本記事の内容
- 皮膚が擦り剥けた
- 頭痛がする
- 胸の筋肉を痛める
- 鼻の奥から鼻出血
- 気管から出血
- 肺から出血
- まとめ
皮膚が擦り剥けた
状況や原因
初心者の頃、頭を上にしながら、足でロープを挟んで潜っている時のことです。
その時に、スーツを着ていなかった部分とロープが擦れて、皮膚の皮が剥けました。
対応方法
足だけでなく、皮膚を水に晒しているとケガをする可能性が高まります。
ダイビング用のソックスや手袋をすれば、こういったケガを防ぐことができます。
頭痛がする
状況や原因
その日は、10mぐらい潜ったところで頭痛がしました。
それでも、気のせいかと思って潜り続けていたら、頭痛が悪化しました。
対応方法
体調が悪いと感じた時は、すぐに潜ることを止めましょう。
胸の筋肉を痛める
状況や原因
30mぐらい潜ったところで、上に上がる時に腕を伸ばしてロープを力強く引っ張りました。
その時に胸の筋肉を痛めました。
対応方法
これを防ぐためには、日頃からの十分な運動が大事になってきます。
以下の運動をするようにしましょう。
- Empty lung stretch(空気を限界まで吐いた状態のでのストレッチ)
- Full lung stretch(空気を限界まで吸った状態のでのストレッチ)
- 通常のヨガ
万一、胸の筋肉を痛めた後でも、上記のトレーニングをしていれば、次第に治ってきます。
ただし、Empty lung stretchは、やり方にコツがいるので、インストラクターと一緒にやるようにしましょう。
鼻の奥から鼻出血
状況や原因
35mぐらい潜ったところで、強く耳抜きをしました。
耳抜きは成功しましたが、水面に潜った後にツバを吐いたら、ツバに血が混じっていました。
鼻の奥からの鼻出血は、鼻うがいをした時に血がついているので、それで区別をすることができます。
対応方法
30m以上の深いダイビングをする時は、強い耳抜きはしないようにしましょう。
もう少し言うと、私はフレンツェル法のHロックは、行わないようにしています。
ただし、これは人によると思います。
気管から出血
状況や原因
マウスフィルで口に空気を溜める時に、首を背中の方に曲げると思います。
この時に、気管を伸ばしすぎると、出血することがあります。
対応方法
これを防ぐためには、日頃からの十分な運動が大事になってきます。
以下の運動をするようにしましょう。
- Empty lung stretch(空気を限界まで吐いた状態のでのストレッチ)
- Full lung stretch(空気を限界まで吸った状態のでのストレッチ)
- 通常のヨガ
肺から出血
状況や原因
2、3週間ぐらい潜りもせず、十分に運動をしていませんでした。
それで、久しぶりに潜った時に、30mまで潜ったら、口から血が出てきました。
肺から出血している場合は、出血量が多いので、わかりやすいと思います。
対応方法
久しぶりに潜る時は、20m、25mぐらいまでに留めて、いきなり深いところには潜らないようにしましょう。
また、日頃からの十分な運動も大事です。
日頃から以下の運動をするようにしましょう。
- Empty lung stretch(空気を限界まで吐いた状態のでのストレッチ)
- Full lung stretch(空気を限界まで吸った状態のでのストレッチ)
- 通常のヨガ
肺からの出血は、こじらせると長引くことになります。
早めに病院に行ってレントゲンを撮り、抗生物質を貰うようにしましょう。
まとめ
この記事では、私がケガをした状況について説明しました。
この記事が、多くのフリーダイバーの助けになることを祈っています。
Good luck!
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フレンツェル法やマウスフィル方についても、説明が書かれています。
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岡本さんは、90m以上は潜れる世界的なダイバーで、篠宮さんは100mダイバーです。
木下さんは、CNFで72mの世界記録を持っている女性です。
2019/7/15日に、彼女が亡くなってしまったのは、本当に残念です。
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