この記事では、One Breath: Freediving, Death, and the Quest to Shatter Human Limitsについて紹介します。
英語版しかないので、私はGoogle Lensの翻訳を使いながら読みました。
医学的な用語も含まれているので、難しい英語ですが、水深40m以上を目指すフリーダイバーには、是非、読んで欲しいので、この本を紹介します。
概要
Nickというフリーダイバーが、競技中に亡くなったことについて書かれています。
怪我しているにも関わらずノーフィンで72mに挑戦して、そして途中で耳抜きに失敗したのに潜り続けて、浮上後に亡くなったそうです。
また、Nickがどういう人生を歩んできて、どういう性格であったかも書かれています。
正直、幼少の頃や恋愛の話は、私には関心がなかったので、その部分は読み流しました。
身体の話
ブロッドシフトの話や、脾臓の動きについて解説しています。
リバース・ブロックの話。
リスクの話
見かけ上は死を受け入れなければならない。
あとは、ナタリア・モルチャノフが、どのように亡くなったかについても説明があります。
おそらくは、水面でブラックアウトしたみたいです。
例えトップフリーダイバーであっても、フリーダイビング中のちょっとしたミスで亡くなります。
もし、ニックが自分の身体の声を聞いていて、競技に参加しなければ、ニックは生きていただろう。
アレクセイも事故って、呼吸ができなくなり、死にかけた話
魚突きでは、毎年、100人ぐらいが亡くなっています。
90%のブラックアウトは、水面で起きています。
魚付きをしている人は、一人で潜っている時に亡くなっています。
ブルーホールは危険らしいので、気を付けましょう。
フリーダイビングの心構え
フリーダイビングとは、深く潜ることでも、痛みを我慢することでもありません。
水中で、あなたが純粋に生を感じる瞬間を見つけるためです。
楽しんでフリーダイビングをしましょう。
決して、プッシュするべきではありません。
人生は、フリーダイビングのためにあるわけではありません。
あなたは強いと思っているかもしれませんが、そんなことはありません。
フリーダイビングは自分を見つけるためのスポーツです。
陸上では私達は様々なことを考えてしまいます。
でも、水中では思考をリセットすることができます。
フリーダイビングでは、弱さがメリットになることもあれば、強さがデメリットになることもあります。
肺の容量が大きい人は、潜りづらいです。
毎年、少しづつ、深い所へと潜っていくべきです。
トレーニングに時間をかけましょう。
若い人はすぐに深い所に行こうとしますが、それはよくありません。
多くの人達が、血を吐いています。
ニックの事情
ニックはフリーダイビングの大会に参加するために、400万円ぐらいの貯金を一年間に使ったそうです。
そのため、次回以降のスポンサーを見つけるために、無理をしたのだと思います。
まとめ
正直な所、この本を読むまでは、フリーダイビングを甘くみていました。
私が知っているだけでも、3人のフリーダイバーが亡くなっています。
そして、この記事にあるように、何人ものフリーダイバーが血を吐いたり、ブラックアウトをしています。
実は最近、私もちょっとしたミスをして、大怪我をしました。
今後、フリーダイビングを再開できるかどうかは、わかりません。(2023年現在)
もし、事故に遭う前にこの本を読んでいたら、もしかしたら事故を避けられていたかもしれません。
ですから、これからフリーダイビングを始める人は、是非、この本を読んでみて下さい。
みなさん、フリーダイビングには十分、気を付けましょう。