滑になるはずです。

時々、「自分がされて嫌なことは相手にするな!」と言う人がいますが、それはハッキリ言って間違っています。
「自分がされてもOKなこと」を相手にしても、相手は嫌がることもあります。
反対に、「自分がされて嫌なこと」を相手にしても、相手は何とも思わないかもしれません。

「他人に親切にしてるつもりだけど、どうも思ったようにいかない」と感じている人は、その辺りを見直してみるといいかもしれません。

Good luck!

この記事は、この本を参考にして書きました。

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