記事の内容
今、都内ではメチャクチャ、エンジニア不足です。
そのため、年齢、性別に関係なく、スキルさえあれば誰でも高給取りになれます。
そんな時にふと、疑問に思いました。
もし、日本に東南アジアから安い給料で働くエンジニアが来ていたら、どうなっていただろうか?
きっと、エンジニアが貰える給料は安くなったはずです。
この記事では、移民(外国人労働者)が社会に与える影響について考えたいと思います。
ポエムです。
日本を支えていると言われている移民
今、日本社会には、都内は勿論のこと、あらゆる場所に移民がいます。
その数は、2017年の時点で、およそ250万人です。
2018年現在だと、もっと増えていて300万人ぐらいになっているかもしれません。
300万人と言えば、広島県や茨城県より多い人数です。
彼らの多くは、一次産業、介護、コンビニ、サービス業などで働いています。
そして、ニュースや新聞は、「日本社会は移民が支えている。彼らが日本で働かないと日本社会はもたない」と述べています。
でも、それは本当でしょうか?
エンジニア職には移民がこないから幸せ
なぜ、私がそのような疑問を持ったのか?
それは、途上国からの低賃金で働く移民がほとんど入ってこないエンジニア職で働いている若者は、高給を稼いでいるからです。
それは、「人手不足」は必ずしも悪いことではないという事実をあらわにしています。
もし、「人手不足」が必ず不幸なことならば、IT業界で働くエンジニアはかなり不幸になっているはずです。
でも、現実は人手不足になるほど、エンジニアは幸せになっています。
実は2012年頃までは、IT業界も中国や韓国からの移民が来ていたために、給料が下方に引っ張られていました。
そのため、その時の日本人エンジニアは給料が安くて辛い思いをしていました。
ところが、2013年頃から、中国や韓国でもエンジニア不足になります。
そうして、中国人や韓国人の優秀なエンジニアは、安い給料では日本に来なくなりました。
もちろん、それなりに稼ぐエンジニアは、中国や韓国から来ています。
そうして、移民による給料への下方圧力がなくなり、日本で働くエンジニアの給料は上がり始めました。
安い給料で働く外国人エンジニアが日本に来なくなったことは、私にとっては本当に幸せなことでした!
日本に移民がこなくなったら、どうなるんだろう?
他の業界でも、給料が安い移民が来なくなったらどうなるんでしょうか?
いくつかのコンビニは、人を雇えなくなって潰れるかもしれません。
いくつかの飲食店は、人を雇えなくなって潰れるかもしれません。
いくつかの一次産業は、人を雇えなくなって潰れるかもしれません。
でも、それで社会は本当に困るんでしょうか?
飲食店が半分になったところで、十分に豊かな生活はできます。
一次産業が半分になったところで、収穫量はそんなに変わらないかもしれません。
ただ、農地の統廃合が進むだけです。
一応、介護についても軽くふれておきます。
日本人の平均寿命は、人口の規模を考えると圧倒的な世界一です。
介護の手が足りなくなって、平均寿命が下がったとします。
平均寿命が下がることは、そんなに問題でしょうか?
平均寿命に関係なく、老人が幸せを感じられる社会を作ることが、より本質的な話なはずです。
そのために、移民は必要でしょうか?
一方で、移民が来ないと、労働者にとってはメリットがあります。
そうした社会になった時に、会社は日本人労働者を取り合うことになるので、労働者の給料が上がっていくからです。
若い労働者の給料が上がっていけば、社会全体にもっと活気が出てきて、少子化も解消されるかもしれません。
それは、日本社会全体にとって幸せなことです。
私は移民というやり方は、あまり好きではありません。
私は移民で労働不足を解決するというやり方は、あまり好きではありません。
でも、勘違いしないでください。
>外国人が嫌いというわけではありません。
私は外国人の友達も大勢います。
ただ、労働者不足を移民で解決することが嫌いなだけです。
今の時代だけを生きている人達は、それでもいいのかもしれません。
でも、10年後に移民の人達が結婚して子供を産むとします。
10年後に起こるであろう日本人との軋轢は、その時代を生きている人間が引き受けることになります。
300万人もの移民が来れば、選挙権も渡すことになるかもしれません。
それは、より大きな社会問題を生むはずです。
利益を今の世代が享受して、負担は将来世代が引き受けるというやり方は、私は卑怯に感じます。
また、移民は日本の観光業の価値も下げています。
日本に観光に来る外国人は、日本と、日本人に興味を持って観光に来ます。
でも、行く先々にいる人達が移民ばかりでは、きっとガッカリするはずです。
移民はこのように2つの問題を抱えています。
若い世代は、もっとその問題を考えるべきではないでしょうか?
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