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これから、どう生きようか迷っている若い人へ【キャリアプランの提案!】

更新日:

将来的に、何をしたらいいのかわかりません。
どうやって、キャリアを築いていけばいいのでしょうか?

記事の内容


この記事は、将来、どうしたらいいのか、なんとなく迷っている、10代、20代の人に向けた記事です。
もう少し噛み砕いて言うと、対象読者は、以下のような人達です。

  • 将来、何をしたらいいのかわからない
  • キャリアアップの方法がわからない
  • やりたい仕事を見つけたい

若者が迷う理由は、道が決まった人だけを見てるから

なぜ、若者は、「やりたいことが見つからない」と必要以上に悩むのでしょうか?
その理由は、テレビなどで、「やりたいことが決まっている成功者っぽい人達」を見てるせいだと思います。
オリンピック選手、高校野球の選手、一部の天才達は10代後半で、才能を開花させています。
そして、それを見た多くの若者は、「私には、彼らのようなやりたいことが見つからない」と必要以上に悩むことになります。

でも、冷静に世間を見渡してみましょう。
世間には、やりたいことが決まっていない若者で溢れています。
若者は、やりたいことが決まっていないことが当たり前ということです。
ですから、安心して今の自分に誇りを持ちましょう。

キャリアのVSOP

「自分にやりたいことがないのは普通」だと理解したところで、「でも、これから、どうしたらいいんだろう?」と迷うはずです。
そこで次に実行すべきは、「キャリアのVSOP」です。
キャリアのVSOPとは、Variety、Specialty、Originality、Personalityの頭文字を取ったものです。
それを簡単に説明すると、以下のようになります。

キャリアのVSOP

  • Variety;20代は、色々なことをしよう
  • Specialty;30代は、専門分野を極めよう
  • Originality;40代は、自分で生み出した何か、自分らしさを出そう
  • Personality;50代は、「あの人なら大丈夫」と言われるようにしよう

これに当てはめて考えると、20代は何でもいいので、自分が好きなことをやれば大丈夫です。
仕事、英語、旅行、ダンス、バイト、音楽、麻雀、料理、プログラミングなど、本当に何でもいいです。
とにかく、多彩な経験を積むことが大事です。
なぜならば、時として、何が天職になるかは、自分自身でもわからないからです。
どうしても、やりたいことが見つからないという人は、「世界を旅してみる」とかでもいいと思います。
日本以外で得た経験は、きっと自分の中に新しい風を吹き込み、そしてバラエティを増やしてくれるはずです。

ただし、一つだけ気を付けるべきことがあります。
それは、自分が一人になっても食べていけるぐらいの、お金に対する努力をするということです。
簡単に言えば、独り立ちです。
具体的な金額で言えば、月に15万円ぐらいは稼ぎましょう。
例えば、「バイトと音楽」「バイトとダンス」「バイトとプログラミング」とかでもいいです。
なぜならば、親に甘えながら好きなことだけをやるというのは、現実世界から逃げているだけで、自分の将来に結びつかないからです。
それだけは避けるようにして、現実世界を生きましょう。
どんな分野でもいいから、現実世界の中で生きていくことが自分の幅を広げ、そして将来に繋がります。

将棋界の天才と言われている藤井聡太七段に勝った今泉健司さんは、なんと41歳になってプロ棋士になったという超遅咲きです。
そんな今泉さんは、プロになるまでは料理や介護の仕事をやっていました。
それについて、今泉さんは、こう語っています。
何が本業の糧になるのかは、わからないものですね!

将棋のプロ編入試験を失敗しても、僕にはまだ介護の職場という帰る場所があるんだと。
そういうふうに、戻れる場所があることが、僕の心のゆとりに繋がりました。

辛くない人生を歩むために給与の決まり方を知っておこう

ここまで読んだ人は、「やりたいことを見つけたいけど、あんまり辛い人生を歩みたくない」と思うかもしれません。
貧乏でもいいから、本当に自分が好きなことだけをやっていきたいという人は、少ないはずです。
好きなことをしたいけど、ある程度のお金も稼ぎたいと思っている人が大半です。
私もそうなので、それは十分にわかります。
それについても、一緒に考えていきましょう。

ところで、給与とは、どうやって決まるんでしょうか?
みんな、高給を取りたいはずですが、その質問に対して明確に答えられる人は、あまりいません。
その人の能力?、その人が稼いだ額の半分?
そうではありません。

給与の基本は、一般的なサラリーマンが、「明日も明後日も働けるだけの生活費」を逆算して決まっています。
例えば、20代男性の給与を考えるために、20代独身男性の特徴を考えてみましょう。
いかにも、お金がかからなそうな生活で、手取りで20万ちょいもあれば、十分です。
だからこそ、20代男性の給与は低く設定されています。

20代男性の特徴

  • 安いアパートで独身
  • ひとり暮らし
  • 毎日、外食
  • 保険も払っていない

次に、40代男性の特徴です。
ローンもあり、家族を養うために、かなりのお金が掛かりそうです。
手取りで、40万ぐらいはないと安心して生活ができません。
だから、40代男性の給与は高く設定されています。
ただし、例え40代男性の給与が高いとしても、40代男性自身の生活費は、大して高くありません。。。

40代男性の特徴

  • 家のローンを払っている
  • 結婚して子供が2人いる
  • 子供の学費を払っている
  • 自分に何かをあった時のために、保険を払っている

スーパーで働くレジ打ちの女性の特徴についても考えてみます。
これならば、年間の給与が100万ぐらいでも十分に生きていけそうです。
それが、スーパーのレジ打ちの時給が低い理由です。

