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面接では自分が会社で働いている姿を面接官と共有しよう!

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記事の内容


面接官の話をすると、多くの人が「自分の話」ばかりに目が向きがちです。
でも、面接で大事なことは「自分の話」ではありません。
自分の経歴を面接官に話して、一緒に働いている姿を面接官と共有することが面接の目的です。
この記事では、その面接をするための方法について説明します。

何ができるのか説明しよう

まず、最初に面接官に説明すべきことは、自分の技術とキャリアの説明です。
サーバーエンジニアでも、サーバーサイドが得意なのか、フロント側、SRE、DevOpsといった感じに様々な領域があります。

その中で、自分はどこが得意で、何をできるのか説明しましょう。

説明すべきこと

  1. 自分の技術領域の説明
  2. 自分は何をやってきたのか?

過程を説明しよう

次に自分が関わったプロジェクトにおいて、自分がどう関わってきたかの過程を説明しましょう。
最近の開発は、大人数でやることがほとんどです。
だからこそ、プロジェクトの結果ではなくて、そのプロジェクトの中で自分がやってきた過程が重要になってきます。

「モンストが大成功した事実」と「あなたがプロジェクトに貢献した事実」は、必ずしもリンクしません。
そのため、「私はこのようにプロジェクトに関わって、モンストの成功に貢献しました」と面接官に伝えてあげる必要があります。

例えば、あなたがモンストをリリースしたチームのサーバーエンジニアだったとします。
サーバーエンジニアの中でも、以下のように様々な役割があるので、どういったことをやってきたのかを説明しましょう。

様々なエンジニアの役割

  • 仕様に沿ってコードを書いていた
  • FWの選定をしていた
  • 2、3人の部下のコードレビューもしていた
  • スクラムのやり方にそって、チームを引っ張っていた
  • 要件定義をしている人達と、ベターな仕様についても検討していた
  • テストケースを一緒に考えていた
  • コーディング規約についても検討していた
  • DevOpsの仕組みを考えていた
  • インフラもコードで書いていた

そして、その仕事をするに至った背景や過程を語れることが理想です。
「FWでは、Ruby on Railsを選びました」では、面接官には響きません。
例えば、以下のように「Ruby on Rails」と「Heroku」を選んだ理由を説明しましょう。

過程も説明しよう!

  1. FWには、Ruby on Railsを選びました
  2. なぜならば、社内に多くのRubyエンジニアがいたからです
  3. また、社内にはインフラに強い人がいませんでした
  4. Herokuを使うことで、弊社のRubyエンジニアを活かしながら、インフラに強いエンジニアがいないという弱点をカバーしました

過程も説明しよう!

  1. スクラムを導入してプロジェクトの可視化に取り組みました
  2. なぜならば、依頼者からエンジニアが何をやっているか見えていないせいで、プロジェクトが険悪な雰囲気になっていたからです。
  3. ユーザー側の責任者や、エンジニア側の橋渡し役になって、スクラムの導入を始めました。
  4. スクラムが定着してからは、依頼者からの不満は出なくなりました
  5. そして、円滑にプロジェクトが回るようになりました

どのように新しい会社でも再現できるか共有しよう

「自分が前職でやってきたこと」を面接官に説明した後は、採用先でも活躍できるイメージを面接官にもってもらう必要があります。

先程の例で言えば、「依頼者側とエンジニアの不仲」という問題が、面接先の会社でもあるかもしれません。
そこで、前職の解決方法を説明すれば、面接官は、「この人ならば、社内の問題を解決してくれそう」と思ってくれるはずです。

つまり、「再現性」を面接官に感じ取ってもらえることが大事です。

「前職で活躍したり問題を解決した人ならば、弊社でも活躍してくれそう」と面接官に思われたら、採用されたも同然です。

このやり方は、いくらでも方法があるはずです。
オフショア開発、プロジェクトマネージメント、DevOps、何でもいいのですが、自分が得意な分野を深堀りして、そういったストーリー性のある物語を作りましょう。

すべてを成功ストーリーだけにする必要もありません。
失敗した話と、それをリカバリーした話をすると、より信憑性が増していいかもしれません^^

未来への展望

最後に、これができればベストという話もしておきます。

それは、将来の展望に対する話です。
IT業界は次々と新しい技術が出てきます。
その技術に対する自分の見解と、どのように使うべきかの理由を述べられるようにしておきましょう。

その意見に対して絶対の正解はありません。
例えば、安定したシステムを欲している会社ならば、K8Sの本番運用は躊躇するかもしれませんし、Web系の企業ならばK8Sを積極的に使うかもしれません。
Single Page Applicationを好む会社もあれば、好まない会社もあります。

どちらがいいというよりは、会社のポリシーの問題です。
そして、「あなたが、Single Page Applicationをどう感じているのか?」という話でもあります。

Single Page Applicationに限らず、こういった話はよくあると思うので、自分の意見は述べられるようにしておきましょう。
それが、「技術を理解している」という一つの意味だと、私は考えています。

まとめ

この記事では、面接官に、「あなたが会社で働いている姿」を想像してもらう方法を紹介しました。
経験のある人ならば、必ず、こういった話を作れるはずなので、自分のキャリアを見直してみましょう。

経験の浅い人の場合だと、こういった話をすることは難しいかもしれません。
ただし、それでも、自分なりに話せることはあるはずです。
全部ではないにしろ、一部だけでも、そういうストーリーを作るようにしましょう。

Good luck with your engineer life!

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