実際には何をする仕事なんでしょうか?
記事の内容
日本の会社には、仕事を中国、ベトナム、フィリピンといった海外に開発を依頼するところもあります。
その際に、「日本の会社」と「海外の会社」の間の架け橋になるのがブリッジSEです。
この記事では、ブリッジエンジニアの概要について説明します。
また、ここではベトナム人という名称を使っていますが、そこはフィリピン人や中国人に置き換えてもらっても構いません。
ブリッジSEの仕事内容
ブリッジSEの仕事内容は、日本で行う上流工程で決まった仕様をベトナム人に伝えて開発することです。
日本語で、上流工程である基本設計を行いますが、当然のことながら、そのままではベトナム人には理解できません。
それを翻訳して伝える必要があります。
また、文化の違いもあるので、ベトナム人は行間を汲み取ることができません。
それらも含めて、ベトナム人に伝えなければいけません。
さらに、上流工程で作られた設計書が完璧ならばいいのですが、そんなはずもありません。
ベトナム人から、仕様に関する質問が出てくるので、それを日本人に伝えるのもブリッジSEの仕事です。
その他の重要な仕事はスケジュール管理です。
ベトナム人のような途上国の人は、日本人に比べて、あまり働きません。
そのため、ベトナム人のモチベーションやスケジュールを管理する必要があります。
仕事内容をまとめると、このようになります。
ブリッジSEの仕事内容
- 日本人からベトナム人への依頼を伝える
- ベトナム人から日本人への質問を伝える
- 現場のモチベーションやスケジュールを管理する
ブリッジSEのメリットとデメリット
次にブリッジSEのメリットとデメリットを説明します。
ブリッジSEのメリット
- 海外で働くことができます。
- 英語などの語学が上達する機会に恵まれます。
- 管理業務が身につきます。
- 異文化に対応する能力が身につきます。
デメリット
- 日本とベトナムの休日がズレているので、どちらの休みの日も気持ちが休まりません。
- コードを書く機会が少ないので、エンジニアとしての能力が上がりません。ただし、残業をしながら自分もコードを書けば、その限りではありません。
- 情報のハブになるので、ブリッジSEがいないとプロジェクトが動かなくなりがちです。そのため、業務量が多くなりがちです。
- ベトナムの現場が育ってきたら、ブリッジエンジニアはお払い箱になりがちです。なぜならば、会社にとってはブリッジエンジニアに払う給料がもったいないからです。でも給料が安い場合は、この限りではありません。
ブリッジSEはあまりオススメしません
メリットとデメリットを見比べてみて、どう感じましたか?
私はみなさんが、ブリッジSEになることはオススメしません。
なぜならば、感覚的ではありますが、責任と業務量が多いわりに、あまり報われる仕事ではないからです。
ブリッジSEの仕事ぶりは、残念ながら日本の会社からは、なかなか見えません。
そのため、待遇面でも報われづらいという状況になりがちです。
また、エンジニアのコアバリューである技術力は、残念ながらあまり身につきません。
それでも、ブリッジSEとして働いてみたいという人がいれば、年数を限って働きましょう。
異文化環境で働くこと自体は素晴らしいことなので、きっとあなたのキャリアの糧になるはずです。
Good luck with your engineer life!
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