レジ打ちの女性の特徴

  • 一家の大黒柱である旦那がいる
  • 結婚して子供がいる
  • 子供の世話をするために、遅い時間は働けない

日本のあらゆる仕事は、こういった社会通念に基づいて給与が決まっています。
そのため、20代の若者が、「40代のオッサンは、大して仕事をしていないのに多くの給与を貰っている」と文句を言うのは筋違いです。
なせならば、給与は成果に基づいて決まっているわけではないからです。
あくまでも、社会通念に基づいて、「その人と家族が明日も働けるだけの金額」に基づいて給与が決まっています。

少し話は変わりますが、最近の日本社会では貧困がたびたび、話題に上がってきます。
その理由は、社会通念上、給与が安くても生きていけるようなポジションに、30代以上の男性が就職するためです。
例えば、スーパーのレジ打ちで40代の男性が働いても十分な給与を貰うことはできません。
なぜならば、スーパーのレジ打ちの給与は、「専業主婦のオバちゃんや学生」を想定して設定されているからです。
このように、社会の早すぎる変化に、給与制度が追いついていないことが、貧困男性を生み出している一因です。

これらの事実は、今後の自分の将来にも大きく関わってくるので、よく覚えておきましょう。
ちなみに、外資の会社では上記のような給与の決まり方ではなく、成果で決まることもあるようです。
法外に高給な人もいれば、すぐにリストラされる人もいるのは、そのためです。

また、医者、弁護士、看護師のように、その仕事に就くために費用と時間がかかる職業の場合は、そういった手当も考慮されています。
なぜならば、その人がいなくなった時に、同じ仕事をするための人を作るためには時間がかかるからです。
例えば、一人の医者を育てるためには、10年近くかかります。
医者の給与は、その医者を育てるための10年も含まれているということです。
それらも考慮すると、日本の社会での給与は、「社会通念」と「その人の実力」「その人を生み出した時間」という3つの要素で決まっていると言えます。

給与が決まる3つの要素

  • その人の実力
  • その人を作るために必要とされた時間
  • 社会通念

そして、この図に沿って考えると、自分の実力で何とかできる部分は、多くの職業において少ないことがわかります。
例えば、スーパーでのレジ打ちの場合、一般的には主婦がバイトでやる仕事だと想定された上で給与が決まっています。
また、人が辞めたとしても、その人と同じレベルの仕事をする人は、すぐに見つかります。
そのため、少しぐらいバーコードに商品を通すスピードが速かったとしても、大して給与は変わりません。

土台を作る働き方をしよう

さて、今まで話してきたところを、少しまとめてみます。

これまでのまとめ

  • 若い間は、色々なことをやろう
  • 給与は、社会通念(その人が明日も安心して働ける金額)に基づいて決まっている
  • 給与は、その職業に就くための時間も考慮されている

これらを理解した上で、次に自分の土台作りを意識しましょう。
土台とは、素人よりは少し楽にお金を稼げるためのスキルです。
土台になるものは、それこそ何でもありです。
下記に挙げたのは、一例です。

土台が作れるスキルの例

  • プログラミングができる
  • 英語が話せる
  • デザインができる
  • 料理が上手い
  • 楽しく要領よく営業ができる
  • 経理ができる
  • 法律に詳しい

自分にとっては難しくなくても、他人にとっては難しいものがあれば、それが土台です。
その土台を使ってお金を稼ぐようにしましょう。

このように、一旦、土台を作ってしまえば、50万円を稼ぐにしても楽に稼げるようになります。
20代で働いている時は、常にこの土台作りを意識する必要があります。
「この仕事は、どんな土台を作っているんだろう?」と常に自問自答するようにしましょう。

例えば、日給1万円でティッシュ配りのバイトをしていたとします。
毎日、ティッシュ配りをしたとしても、何の土台も作ることはできません。
そのため、1万円を稼ぐためには、毎日、変わらない労力で働き続ける必要があります。

でも、仕事内容がプログラミングだったとします。
その場合だと、最初は日給1万円分の仕事をするのは難しいかもしれません。
でも、次第に少ない労力で、日給1万円分の仕事をすることができるようになってきます。
なぜならば、次第に、自分の中に土台が出来てくるからです。

私の土台はプログラミングでしたが、「営業が得意」という人もいます。
私が営業をしている頃、いつも大口を取ってくる営業マンがいました。
彼にとっての土台は、「トークや営業力」だったのだと思います。

まとめ

長い記事でしたが、最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
最後に、「やりたいこと」の見つけ方をまとめます。

やりたいことの見つけ方

  • 若い間には、自分がやりたと思える様々なことをやろう
  • やりたいことを見つけたら、その仕事をすることで、どんな土台を築けるか考えて仕事をしよう
  • その仕事は、社会通念上、どのようなポジションなのか考えよう
  • その仕事の給与は、どれぐらい実力に左右されるのか考えよう

これだけのことを考えて仕事をすれば、次第に自分の向き不向きがわかってきます。
人より簡単に土台が作れて、その土台を上手く利用してお金を稼げるならば、それがあなたの「天職」だとみなしても差し支えありません。
そして、それが社会通念上、どのようなものなのか確認しておけば、より安心できるはずです。
それから30代で土台を高くして、40代になってから、あなたらしさを加えたオリジナリティを作りましょう。
この記事が、これからのキャリアに悩んでいる若者の参考になれば幸いです。

Good luck!

この記事は、こちらの本の一部を参考にしました。

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