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東京エイティーズの年齢になってみて(書評)

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今回は書評っぽいポエムです。
15年ぐらい前に「東京エイティーズ」という漫画が流行っていました。
その漫画は、30後半の主人公の男性が大学生時代の思い出を回想しながら、今の自分を見つめていくストーリーです。
当時の私は、大学生として東京エイティーズを読んでいました。
そして、今は東京エイティーズの主人公の年齢になっています。
なんとなしに感慨深いものがあったので、この記事を書くことにしました。

本記事の内容

  • 私が東京エイティーズを好きな理由
  • 自分が30後半になってみて

私が東京エイティーズを好きな理由

私が東京エイティーズを好きな理由は2つあります。
1つ目は、この漫画には20年間ぐらいの時系列があり、その時系列がよくポイントを抑えているからです。
大学生の新歓、バイト、夏休み、くだらないことでも何もかもが楽しかった1年生の時代。
それから、何となしに人間関係も含めて、全てにおいて気の抜けがちな2、3年生。
そして、慌ただしい就職活動の時期。
よくある大学生のパターンをこの漫画もなぞっています。
そういったポイントを恋愛と友情を交えて、テンポよくストーリーは進んでいきます。

この漫画を読んでいると、主人公達の状況に思わず自分の姿を重ねてしまいます。
すれ違いの恋愛。
二股っぽい恋愛。
好きだったのに別れた恋人。
上手くサークルや学校に馴染めない。
ばか騒ぎした飲み会。
辛い就職活動を経て、自分には何もないことに気付く。
就職活動を辞めて自分が信じる道へ進む。
親のコネを使うか迷う。

このようなシチュエーションを見て、「わかる!」と感じる人は私だけではないはずです。
それらの状況を30代の主人公が、今と対比しながら大学生の自分を回想していきます。
「あの頃はよかったな〜」という主人公の想いが、漫画を読んでいるとよく伝わってきます。
そして、15年前にこの漫画を読んでいる時にはあまり理解できていなかったその想いが、今になってみると、私にも本当によくわかります。
「大学生の頃が一番、楽しかった」とは言いませんが、あの時代はやはり特別だった気がします。
私の場合はダラダラと勉強をして、酒を飲み、タバコを吸って、無駄にだべって、いつも麻雀をしていました。
仲間と一緒になって、無駄に時間を使ってよい最後の時間が、大学生な気がしています。
もちろん、学生の頃からシッカリと勉強をする分には一向に構いません。
でも、社会人になってからは、なかなか味わえない時間が大学にはあります。
ただし、そういった美しく見える過去に囚われていることには意味がないということも漫画は教えてくれます。

この漫画が好きなもう一つの理由は、人間関係の儚さを描いているからです。
1年生の頃はよく遊んでいたものの、それからはしばらく疎遠になります。
1年生の頃は仲良く遊び、2、3年生の頃はそれぞれの道を過ごし、そして就職活動の時に再び情報交換をするようになります。
そして、就職をしてからは会わなくなります。
20年後に友人の事故死の報を聞くまでは。。。

お互いがお互いを嫌いになったわけではありません。
でも、みんなが自分の道を歩み始めた段階で、少しづつ会う機会が減っていきます。
それは、さながら飛行機での旅のようなものです。
成田から、フィリピン、韓国、ベトナムなどに各々が飛び立ち、たまにハブであるシンガポールで出会います。
大学1年生が成田空港で、就職の時期がシンガポールというイメージです。
そして就職してからは世界に散っていき、あまり会うこともなくなっていきます。
現実がそこまでドライかは別にしても、そういった関係が多いのも事実です。
私の場合も、友人達に家族と子供ができてからは、めっきり会う回数は減りました。
その辺りのストーリーにも私は共感をしました。

自分が30後半になってみて

今の私は大学生時代を回想している主人公と同じような年齢です。
少し前までは回想されている大学生だったはずだったのに、今は回想している年齢です。
ホントに、この20年弱はあっという間でした。
エンジニアがまだ一般的でなかった頃に、第2新卒からエンジニアになって、会社の倒産、リーマンショック、3.11、コンプガチャショック、その他にも色々なことを経験してきました。
一人前になることを目指して必死に仕事をして、気付けばこの年齢になっていたという事実が、シンプルに私の20年弱を表しています。
「結婚をしておけばよかったかな?」と多少は後悔する気持ちもありますが、致し方なしというのが正直なところです。

漫画の主人公は、30後半で仕事や離婚問題で悩んでいます。
どういった方向に進んだとしても、悩むのが人生なのかもしれません。
最後に主人公は、将来に向けた第二の人生を歩むべく、歩を進めていきます。
私もこれから先、何年、生きるかはわかりませんが、第二の人生をより良いものにしていきたいと思います。

自分の青春時代と今の生き方を振り返りたい方には、お勧めの漫画です。

-ポエム, 書評

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