エンジニアを採用したいのですが、あまり採用できません。
採用面接が悪い可能性もあるのですが、どういった面接方法が良いのでしょうか?
採用面接が悪い可能性もあるのですが、どういった面接方法が良いのでしょうか?
記事の内容
こういった疑問にお応えします。
あまり、採用面接に慣れていない面接官の方もいると思います。
どういった面接がいいのか、考えてみたいと思います。
従来型のよくない採用面接
まずは、従来型の流れを紹介します。
面接官
それでは、過去の経歴についてご説明下さい。
応募者の演説が続く(10分ぐらい)
はい。私の方では、過去にマリオというゲームを作っていました。
面接官の質問と応募者の回答が続く(20分ぐらい)
面接官
わかりました。ありがとうございます。
面接官
Aさんの苦労された点は何ですか?
面接官
Aさんは、どういった仕事をやりたいですか?
面接官
Aさんは、週末に何をされていますか?
面接官
Aさんは、どういった技術に関心を持たれていますか?
面接官のザックリとした会社の説明
面接官
弊社では、次世代のためのゲームを作っています。
スゴイですね。ありがとうございます。
この面接の問題点
- 応募者は、質問に答えてばっかりで疲れてしまう。
- 面接官は、自分達にとっては馴染みのあるサービスをザックリと応募者に紹介してます。でも、応募者にとっては新しい概念なので、よく理解できていません。
- 応募者は、面接した人達と一緒に働く姿を想像できない。
- コミニケーションが一方通行になりがち。
こういう面接をしている会社は多いと思います。
会社側の力関係が強い時代なら、これでもよかったのかもしれません。
でも、エンジニアが売り手市場の時代に、この方法では、競争力の高い良いエンジニアをなかなか採用できません。
なぜならば、応募者は会社やそこで働いている人達を、ほとんど理解していないからです。
では、どういった面接がよいのでしょうか?
応募者とコミニケーションをとる採用面接
面接官
それでは、過去の経歴についてご説明下さい。
応募者の演説が続く(10分ぐらい)
はい。私の方では、過去にマリオというゲームを作っていました。
この時点で面接官が質問をしてもいいのですが、応募者が疲れすぎないように数は限定しておきましょう。
面接官の会社説明
プレゼンを用意しておくといい思います。
ここでは会社のサービス、システム、福利厚生について話しましょう。
面接官
弊社では、次世代のためのゲームを作っています。
面接官
次世代のためのゲームとは、位置情報を利用したものです。
位置情報を使っているゲームなんですね。
面接官
システムは、AWS、Ruby、Dockerなどを使っています。
Dockerを本番運用されているんですか?
面接官
はい、Dockerはすでに本番で動いています。
面接官
働き方はフレキシブルで、コアタイムは11時から16時です。
面接官
弊社では、従業員同士のコミニケーション活発化のためにシャッフルランチを導入しています。
色々な制度があって、働きやすそうですね。
面接官
何か弊社について質問はありますか?
Ruby on Railsのバージョンは何を使っていますか?
面接官
Railsのバージョンは5を使っています。
面接官
Aさんも以前にRailsを使っていたと思うのですが、その時に、Railsのバージョンは何を使っていたんですか?
私は、Railsのバージョンは4を使っていました。
この面接の良い点
- コミニケーションが一方的ではなく、対話形式で進む
- 応募者が会社のシステムを理解できる
- 応募者が会社のサービスを深く理解できる
- 応募者が会社で働く姿を想像できる
コミニケーションを取りながらの採用面接はどうでしょうか?
従来型よりもコミニケーションがとれて、よい結果が生まれやすいはずです。
採用が上手くいっていないという会社は、こういった採用面接を試してみると良さそうです。
Good luck for your engineer life!
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