記事の内容
この記事では、インドネシアのバリ島でかつて栄えていたクルンクル王国の王宮跡への行き方を紹介します。
「バリ島物語」を読んだ方は、当時の雰囲気を想像しやすいかもしれません。
インドネシアにあった王朝の簡単な歴史
クルンクル王国は、マジャパイト王国がバリに侵攻した後、バリを治めるために派遣したクパキサンを始祖としてできたゲルゲル王国の直系の国です。
都はスマラプラで、ウブドの周辺です。
9つあるバリ王国の中で、最後までオランダに抵抗したクルンクン王国でしたが、1908年についにオランダ軍に攻められ滅びました。
これにより、オランダの全島支配が完成します。
この記事の写真で紹介するのは、クルンクル王国の王宮跡です。
ちなみに、「バリ島物語」に出てくる王朝はバドゥン王国です。
都はバドゥンで、現在のデンパサルです。
1904年、オランダ国旗を掲げていた中国の船(スリ・クマラ号)がサヌールで座礁し、地元民に物資を略奪されたことにより、オランダがバドゥン王国に賠償を求めたことがキッカケで戦争が勃発しました。
戦争は1906年に始まり、オランダがバドゥンの人々を虐殺して、戦争は終わりました。
詳しい経緯は、この本に書かれています。
当時のインドネシアの雰囲気、王国の雰囲気、オランダのやり口を知りたい人は、是非、読んでみて下さい。
インドネシア人の戦争に対する考え方です。
良くも悪くも、彼らが戦争に負けた理由がよくわかります。
ププタン(集団自決行動)が書かれている描写です。
スマラプラ宮殿への行き方
スマラプラ宮殿には空港から、直接、行くこともできますが、私はウブドに一泊して、そこからバイクで行きました。
ウブドからだど、原付きで1時間ぐらいで行くことができます。
スマラプラ宮殿への入場料は、100円ぐらいです。
スマラプラ宮殿周辺の写真
この建物では、議会が行われていました。
これは裁判所です。
ここには、天国や地獄の拷問が書かれています。
王宮の門です。
博物館にあった大虐殺の絵です。
ププタンと呼ばれる集団自決行動です。
他にも、装飾品や武器などが置いてありました。
ププタン記念碑です。
男性器を意味していて、インドネシアでは神聖な像とされています。
まとめ
この記事では、スマラブラ宮殿や、それにまつわる話を紹介しました。
歴史に興味がある方は、是非、ウブドとスマラブラ宮殿に行ってみて下さい。
Good luck!
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