記事の内容
おそらく世界中の人達が、「お金持ちになりたい」と願っています。
仮に、「お金持ちになりたくない」と言っている人がいたとしても、「お金に苦労はしたくない」と思っているはずです。
それもそのはずで、お金があっても幸せになれるとは限らないものの、お金があれば様々な不幸を避けることができるからです。
でも、多くの人達は大金を手に入れることはできません。
もし、仮に「お金持ちになるための教科書」があったら、読んでみたいと思いますか?
その答えが、「Yes」ならば、是非、この記事と「私の財産告白」を読んで下さい。
「私の財産告白」は1951年に書かれた本ではあるものの、今でも十分に通用する考え方が書かれています。
お金に対する知識
とにかく、金というものは雪達磨のようなもので、初めはホンの小さな玉でも、その中心になる玉ができると、あとは面白いように大きくなってくる。
貯金とアルバイトの集積が、雪達磨の芯となって次第次第に大きくなってきたためである。
つまりは、何人も「貯金の門」をくぐらずに巨富には至り得ないのである。
種銭を作ることが、いつの時代でも投資の基本みたいです。
今の時代であれば1,000万円ぐらいでしょうか?
まずは貯金1,000万円を目指しましょう。
貯金1,000万円なんて無理だと思う人もいるかもしれませんが、「お金の作り方や貯め方」についても本では説明しています。
種銭の作り方
勤労生活者が金を作るには、単なる消費面の節約といった、消極策ばかりでは十分でない。
本職に差し支えない限り、否本職のたしになり、勉強になる事柄を選んで、本職以外のアルバイトにつとめることである。
なんでもよろしい、仕事を一所懸命にやる。
なんでもよろしい、職業を道楽化するまでに打ち込む、これが平凡人の自己を大成する唯一の途である。
世の中には天才だけにしかできぬという仕事はあまりない。
本業を一所懸命にやる。
そして、本業を好きになって、さらに余裕ができたならば、副業をやりましょう。
お金の貯め方
いくらでもいい、収入があったとき、容赦なくまずその四分の一を天引きにして貯金してしまう。
そうして、その余の四分の三で、いっそう苦しい生活を覚悟の上で押し通すことである。
給料が入ってきたら、まずはその25%を貯金して残りの75%で生活しましょう。
30万円の手取りがあれば、7万5千円を必ず貯金して残りの22万5千円で生活しましょう。
毎月7万5千円を貯金していけば、11年後には1,000万円が貯まっています。
ただ今は、昔と違って食べるのには困らない時代ですから、収入の40%ぐらいを貯金してもいいかもしれません。
そうすれば毎月12万円の貯金ができますし、7年ほどで1,000万円の貯金ができます。
投資戦略
私の財産成功は株式と土地山林であった。
本多さんは、株式と土地山林で利益を出したようです。
株式はともかく、土地山林の売買は現代だと難しそうですね。
ただ預貯金だけでお金を殖やすことは、いつの時代でも難しいことがわかります。
投資戦に必ず勝利を収めようと思う人は、何時も、静かに景気の循環を洞察して、好景気時代には勤倹貯蓄を、不景気時代には思い切った投資を、時機を逸せず巧みに繰り返すよう私はおすすめする。
不景気の時には種を撒き、好景気の時に収穫する。
そして、好景気の時にはあまり攻めないことが重要なようです。
これは株式や仮想通貨にも言えることですね。
儲けようと思えば人にも儲けさせ、人に儲けさせれば自然に自分も儲かってくるという寸法である
ビジネスをする人は、他人の利益のことも考えるべきです。
それについては、この本の書評でも説明しました。
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お金にまつわる人間関係
しかし、親戚知友に対する金銭上の融通はできるだけ避けたほうがよろしい。
これはお互いのためだ。実際金の貸し借りは、その金ばかりではない、大切な友人や親類をも失うもととなるので、いかなる場合にも金を貸借しないに限る。
いずれにしても、少し金ができてくるとだれにも必ずこの貸借のトラブルが起きてくる。
こうした際、何人も心を鬼にして最初から一切融通に応じない方針を厳守するよう、私は私の体験からみなさんにおすすめする。
またそれが本当にお互いのためでもある。
昔から言われていることですが、それは1951年でも同じだったようです。
他人にお金を貸す時は、お金をあげるつもりで貸しましょう。
ただ、お金を貸すことで縁が切れる関係だったならば、それまでの関係だったという気もします。
日本社会のお金の考え方
人間は金を持つべからず、金を持つ者すなわち品性下劣なりと決めてかかるような連中がある。
これはことに、日本人の間に昔からあったわるい癖で、いわゆる武士は食わねど高楊枝といった封建思想の余弊である。
ことに今日の社会情勢は、資本家を抑え、大金持ちをできるだけ作らない方針が取られていて、いわゆる乏しきを憂えず、等しからざるを憂うというので、畢竟、共貧、共愚をめざすかのごとき傾向にある。
江戸、明治、大正、昭和という時代を経ても、日本人はどこか「個人がお金持ちになるのはけしからん」「お金はみんなで分け合うべき」という考え方があったようです。
その考え方は、平成、令和へと受け継がれています。
そろそろ、そういう考え方や税制からの脱却を図って欲しいなと、私個人的には思っています。
みんなで貧乏になって、何が幸せなんでしょうかね。。。
まとめ
本多式のお金持ちになる方法を簡単にまとめると、以下の図のようになります。
図にしてみると、意外と簡単ですね^^
本多式のお金持ちになる方法
- 本業でお金を稼いで、その1/4を貯金する
- 本業の妨げにならない範囲で副業を始める
- 貯まったお金を投資に回す
この記事は、この本を参考にして書きました。
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