記事の内容
「何人も採用したけど、思ったように人が動いてくれない」と思った経験はありませんか?
そんな時に考えてみるべきなのが、心理的安全性です。
心理的安全性とは、Googleが改めて提唱したことで有名になった概念で、チームの生産性を高めるための概念です。
この記事では、具体的な例も踏まえて、どのように心理的安全性を上げていくかを考えていきたいと思います。
心理的安全性とは何か?
心理的安全性とは、 上司や同僚の反応に怯えたり羞恥心を感じることなく、自然体の自分をさらけ出すことのできる環境や雰囲気のことを指します。
簡単に言えば、以下のような職場の雰囲気ということです。
- 社員が、リラックスして仕事をすることができる
- 社員が、気兼ねなく質問をすることができる
- 社員同士が、よくコミニケーションを取る
- 社員同士が、シッカリと協力して仕事を行う
これらが行われることで、チームとしての生産性が高まることは、言うまでもありません。
心理的安全性が低い組織
では、心理的安全性が低い組織と高い組織を比べてみましょう。
まずは、低い組織の特徴です。
- 社員が質問をすることができないので、仕事の生産性が上がらない
- 仕事の生産性が上がらないので、みんながイライラする
- みんながイライラして他人のせいにしだし、同僚の関係が悪化する
- 社員が辞める
- さらに生産性が落ちる
それを図にすると以下のようになり、再現なく負のループが続きます。
心理的安全性が高い組織
次に、心理的安全性が高い組織の特徴です。
- コミニケーションがよく取れている
- 質問をするさいに、誰もが羞恥心を感じる必要がない
- 誰にでも質問をすることができる
- チームとしての生産性が上がる
- 問題点をチームとしての問題として捉えることができる
- みんながリラックスして仕事をすることができる
- 社員が長く働いてくれる
それを図にすると以下のようになり、再現なく素晴らしいループが続きます。
心理的安全性が低い組織を避けるために
2つの組織を見比べてみた時、誰もが入社したいのは、心理的安全性が高い組織です。
ただ、心理的安全性が高い組織を見極めるのは、なかなか難しいものです。
その代わりに、危険を避けるために、心理的安全性が低い組織の特徴をお伝えします。
面接で組織の概要を聞いて、このような組織であれば、十分に気を付けましょう。
- 正社員の比率が低い
- 女性社員の比率が低い
- 理由もなく、正社員の外国人比率が高い
- フリーランスが多い
- 社員の離職率が高い(ただし、これは隠されているかも?)
- 社内にドキュメント(ナレッジデータベース)が少ない
どうすれば、心理的安全性が高い組織を作ることができるのか?
心理的安全性が高い組織を作るための方法も書いておきます。
人が相手なので絶対ではありませんが、これらを実行していくことで、少なからず心理的安全性が高まるはずです。
- 正社員の比率を増やす
- 社員がみんなでランチに行けるように、ランチ会の費用を会社が出す
- 命令系統と責任の所在をハッキリとさせる
- 納期やノルマで社員を締め付けない
- 無駄なイザコザを減らすために、ルール作りをしておく
- 共有知を作成しておいて、何度も同じことを社員に教えないで済むようにしておく
- みんなが意見を言いやすい土壌を作って、問題を解決していく
- 「これは知っていて当たり前」みたいな発言をしない
まとめ
この記事では、心理的安全性について説明しました。
昨今、ブラック企業が話題になっていますが、ブラック企業とは心理的安全性が低い組織だと言うこともできます。
それらを避けるために、面接前にはこの記事をよく読んで下さい(笑)
また、既にブラックな企業にいる人は、上に書いた施策を試してみれば、少しは組織がよくなるかもしれません。
Good luck!
心理的安全性について、より詳しく知りたい人は、これらの本を読んでみて下さい。
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