記事の内容
人生のあらゆることは、トレードオフです。
何かを選ぶためには、何かを捨てる必要があります。
あらゆる選択は尊重されるべきですが、その選択を誰にも後悔して欲しくないので、この記事を書きました。
キャリア、それとも恋人?
地方で働いている人にありがちな選択は、「キャリアと恋人のどちらを選ぶのか」というものです。
地方では出世やチャンスが限られているので、若者は上京することを望みがちです。
でも、一人が上京を望んだとしても、そのパートナーが上京を望むとは限りません。
遠距離恋愛は、往々にして難しいので、どちらか一つを選ぶ必要があります。
恋人を選ぶにしろ、キャリアを選ぶにしろ、私はどちらが良くてどちらが悪いと言うつもりは毛頭ありません。
それぞれの選択が尊重されるべきです。
どれかを選ばないといけない
- 地元に戻ってパートナーと一緒に人生を歩む
- 上京して、パートナーとは別れる
- 上京して、遠距離でパートナーと続ける
どのような選択をしようとも、決して忘れてはいけないことがあります。
それは、どのような結果になろうとも、それをパートナーのせいにしてはいけないということです。
上京せずにパートナーを選んだとして、仕事で失敗したとしても、それをパートナーのせいにすることは止めましょう。
私は主人公が一流の料理人を目指す「バンビーノ」という漫画が好きなのですが、この漫画では主人公は彼女を置いて上京しました。
数年後にその彼女と再会をするのですが、その後にどうなるかは漫画を読んで下さい。
私自身は彼女と別れて、キャリアを優先させたことがあります。
相手には悪いことをしましたが、その選択を決して後悔はしていません。
上京をしてメガベンチャーで働いて、その後にフィリピンで働いたからこそ、満足ゆくキャリアを積むことができました。
介護、それとも自分の人生?
昨今、日本ではご存知の通り、少子高齢化が進んでいます。
子供の数は少なくなり、老人は80歳、90歳まで生きる人も多くなりました。
そのため、テレビや新聞の中だけでなく、介護問題に悩んでいる人達を周りで見るのも普通の光景になってきました。
その際に問題になってくるのは、「自分の人生を優先させる」か「介護に人生を捧げるのか」ということです。
一昔前ならば、男性は仕事をして、女性は介護と子育てをやっていました。
でも、最近の家族だと、そのように決まった型はないので、話は難しくなっています。
さらに言えば、昔と違ってみんなが結婚をしているわけでもありません。
独身の人が介護をするという選択肢もあります。
そうすると、その人は独身のまま介護をして、介護が終わった頃には40歳、50歳になっています。
それは、自分の人生の半分以上が、介護で終わってしまうことを意味します。
どれかを選ばないといけない
- 独身のまま、実家で介護をする
- 結婚をして、同居して介護をする
- 介護を諦めて、自分のキャリアを優先しながら金銭的な補助をする
誰がどのような選択をしようとも、何も問題はありません。
ただし、親が亡くなった時に、自分がどのような状態になっているかは、常に考えておくべきです。
「親がいなくなり、自分は独身でもいいのか?」「親の年金がなくなったら、自分はどうやってお金を稼ぐのか?」といったことを考えておかないと、後になって後悔するかもしれません。
もし、それが嫌ならば、若い内に何らかの行動をしましょう。
私自身は、介護は半ば諦めていて、必要であれば金銭的な補助をするつもりです。
なぜならば、自分が独身のまま介護に時間を使ったとして、介護が終わった時には私は還暦ぐらいになっています。
その時になって、「人生の恨み言」を誰かに言ったとしても、誰も責任をとってはくれません。
それならば、自由に生きて、自分に余裕がある時に介護をしようと思います。
地元の旧友、それとも新しい付き合い?
地元の旧友を選ぶか、新しい付き合いを選ぶかは、多くの人が迷っているはずです。
私の場合は、基本的には、近くにいる新しい付き合いを選んでいます。
なぜならば、私は海外に住んでいることが多く、国内の地元に戻るにはお金も時間もかかるからです。
もし、私がお金持ちならば、長い休暇のたびに地元に戻って旧友と親交を温めることでしょう。
でも、私の時間とお金は限られているので、今は近場の友人と楽しい時間を過ごすようにしています。
旧友とは20年来の付き合いなので、心地よさもありますし、懐かしさもあります。
でも、やはり昔話になりがちで、新鮮さを感じることは、中々できません。
それもあって、「今の自分に合っている新しい友人」と過ごす時間を優先することが多くなっています。
でも、これは完全にはトレードオフではないので、もっとお金と時間に余裕を作って、幅広く友人と付き合える人生を歩みたいと考えています。
どれかを選ばないといけない
- 旧友と親交を温める
- 新しい友人と親交を温める
- 時間とお金に余裕を作って、両方と親交を温める
まとめ
この記事では、人生にありがちないくつかのトレードオフの例を紹介しました。
自分の人生は、自分のものです。
何を選ぼうとも、他人から何かを言われる筋合いはありません。
仮に何かを言われたとしても、気にする必要はありません!
自分の人生がどのような結果になろうとも、他人は決してあたなの人生の責任をとってはくれません。
今の選択を続けたとして、人生のおおよそのメインイベントが終わる50歳、60歳に自分がなった時のことを想像してみましょう。
その時に、後悔をしないのであれば、それでいいと思います。
「自分の人生を人のせいにせず後悔をしない」というのが、自分の人生を生きるということです。
Good luck!
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