記事の内容
会社によっては、求人票から読み取れる情報がかなりあります。
それによって、面接時の質問内容が、かなり変わってきます。
この記事を読んで、面接時にする質問のコツを掴んで貰えればと思います。
レガシーな技術を使っている求人
将来のCTO・マネージャー候補、WANTED!
■開発体制
・PDM 1名(+2名増員予定 ※今回の募集)
・エンジニア 5名(+5名増員予定)
■環境
ESXi5(社内)
CentOS 6.6(64bit)~
AmazonLinux
nginx 1.8.x~
PHP 5.6
postfix 2.10.x
MySQL 5.6~
memcached 1.4.4~
■フレームワーク
FuelPHP 1.6,1.7
jQuery 1.9
bootstrap 2.0
■利用サービス
AWS
github
この求人からわかる情報
- 5名も増員するということは、大掛かりなプロジェクトが進んでいる
- ESXiを運用しているので、社内システムを仮想で動かしている
- メールサーバーを社内で立てている
- OSやPHPのバージョンは、新しくはない。
- あんまりイケてなさそうなシステムだけど、正直にそれを伝えてくれている
この求人の疑問
- なぜ、社内の人はCTOにならないの?
- 今どき、メールサーバーを社内で立てた理由は?
- AWSではなく、社内でESXi(仮想)を運用している理由は?
- なんで、FuelPHPを選択したんだろう?
- bootstrapをワザワザ書いている理由は?
- AWSは、どのように利用されているんだろう?
面接で確認したいこと
上記の質問について、面接時に結果だけではなく、それを選ぶにいたった思考回路を必ず確認するようにしましょう。
そこから、社内の文化が見えてきます。
そして、さらに確認すべきことがあります。
それは今後の方向性です。
これからシステムのリプレースをするのか?
「リプレースをするとしたら、どういった方向でするのか?」ということを必ず確認しましょう。
この求人は、リプレースをするのだとしたら、かなり素晴らしい求人になる可能性があります。
なぜならば、古い技術を新しい技術に置き換える作業で、いい経験を積める可能性が高いからです。
モダンな技術を使っている求人
【開発環境】
■サーバー
・言語:php,python
・フレームワーク(ORM);Laravel,serverless,SQLAlchemy,Orator
■フロントエンド
・言語:JavaScript(ES6),scss
・フレームワーク:Vue.js
・開発ツール:webpack,Babel,ESLint,Jest,vue-test-utils,Prettier
■データベース、webサーバ
・PostgreSQL,MySQL,Nginx
■監視
・AWSCloudWatch->Slack通知
■環境構築
・Docker,Vagrant,VirtualBox,Wercker,Chef,Deployer
■その他
・ドキュメント管理;Qiita:Team,Trello,G-Suite
・ソースコード管理:GitHub
・コミュニケーション:Slack
この求人からわかる情報
- フレームワークや、開発環境で新しい技術を取り入れている。
この求人の疑問
- phpとpythonをどう使い分けているのか?
- MySQLとPostgreSQLの2つがある理由は?
面接で確認したいこと/span>
- 採用された時に、実際に作業は何をするのか?
まとめ
この記事では、「レガシーな技術を使っている会社」と「モダンな技術を使っている会社」を見比べてみました。
使っている技術だけで見れば、モダンな会社の方が良さそうです。
社内の雰囲気を考えても、社内でメールサーバーを立てている会社よりは、Slackを使っている会社の方が良さそうに見えます。
しかし、自分のスキルを伸ばすために、どちらの会社がいいのかはわかりません。
レガシーな会社の場合、質問に対する返答次第では、かなりやり甲斐のある仕事ができそうです。
反対に、モダンな会社では、システムがすでに出来上がっているため、大した仕事ができない可能性もあります。
そういったことも考慮した上で、転職をするようにすると、いい転職ができるようになるはずです。
Good luck for your engineer life!
転職を考えている方は、こちらの記事も合わせて読んでみて下さい。
この記事に興味を持った方は、合わせて、こちらの記事も読んでみて下さい。