記事の内容
この記事では、PHPの「エスケープ」について説明します。
PHPのバージョンは、7系です。
エスケープとは何か?
エスケープとは、通常の記法では出力できないような文字を出力させる処理のことです。
例えば、PHPにおいて文字列を出力をするためには、文字列を「’」で囲む必要がありますが、その「'」を出力したい場合に、エスケープ処理をする必要があります。
下記のコードは、エラーになるコードです。
エスケープシーケンスとは?
シングルコーテーション以外にも、エスケープを必要とする場合があります。
なぜならば、文字列として入力を行えない特殊な文字があるからです。
例えば、改行です。
改行コードは、「\n」で表します。
このような特殊な記述の仕方をエスケープシーケンスと言います。
エスケープシーケンスとして用意されているものには、次のようなものがあります。
種類 | エスケープシーケンス |
改行 | \n |
左括弧 | \( |
右括弧 | \) |
左角括弧 | \[ |
右角括弧 | \] |
シングルクォーテーション | \' |
ダブルクォーテーション | \" |
円文字 | \¥ |
ドル文字 | \$ |
エスケープする方法
では、実際に解決方法を見ていきます。
ダブルコーテーション、「\」、「addslashes」の3つでエスケープする方法があります。
実例を見ながら、実際にどう動作するのか確認して下さい。
また、ソースコードの一部は、$_POSTのように、外部から来るものもあります。
そういったコードをエスケープする時には、addslashes関数を使えば、エスケープしてくれます。