プログラミング、フリーダイビング、ブロックチェーンのブログ

プログラミング道場

日本人のお金に関する感覚は江戸時代の武士に由来している

更新日:

記事の内容


日本人のお金に関する感覚は、どこか不思議な所があります。
みんなお金を欲しいと思っていても、声を大にして「お金が欲しい」とは言いません。
そして、「お金が欲しい」と発言している人を拝金主義者とみなして、蔑む傾向にあります。
その傾向は、江戸時代の武士に由来しているのでしょう。
この記事では、江戸時代の武士の金銭感覚について紹介をします。
とはいえ、当時は藩ごとに常識が異なったので、全ての藩が同じだったわけではありません。

武士は、堂々と買い物に行かない

中津藩(今の大分県中津市)では、武士の子は買い物には行かなかったそうです。
でも西郷隆盛は、小さい頃に買い物をしていました。
同じ九州でも、薩摩藩(今の鹿児島県)と中津藩では慣習が違ったようです。

武士の子供は、あまりお金に触らなかった

武士の子供は、お金について知らなかったという逸話は、わりあいと残っているそうです。
会津藩士の話には、具体的にそういった話が残っています。

金銭につきても、きびしき心得ありて、自ら手にすることを許されず。
年に一回盛夏のころ、鎮守諏訪神社の祭礼の日にかぎり銭を使うことを許され、白玉の買い食いもできたりとはいえ、銭の支払いは自ら勘定して渡すを禁ぜらる。
かならず銭入れのまま商人に渡し、彼をして取らしむる習慣なり。
白玉六個入り一箱四文、豆鉄砲、お面など、それぞれ十文ほどなりしと記憶す。

戦前までは、そういう気風が残っていた

そういう話は江戸時代までかと思ったら、意外と昭和初期まで、その気風は残っていたそうです。

まとめ

今でも、少なからず残っている「お金を卑しむ気風」は、江戸時代の武士からきていたようです。
ただ、江戸時代でも少しづつ考え方は変わっていたみたいですし、現代の日本においては、その気風は完全になくなって欲しいです。
私の好きな言葉は「士魂商才」です。
商売上手でありながら、同時に武士の伝統や気構えを持っていたいものです。
お金を稼いでも、お金の奴隷にはならないようにしましょう^^

この記事に興味を持った人は、是非、これらの本を読んでみて下さい^^

風雲児たち 幕末編 (8)

ある明治人の記録

この記事に興味を持った人には、この記事がオススメです

ある明治人の記録のレビュー【書評】

目次1 幕末の世情2 会津の武士はお金の扱いに厳しかった3 薩摩と長州は江戸で放火や殺人をおこなっていた4 7歳の娘までもが自害5 薩長軍は軍人だけでなく一般人にも乱暴した6 会津藩は石高を大幅に減らされた7 武士の意地で犬を食べる話8 大 ...

続きを見る

電子書籍を大きな画面で読みたい人には、外部ディスプレイがオススメです

ディスプレイのオススメ【2024年最新】

目次1 ディスプレイの選び方2 オススメのディスプレイ3 スタンディングデスク4 まとめ ディスプレイの選び方 ①、使い方に合ったサイズを選ぶ まずは、サイズを決めていきましょう。 21型といった場合の「型」はインチ(2.54cm)を意味し ...

続きを見る

-書評, 歴史

Copyright© プログラミング道場 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.