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議論好きにも色々あるという話

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「議論が好きな人」にも、色々な種類の人がいるなと思ったので、それを紹介する記事です。
結論から言うと、自分が思い付いた議論には三種類があります。

  1. 家の設計図などを書くための建設的な議論
  2. 「自分の意見」と「相手の意見」を交換して、適切なゴールを導くための議論
  3. 「自分の意見」の良さを説明して、自分の意見が相手に受け入れられる事を待つための議論

順番に説明していきます。

「建設的な議論」とは、目標が定まっていて、それについて議論していきます。
例えば、理想の家を建てるにしても、平屋には平屋のメリット、2階建てには2階建てのメリットなどがあり、各々がそれぞれのメリット・デメリットを説明します。
絶対に最適な答えはないので、大変な議論ではありますが、やり甲斐がある議論です。
社会人になると、このような「建設的な議論」をすることが好まれる気がします。

次に、「適切なゴールを導くための議論」と「自分の意見が相手に受け入れられる事を待つための議論」の両方について、考えてみます。

ある親子の会話を例にとって説明します。

親;最近、成績が落ちているけど、なぜ勉強しないんだ?

子供;友達とうまくいっていなくて。

親;だから、どうしたんだ。それは甘えだろう。勉強は将来の自分のためにやるものだ。シッカリと勉強しなさい。

子供;うん、わかった。

これは親が子供に、自分の意見が受け入れられる事を待っているだけです。
子供の問題は何も解決していません。

次に、もう一つの会話も説明します。

親;最近、成績が落ちているけど、なぜ勉強しないんだ?

子供;友達とうまくいっていなくて。

親;どうして、友達とうまくいってないの?

子供;周りの友達は、ゲームをしているけど、僕はゲームをしていないから。

親;まるほど。〇〇もゲームをしたいの?

子供;うん、ゲームは好きだし、友達とも一緒に遊びたい。

親;そうだよね。でも、勉強が大事なこともわかるよね?

子供;うん、それはわかるよ。

ここから先の解決方法は千差万別です。
周りの子供も勉強熱心な学校に引っ越す、ゲームをする時間と勉強をする時間の両方を確保するなど、いくつかの方法が考えられるでしょう。

大事なことは、双方の考えをお互いが理解しようとしている点です。

若者は、良くも悪くも「自分の意見が相手に受け入れられる事を待つための議論」を好んでやりがちです。
それは、お互いに共感を求めていたり、世の中を良くしたいという強い気持ちの表れかもしれません。

でも、この議論で周りや世の中が変わることは、まず間違いなくありません。
もし変わっているとしたら、それは相手が我慢しているだけで、いずれは人が離れていきます。
議論をよくしている人は、今、自分がしている議論がどういったものなのか、改めてよく考えてみるといいかもしれません。

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