日本人が誤解している東南アジア近現代史のレビュー【書評】

この記事では、「日本人が誤解している東南アジア近現代史」のレビューを書きます。
東南アジアの歴史については、ほとんど知らなかったので、非常に勉強になりました。
別に、この本に書かれていることの全てを信用するわけではありませんが、それでも基礎知識として頭に入れておく分には、非常に素晴らしい本です。

日本について

日本社会は、藩が基礎になっていること。
江戸時代は、徴税権が弱かったため、意外と農民は裕福であり、逆に武士の生活は辛かったようです。

武士はサラリーマンで、農民は自営業みたいな話だったのかもしれません。

東南アジア全体

東南アジアには、歴史ある王朝は、あまりなかったようです。
ボロブドゥールやアンコールワットが歴史の彼方に埋もれていて、西洋人によって発見されたというのは、面白い話ですね。

大東亜戦争について

日本は、大東亜会議にベトナムを呼んでいない。
日本は油田地帯を欲していた。

フランスはドイツに占領されていたので、北部仏印へは簡単に進駐できた。

南部仏印進駐で、アメリカを怒らせてしまった。

大東亜会議の思惑

ベトナムについて

ベトナムは中国が嫌い。

ベトナムは女性が活躍している。

フランス人宣教師の手を借りた時に、植民地にされてしまった。
ベトナムから留学生が来た時代もあったが、日本は断ってしまった。

1945年に、日本軍の影響で、ベトナムに100万人単位の飢饉を引き起こした。
ただ、その後のODAなどの影響もあり、そこまで恨まれてはいない。

フランスは、100年間、ベトナムを支配していた。
太平洋戦争が終わったあと、フランスは再びベトナムを占領しようとした。

ミャンマーについて

ミャンマーには、多くの民族がいて、ロヒャンギは迫害されている。
多くの民族がいるから、それを軍の力で押さえつけている。
スーチーさんは、外国籍。

2021年に、クーデターが起きた背景をなんとなく理解できた気がします。

ミャンマーは、戦争に負けた日本人に優しかった。
この件については、いつか恩返しをしたいですね。

この辺りが、ミャンマーで2021年にクーデターが起きた原因の一つでしょうか？

マラッカ海峡が封鎖されても、ミャンマーがあれば、中国は原油を手に入れられる。

インドについて

インドでは、チャンドラ・ボースが人気。
そして、チャンドラ・ボースを助けた日本は感謝されている。

フィリピンについて

捕虜を歩かせてしまい、結果として1万人を殺してしまった。

戦争に巻き込まれて、100万人ほどのフィリピン人が亡くなってしまった。

昭和天皇が、コラソン・アキノさんに謝罪をした。
コラソン・アキノさんは、「忘れましょう」と述べた。

その時のコラソン・アキノさんは、どういう気持だったのか気になりますね。

フィリピンでも、華僑が力を握っている。

フィリピンは期待外れだった。

マレーシアについて

マレーシアでは、マレー人と華僑の仲が、あまりよくない。
1969年に衝突も起きて、196人が亡くなっている。

シンガポール

日本軍は、大東亜戦争中に、シンガポールで華僑を数千人を殺したとされている。

タイについて

あの有名なアユタヤ遺跡は、1765年に、ミャンマーにあった王国によって滅ぼされた、

1932年に、タイではクーデターが起こって、絶対王政が終わった。

タイには王族の子孫である、黄色シャツと土着民である赤シャツがいる。
その２つの闘争が原因で、軍事クーデターが起こった。

インドネシアについて

インドネシアには、継続した歴史がない。

インドネシアは、日本軍を歓迎した。

大東亜戦争のあと、日本人は、インドネシアの独立のためにオランダと戦った。

1997年に、暴動が起きて、1200人ぐらいの華僑が殺された。
また、多くの女性がレイプされた。

カンボジア

カンボジアの人は、タイを憎んでいる。

朝鮮

朝鮮は事大主義で、強い人達に従う。

朝鮮人は、日本と協力してアメリカと戦った。

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