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日本社会に時折、現れる幻想には気をつけよう

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この記事では、過去に日本に存在した幻想と、その幻想を信じ込む危険性について説明したいと思います。

本記事の内容

  • 日本は戦争に負けない(崩壊)
  • 持ち家(半壊)
  • 終身雇用(半壊)
  • 年金(半壊)
  • 国の借金はいくらしても大丈夫(これから崩壊?)
  • 大学(これから崩壊?)
  • まとめ

日本は戦争に負けない(崩壊)

戦前、大東亜戦争(太平洋戦争)で日本が負けるまでは、日本人の多くは「日本は神国なので決して戦争に負けない」と信じていました。
それもそのはずで、1894年から1945年までのおよそ50年間、日本は対外戦争で一度も負けたことがありませんでした。
当時の50年間と言えば、人間の生涯がほとんど入る期間です。
そのため、戦争に勝った経験しかしていない世代は、「日本は戦争に負けない」という幻想を信じていました。

そうして、その幻想を信じていた結果は、誰もが知っている悲惨な敗戦です。
下記の日本人を表す象徴的な文章に興味がある方は、是非、「空気の研究」という本を読んでみて下さい。

日本人が物事を決めるとき、もっとも重要なのは「空気」である。

持ち家(半壊)

高度経済成長の時代には、「持ち家を購入した方がいい」という話がありました。
なぜならば、「土地の価格は決して下がらない」という幻想があったからです。
1990年頃までは、不動産や土地の価格はドンドンと騰っていきました。
そのため、団塊の世代にとっては、土地や家を買うことは当たり前のことでした。
家を購入して、30年ローンを払っていれば、30年後には、買った時以上の値段で家を売ることができたわけですから、みんなが家を買うのは当然です。

でも、最近では、「持ち家を購入した方がいい」という話も幻想だったことに、多くの人が気付き始めています。
30年という長い間には、会社が倒産することもあれば、大黒柱が健康を害したりリストラされることもあります。
最近のニュースだと、残業が規制されたので、残業代をあてにしていた人達がローンを払えなくなったという話もありました。
予想外のことが起これば、当然のことながら、持ち家を手放さなければいけません。

今でも、持ち家を推奨する話はありますが、幻想に対する疑いの目を決して忘れないでおきましょう。

終身雇用(半壊)

令和になってから、トヨタの社長が、「終身雇用は難しい」と発言して話題になりました。
なぜ、その発言が話題になったのかと言えば、戦後から平成の終わりにかけて、「大手の企業に入れたら一生安泰」という「終身雇用の幻想」があったからです。
今の若い世代だと終身雇用を信じている人は少なかったかもしれませんが、40代ぐらいの人達の中には終身雇用を信じている人達も多くいました。

でも、終身雇用はいまや崩壊寸前です。
既に日本の大手企業は、業績が悪くないにも関わらず、45歳以上の社員のリストラを始めています。
盲目的に、「終身雇用」を信じている人達は、痛い目に会うかもしれません。

年金(半壊)

つい最近、財務省が、「予定通りには年金の支給ができないから、国民は自助努力をして下さい」といった趣旨の声明を出しました。
2004年頃に、政治家が「年金は100年は安心」と言っていた頃に比べると、隔世の感があります。
普通に考えれば、年金は国が運営しているネズミ講のようなものなので、若い世代の人口が減れば年金水準を維持できなくなるのは当然のことです。
それでも、「年金は大丈夫」と多くの人が幻想を信じ続けていました。

でも、今では多くの人が、年金は幻想だったと気付き始めています。
これからも、年金の支給額は減り続け、支給開始年齢は70歳、いずれは80歳ぐらいになることでしょう。

国の借金はいくらしても大丈夫(これから崩壊?)

今、日本の借金は1,000兆以上あります。
それにも関わらず、多くの人は「政府はいくら借金をしても大丈夫」と発言しています。
私は、これも幻想の一つだと考えています。
なぜならば、もし、それが本当ならば、国民から税金を取ることを止めて、全ての国家予算を国債(借金)で賄えばいいからです。
でも、そんなことは現実には起こりません。

そのため、「いくら借金をしても大丈夫」という幻想もいずれは崩れて、その負担は国民にのしかかってくることでしょう。
現時点では、それがどういう負担になるのかは想像もつきませんが、それ相応の負担と見て間違いありません。

大学(これから崩壊?)

最近のニュースで、奨学金という借金を400万円も背負って大学を卒業したものの、生活がにっちもさっちもいかない人の話が話題になっていました。
下記のような生活が辛くて、風俗やAV業界で働く女性もいるそうです。

卒業と同時にのしかかる400万円という金額と、17万円ほどの初任給を前に、正規雇用であったとしても返済に不安を覚えたからだという。

私がまず思ったことは、この人は大学に400万円を払ってまで行く必要があったのだろうか?ということです。
初任給の17万は、高卒の人でも得られる金額です。
この人が大学に行った理由は、「大学を卒業すれば、いい仕事を得られる」という幻想を信じたからだと思います。
でも、その幻想は、現実とはかけ離れていたのでしょう。

大学の幻想も、高度経済成長の時代から長らく信じられてきましたし、それが機能している時代もありました。
でも、よくよく考えれば、「大学の卒業」そのものに意味がないことは明白です。
本来、「大学を卒業すること」に意味はなく、「大学で学ぶ内容」に意味があります。
さらに言えば、大学で学んだことを活かしてこそ、大学に行く価値があります。
そういった現実を無視して、幻想だけを信じた結果が、記事に出てきた人に降り掛かってきた災厄なのでしょう。

一応、簡単ではありますが、高卒で働き始めた場合と大卒のお金の計算もしておきます。
高卒で働き始めた場合は、年収が216万程度あり、4年間で864万円も稼げます。
一方で、大学に通った場合は、-400万からのスタートです。
差し引きで、1,264万円もの差があることになります。
1,264万円の差を埋めるのにかかる年数は何年でしょうか?
10年かかるかもしれませんし、20年かかるかもしれません。
それを考慮した上で、大学に通うべきかを考えるべきです。

大学は、ある人にとっては確かに有益ですが、大学に行く意味がない人達もいることは残念ながら事実です。
自分がどちらに属しているのか、よく考えてみるべきでしょう。
少し話はズレますが、職人の世界では高卒後に働き始めることは普通のことです。
私は「江戸前の旬」という、主人公が高校を卒業後に寿司職人を目指す漫画が好きなのですが、そういった人生も普通に尊敬しますし、素晴らしいと思います。

まとめ

この記事では、過去から現在にわたる様々な幻想について書きました。
幻想とは恐ろしいもので、その時代に生きている人にとっては、それがあたかも絶対の真実のように映ります。
そして、集団催眠から覚めた時には、人生を台無しにするほどの大きなダメージを受けることもあります。
何が幻想で何が事実かは、未来になってみないとわかりませんが、自分の頭でよく考えて判断をしましょう。

Good luck!

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