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既に始まっているSierの没落

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富士通のニュースを見て、いよいよSierの没落が始まったなと思いました。
これに関する考察を書きます。

富士通は26日、2020年度までにグループ全体で5000人規模の配置転換を行うと発表した。
対象となるのは総務や経理などの間接部門で、研修を通じて営業職やシステムエンジニアとして育成する。
ITサービスなどの成長分野を強化する狙いがある。
富士通はグループ全体で間接部門に約2万人の従業員がいる。


本記事の内容

  • このニュースのいくつかの危険なポイント
  • 10年前の富士通とデータを比較
  • その間にAmazonは、どのように成長していたのか
  • これからの富士通

このニュースのいくつかの危険なポイント

このニュースを見て、ヤバイなと思ったポイントがいくつかあります。

  • 富士通の従業員は14万人なのに、間接部門に2万人もの人がいる。
    およそ15%、14人に2人は間接部門の社員です。
    効率化を目指すIT企業のわりには、ずいぶんと効率の悪い仕事をしているように見えます。
  • 配置転換をして、ITサービスなどの成長分野を強化することができると思っている。
    建前上、そう述べているだけかもしれませんが、本気だとしたら頭が悪いとしか言えません。
    配置転換したぐらいで、IT部門を強化できるならば、誰も苦労しません。
  • 5000人、間接部門の全従業員の25%にあたる人を配置転換する。
    そもそも、何でこんなに余剰な人員がいたのか、よくわかりません。

10年前の富士通とデータを比較

富士通の従業員数のピークは2009年で、およそ17万人がいました。

2009年 2019年(予測)
売上げ 4兆6000億円 3兆9000億円
営業利益 950億円 1400億円
従業員数 17万人 14万人

売上げは落ちていますが、営業利益は上がっています。
そして、従業員数は3万人も減っています。
従業員の一人辺りの年収が500万円だとすると、500万×300万で、1800億円です。
売上げが7000億円も落ちているのに、営業利益が上がっているのは、従業員が3万人も減ったせいかもしれません。

その間にAmazonは、どのように成長していたのか

次にAmazonのデータを10年前と比較してみましょう。

2009年 2019年(予測)
売上げ 2兆5000億円 22兆円
営業利益 1000億円 8000億円
従業員数 2万4000人 56万人

売上げは9倍ほどになり、営業利益も8倍になっています。
従業員は20倍以上になっています。
ここ10年はIT業界の躍進の時代でしたが、それを体現しているのがAmazonと言えます。

これからの富士通

およそ10年前だと、富士通は売上げにおいてAmazonに勝っていました。
ところが、今では逆転されて、途方もない差がついています。
IT業界がこれだけ成長している時代に、売上げが落ちている富士通は、かなりの末期症状だと言えます。
今後も売上げが落ちていくことが予想されますが、富士通がやれることは、せいぜいソフトなリストラぐらいでしょう。
富士通で働いている人は、かなりの危機感を持った方がよさそうです。
その他のSierで働いている方も同様かもしれません。

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