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ホセ・リサールと見果てぬ祖国のレビュー【書評】

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この記事では、「ホセ・リサール」と「見果てぬ祖国」の簡単な紹介をします。



「ホセ・リサール」は漫画で、ホセ・リサールの人生について紹介します。
彼の人生をザックリと知りたい人には、この漫画がオススメです。

ホセ・リサール

ホセ・リサールの中で、気になったいくつかのシーンを紹介します。

家族が無実の罪で投獄された話。

自分の体験を元に、小説を書きます。

この小説の日本語訳が、「見果てぬ祖国」です。

「僕たちの国にいつ良い時期があったって言うんだ」というのは、心に響くセリフです。

フィリピンは独立したものの、結局、再びアメリカによって占領されてしまいます。
ホセ・リサールは、アメリカの危険についても認識はしていたようです。

見果てぬ祖国

当時のフィリピンで発禁処分になった理由が、よくわかる本です。

フィリピンの二重権力についての説明です。

2重権力のせいで、搾取が増え、フィリピン人の生活は増々、苦しくなります。

フィリピン人は、明確に差別されていました。

奴隷のいない所に暴君はいない。

暴力がないと、結局はどうにもならない。
これは残念ながら、歴史が証明していますね。

アメリカがフィリピンを狙っているという話です。
この小説の中では、半分ネタのように書かれていますが、少なからず、そういう風に感じさせる空気があったからこそ、ネタになったのでしょう。

この小説が書かれたのは1887年ですが、1898年には本当にフィリピンはアメリカの植民地にされてしまいます。
わずか11年後の話です。

政府の腐敗の連鎖について、当時から警鐘を鳴らしてします。
だからこそ、リサールは教育こそが大事だと訴えています。
私は、ここの文章が本当に好きです。

植民地支配では、宗主国への畏怖こそだ大事。

 

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