今回はタイトル通り、「私が結婚も悪くないかもと思った理由」について書きます。
私はアラフォーの独身だし、独り身でもいいかなとずっと思っていました。
でも最近、少しだけ「結婚しておけばよかったかな〜」なんて思う時もあります。
この記事では、そう思うに至った思考の流れを説明をしていきたいと思います。
世間一般で言われる結婚すべきな理由
まずは、世間でよく言われる結婚すべき理由を挙げてみます。
- 一人だと寂しいから
- 老後に一人だと寂しいから
- 災害時などに一人だと不安だから
- 人生が退屈だから
- 30代になると、周りに遊んでくれる友達がいなくなるから
- 結婚は人生の保険だから
- 二人の方が生活費を折半して効率的に暮らせるから
- 親を喜ばせるため
- 社会的な信用を得るため
- 子供が欲しいから
これらをカテゴライズしてみると以下のようになります。
寂しい
- 一人だと寂しいから
- 今はよくても、老後に一人だと寂しいから
- 災害時などに一人だと不安だから
時間の使い方に迷う
- 人生が退屈だから
- 30代になると、周りに遊んでくれる友達がいなくなるから
生活保障
- 結婚は人生の保険だから
- 二人の方が生活費を折半して効率的に暮らせるから
周りの人のため
- 親を喜ばせるため
- 社会的な信用を得るため
子孫
- 子供が欲しいから
その理由のどれもが魅力的ではない
上記の一般的な理由は、私にはどれも魅力的ではありませんでした。
寂しさや孤独さには、私は耐性があります。
家族がいなくても、一緒に過ごせる仲間がいれば、それで十分です。
もしくは、ペットを飼うのも寂しさを紛らわせる一つの解決手段かもしれません。
またインターネットのお陰で、寂しさを紛らわせることができるようになったのも大きな要因かもしれません。
私は多趣味なので、時間の使い方を持て余すことはありません。
やりたい事はいくらでもあります。
生活保障については、家族がいない方が支出が少ない分、生活が安定しています。
結婚することは、むしろ私の生活を危うくする行為です。
また、自分に何かあった時のことが心配ならば、保険に入っておけばいいだけの話です。
周りの目は、正直、気にする必要はないと、私は考えています。
私の人生は私だけのものです。
子供については、「たまに欲しいな」と思うこともありますが、「まぁ、仕方ない」ということで諦めています。
私の人生を選択したのは私自身なので、どうこう言うのも何か違う気がしています。
とまぁ、こんなことを考えていたのですが、ある2つの出来事で、少し考え方が変わりました。
結婚も悪くないかもと思った2つの出来事
「そうか、もう君はいないのか」
一つ目の出来事は、城山三郎氏の小説である「そうか、もう君はいないのか」を読んだことです。
「そうか、もう君はいないのか」という小説は、彼が夫婦生活の思い出を書いた本です。
小説のような、時間を夫婦二人で共有できるような関係ができるならば、結婚も悪くないなと思いました。
塩田剛三先生の孫のYouTube
2つ目のの出来事は、塩田剛三先生の孫である塩田将大(しおだまさひろ)さんの動画を観たことです。
塩田剛三先生を知らない人には、わかりづらい話だと思うので、簡単に剛三先生の説明をします。
剛三先生は、合気道の達人と呼ばれていた人で、世界的にも有名な人でした。
かのマイク・タイソンや、ケネディ大統領の弟も剛三先生を訪れているぐらいです。
剛三先生が生きていた頃は、世界中から、若者が養神館合気道を学びに日本に訪れていました。
もっと詳しい話を知りたい人は、この本を読んでみて下さい。
でも、その養神館合気道も剛三が亡くなられたことをキッカケにして、徐々に没落していきます。
武道の界隈ではよくある話なのですが、創始者が亡くなった後は、だいたいその流派は衰退していきます。
後に剛三先生の息子が跡を継ぎましたが、それでも養神館合気道の衰退を止めることはできませんでした。
そして今、剛三先生のお孫さんが、養神館合気道を盛りたてようと頑張っています。
それで、下記の動画を観た時に、私は非常に嬉しくなりました。
動画では、お孫さんである塩田将大さんが、「祖父の神がかった技」をわかりやすく説明しています。
剛三先生の時代は、「身体で学べ」という時代ですから、技をわかりやすく解説してくれることなんてありませんでした。
(剛三先生はこれでも優しく説明しているつもりかもしれませんが。。。)
ですから、弟子や生徒達が技を学ぶことは、非常に苦労したはずです。
でも、塩田将大さんはYouTubeという最先端のツールの中で、わかりやすく祖父の技を世界中に解説してくれています。
おそらく、合気道を学んでいる人達の大いなる力になっていることでしょう。
ここまで読んだところで、「これが結婚と何の関係があるの?」と思っている人もいるかもしれませんが、ここからが本題です。
私が感動したポイントは、塩田剛三先生の遺伝子を受け継いだ塩田将大さんが、祖父の想いも引き継いで合気道を世界中に普及していることです。
「遺伝子と想いを次世代に引き継ぐ」ということは、結婚をすることでしか、なし得うることができません。
そのため、「遺伝子と想いを次世代に引き継ぐ」ことを美しいと感じる人で、自分自身も同じことをしたいと考えている人は、結婚をした方がいいのかもしれないと私は思いました。
私はフリーダイビングというスポーツが好きなのですが、私の子供や孫がフリーダイビングの世界チャンピオンになって、フリーダイビングの素晴らしさを世界に普及してくれたら、それほど嬉しいことはない気がします。
まとめ
私は世間一般でいわれるような結婚のメリットには、何のメリットも感じていません。
でも、「時間を共有できる相手」とならば結婚したいですし、「子孫に想いを引き継ぎたい」という観点からは結婚してみたいなという気持ちになりました。
この記事を読むことで、結婚をしたくないと思っていた人の気持ちが、少しでも変わってくれたら嬉しいです^^
Good luck!
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