エンジニアの場合、正社員とフリーランスで、どういった仕事の違いがあるんでしょうか?
記事の内容
こういった疑問にお応えします。
正社員には、正社員のメリットがあり、フリーランスには、フリーランスなりのメリットがあります。
この記事では、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
正社員の仕事内容
経験が5年ぐらいある中堅エンジニアの仕事内容を書き出してみます。
- プログラムを書く
- ソースコードレビューをする
- サーバーのメンテナンスや緊急対応
- チームビルディング
- 部下の育成
- フィリピンやベトナムなどのオフショア先とのMTG
- リモートワークで働いている人達とのMTG
- 採用面談
- 部下の評価面談と上司との評価面談
- プロダクトの責任者との話し合い
- 日頃の数値を解析して、プロダクトを良くするための改革案を出す
会社によって異なりますが、リーダークラスの人達で、この中の5個ぐらいやっている人達はザラにいるんじゃないでしょうか?
CTOクラスだと、全てをやっている人もいるはずです。
このようにプログラミング以外の仕事は莫大にありますし、緊急対応があれば土・日も関係ありません。
仕事の種類と責任が大きいのが正社員の仕事とも言えます。
チームビルディングや採用面談は、正社員ならではの仕事と言えます。
仕事の種類と責任が大きいことは、良いことかもしれませんが、人によっては辛いと思います。
フリーランスの仕事内容
次にフリーランスの仕事です。
- プログラムを書く
- ソースコードレビューをする
- 上司にあたる人との相談
プログラミングを書くことがメインの仕事で、他の仕事は、ほとんどありません。
正社員と比べると、仕事の種類が少なすぎるので、やらないことリストを作った方が多そうです。
ただ逆に考えると、マネージメント系の責任ある仕事は、任せて貰えないということです。
もちろん、会社によって差異はあるとは思います。
- サーバーの緊急対応はありません。
- チームビルディングと部下の育成は、リーダーの役割です。
- オフショア先と話すことは、リーダーの役割です。
- リモートワークの人達を管理する責任は、リーダーの役割です。
- 採用という大事なことは、正社員の役割です。
- 評価面談は関係ありません。
- 数字を見てのPDCAを回すのは、正社員の役割です。
給料の比較
次に、都内を想定した給料も比較してみたいと思います。
正社員
年収で500万 - 600万。よくて800万ぐらいです。
フリーランス
月額で60万 - 80万円。できる人だと100万円ぐらいです。
フリーランスの場合は、ここから、年金や保険を払う必要があります。
そのため、単純に比較することはできません。
税制
フリーランスは、税金を引かれる前にお金を使うことができます。
つまり、経費として色々なことにお金を使えます。
家賃の半分、パソコン、外食代、などは経費扱いになります。
これはサラリーマンにはない、非常に大きなメリットです。
年金・保険
年金はサラリーマンの方が手厚いとは言われています。
でも、我々の世代は何歳になったら年金が貰えるんでしょうか?
最近、年金の支給年齢を70歳に上げる話が国会で議論されていました。
今でさえ、70歳なのですから、30年後には80歳になっているかもしれません。
「年金が多く貰える」という意見は、残念ながらメリットでも何でもありません。
保険に関しては、フリーランスの人も加入する必要があります。
サラリーマンと比較して、特にメリットはありません。
海外での就労
もし、あなたが海外で働きたいと思うならば、正社員をオススメします。
海外に長期滞在するには労働VISAが必要なので、会社からのサポートが必要になります。
容易に海外で働きやすいということは、正社員の大きなメリットと言えます。
Good luck for your engineer life!
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