特にクリエイティブな職種に関心があります。
記事の内容
IT業界が、女性にとって特別、働きやすいとは思いません。
本当に働きやすいならば、看護師のようにもっと女性が殺到してもいいはずです。
ただし、IT業界が働きやすいと言う女性は多くいますし、IT業界には女性にとってメリットがある職種もあります。
この記事では、それらについて説明していきたいと思います。
目次
IT業界で働く女性は増えています
IT人材白書によると、IT企業で働く女性の割合は、2015年から増加傾向にあります。
下記の図は、社員に対する女性の割合です。
「10%以上 - 20%以下」「20%以上 - 30%以下」の二つが増えていることがわかります。
これらの微増を考えると、「IT業界は悪くないかも?」と考えている女性が増えているのかもしれません。
また、経済産業省の資料によれば、IT人材の4分の1は女性です。
IT人材が不足している状況では、より一層の活躍が期待されています。
IT業界にある2つの大きな業界(WebとSier)
IT業界には大別してWeb業界とSier業界があります。
IT業界が女性にとって働きやすいかどうかを、その二つの軸に沿って考えていきます。
業界の違いは、大まかには以下のようになります。
- Web業界は、自分達でサービスを作っている業界
クックパッド、DeNA、Yahoo、Lineなど - Sier業界は、IT以外の業界で、ITが使われる仕事を手伝っている業界
例えば、富士通のようなSier企業が、銀行のATMシステムを作ったりしています
もう少しIT業界の詳細を知りたい方は、「IT業界を分類して職種を紹介します」を読んでみて下さい。
Sier業界かWeb業界で働くかによって、女性の働き方は大きく変わります。
Sier業界で女性が働く場合
ここで説明するのは、あくまでも女性に関係したIT業界の特徴です。
業界自体の特徴は、ここでは説明しません。
メリット
- 同僚の年齢層は高くて、男性比率も高いのでチヤホヤされやすい
- 育休や産休の制度が整っている
- 年功序列で給料が上がっていきやすい
デメリット
- 同僚の年齢層が高いので、男性の癒やし係としても扱われる
- 可愛がってもらえるけど、あまり熱心には教育をしてくれない可能性がある
Web業界で女性が働く場合
メリット
- 同僚の年齢層が若いので、楽しく仕事ができる
- 実力主義なので、成果を出せば女性でも昇進・昇給ができます
- 男性の癒やし係という感じの仕事は、ほとんどありません。少なくとも、私は見たことがありません
- 労働環境が緩いところが多いです
勤務中にお菓子を食べても問題なかったりします(笑) - 理由によっては、週一のリモートワークが認められている会社などもあります
デメリット
- 企業規模によりますが、仕事が忙しいので、プライベートな時間が取りづらい
- 実力主義なので、成果を出せなければ干されます
- 育休や産休の制度は、あまり整っていません
女性が多くいるクリエイティブな職種
IT業界で、女性が就く主なクリエイティブな職種を紹介します。
女性に人気な職種
UI/UXデザイナー
主な仕事はAdobe製品をつかって、デザインをおこして、それをHTMLやCSSに変換する仕事です。
iOSやAndroidアプリのUI/UXを設計する人達もいます。
女性のクリエイティブ職の8割方は、この仕事についているように見えます。
女性の感性と合っているのかもしれません。
また、この仕事はリモートワークとも相性がいいので、フリーランスになりやすいという特徴もあります。
育児をしながら働きたいという方には、ピッタリの仕事です。
Webディレクター
デザイナーのリーダー役で、デザインを見つつ、ビジネス側との話し合いをする人達です。
若い時にUI/UXデザイナーだった人が、20代後半ぐらいになって、ディレクターになるパターンが多いです。
女性にあまり人気がない職種
プログラマ
プログラミングをして、コードを書く人達です。
男性が多い職種なので、男性との熾烈な競争になることは避けられません。
そのせいかはわかりませんが、女性のプログラマーはあまり見かけません。
感覚的ですが、50人に1人ぐらいの割合な気がします。
女性の脳は数学が苦手?
女性を見ていると、なぜか多くの人はプログラマを避けて、UI/UXデザイナーになります。
彼女らがデザインを好んで、その方向に行くならば、私から何かを言うことはありません。
でも、単に「女性は理系が苦手」という一般常識にとらわれているならば、もったいないと思います。
以下の二つの図を見て下さい。
最初の図のイメージは、世間でよく知られているものだと思います。
女性の平均的な数学力が、男性に比べて劣っているように見えます。
でも、点数の分布を見ると、様相が変わってきます。
上位では男性が上回っているのですが、ほとんど多くの部分で、点数がかぶっています。
一般的なプログラミングで必要なことは、レベルの高い数学ではなく、ちょっとした数学力です。
その事実をこの図と照らし合わせると、女性でも問題なくプログラミングをできることがわかります。
この2つのグラフについて詳細に説明されている本を読みたい人は、こちらを読んで下さい。
まとめ
IT業界といっても、業界や職種によってかなり様相が変わってきます。
自分に合いそうな場所を選んで、チャレンジしましょう。
最近、Web業界の場合は、かなり柔軟な働き方が認められ始めています。
自由な働き方がしたい人にとっては、Web業界は素晴らしい場所です。
また、UI/UXデザイナーとプログラマのようなクリエイティブな仕事は、キャリアが途切れたとしても再就職しやすいというメリットがあります。
それは、将来、子育てをするかもしれない女性にとっては、大きなメリットになるはずです。
UI/UXデザイナーだけでなく、プログラミングに関しても、苦手意識に蓋をして挑戦するのはどうでしょうか?
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Good luck with your engineer life!
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