でも、実際のところWeb系に就職しても本当に大丈夫ですか?
記事の内容
一般的には、転職は人生の分岐点になりがちなので、不安になる気持ちはわかります。
でも、私は自信を持ってWeb系をオススメします。
この記事では、その理由を説明します。
目次
Webエンジニアとは?
webエンジニアとは、主にwebサイトやスマホサイトで動くアプリケーションを開発するエンジニアのことです。
ただ、最近ではwebエンジニアの幅も広がってきています。
そのため、以下のような人達を、Webエンジニアと呼ぶ場合もあります。
Webエンジニアと呼ばれる人達
- ソーシャルゲームを開発する人
- アプリを開発する人
- ブロックチェーンを使う人
Yahoo、Line、グリー、DeNA、サイバーエージェント、クックパッドなどで、webアプリケーションを開発している人達の多くは、webエンジニアです。
Webアプリケーションとは?
webアプリケーションとは、「Chromeの用なブラウザで動くアプリケーション」のことです。
Yahooやクックパッドのサイトが、代表的なwebアプリケーションだと言えます。
iOSで動くアプリは「iOSアプリ」、Androidで動くアプリは「Anrdoidアプリ」という感じで区別しています。
Webエンジニアが不足している理由
業界の進化が早すぎる
web業界では、技術の進化が非常に早いという特徴があります。
なぜならば、インターネット自体が進化を続けているので、web業界も進化し続けているからです。
また、それは既存のシステムは劣化し続けていることも意味しています。
そのため、web業界の中には、「この技術を抑えたら、一生安泰」というモノは存在しません。
例えば、5年ぐらい前まではサーバー・ネットワークエンジニアという仕事の多い職種がありました。
でも、AWSを筆頭としたクラウドサービスが浸透したせいで、サーバー・ネットワークエンジニアの仕事は減ってきています。
両方の技術で共通する基礎部分はあるので、従来の知識が全く必要なくなるというわけではありません。
ただ、長い目で見れば、クラウドサービスの勉強をしないエンジニアは、必然的に淘汰されていくことになります。
他にも10年ぐらい前までは、Flashという技術を使いこなすエンジニアが人気の時代もありました。
でも、今はFlashを使うエンジニアの需要は一切、ありません。
教育体制があまり整っていないWeb業界
Web業界は、まだまだ歴史の浅い業界です。
メガベンチャーの老舗であるYahooやサイバーエージェントですら、20年ぐらいの歴史しかありません。
そのため、新卒社員を採用してから定年退職するまでのモデルがWeb業界にはありません。
そんな状況なので、Webエンジニアは、なかなか育ちづらい状況にあります。
この情報は、デメリットに見えるかもしれません。
でも、Webエンジニアが育ちづらいということは、Webエンジニアとしてある一定のスキルを越えてしまえばいくらでも転職できるということも意味しています。
Web系の開発手法
Web系の開発手法は、アジャイル開発と呼ばれるもので、ウォーターフォール型開発とは大きく異なります。
アジャイル開発では、「ソフトウェア開発はやってみないとわからない」という考え方に基づきます。
そのため、最初から決めるのはナンセンスだと捉えて、14日間程度のスプリントと呼ばれる期間の中で、ベストを尽くしいていきます。
その14日間で終わらなかったタスクは、次の14日間に持ち越しとなります。
作りながら改善を重ねていくのがWeb系の開発の特徴だと言えます。
Web系 | Sier | |
開発手法 | アジャイル開発 | ウォーターフォール開発 |
考え方 | 要求は変化する前提で作る | クライアントからの要求通りに作る |
仕様 | 仕様変更は常に起こる | 仕様変更は、あまり受け付けない |
スケジュール | 14日間程度の間で、やれことをやる。 ベストエフォート型。 |
スケジュールを厳格に引いて、その通りに開発を進める。 |
Web系の開発体制
web系は正社員のメンバーが少なめで、フルスタックの何でも屋が多い印象です。
ただし、メガベンチャーの場合だと、専門的なエンジニアも抱えています。
チーム体制ですが、web系だと仕組みを考える人、開発者、デザイナーが一丸となって、良い仕組みを考えます。
Sierだと、クライアントが仕様を考えて、Sierの人はそれを実装するだけなので、そこは大きく違います。
ドキュメントに関しては、web系では、あまり書かれることがない気がします。
これに関してはWeb系はイケてないです。
Web系 | Sier | |
メンバー構成 | 正社員 | 外注や派遣社員 |
人数 | 少ない。少数精鋭 | 多い |
属人性 | 高い | 低い |
ドキュメント | 少ない | 多い |
設計書 | UML、conflueなど | エクセル |
Web系の労働環境
web系の労働環境は、基本的には緩いところが多いです。
私服でOK、勤怠はフレックス、勤務中にお菓子を食べてもOK、台風の日はリモートワークといった緩い感じです。
Web系は副業や独立がしやすい
Web系の仕事の多くは、B to Cの仕事です。
つまり、一般消費者向けの仕事を手掛けている会社が多いです。
ということは、「一般消費者向けのノウハウ」を貯めていけば、独立することも可能です。
Web系の企業で働くことを修行と割り切りつつ、「お金とノウハウ」の二つを貯めてから、独立するという考え方はどうでしょうか?
クラウドソーシングサービスが一般的な昨今では、十分に現実的なキャリアパスです。
最初から独立は少し怖いという人は、副業から始めてもいいと思います。
まとめ
この記事では、私がWeb系のエンジニアをオススメする理由を書きました。
Web系は、進化が早すぎるゆえに、淘汰が激しい業界です。
ゆえに、そこで働くエンジニアには、「変化に対応する力」が問われています。
それをデメリットと捉えるか、メリットと捉えるかは、あなた次第です。
Web業界について、セカンドオピニオンを聞きたい人は、勝又さんの本も読んでみて下さい^^
また、もし本当にWeb系に興味がある人は転職エージェントに相談してみて下さい。
相談するだけなら無料です。
プロからの情報を聞いてから、ご自身で転職するかどうか判断しましょう^^
dodaは親身に相談にのってくれますし、面談の練習などもしてくれます。
もし経験が足りないと判断されたら、素直に「あなたには経験が足りないので、数年後に改めて相談に来て下さい」と言ってくれますし、転職のチャンスがありそうならば転職先を紹介してくれます。
外資系を狙いたい人にはエンワールドがオススメです。
転職エージェントを一社しか使ってはいけないというルールは特にありません。
むしろ、2社ぐらいの転職エージェントを使うことは普通です。
これから転職活動を始めようと思っている人は、是非、2社とも登録してみて下さい。
担当者の当たりハズレもあるので、2社登録することは本当にオススメできる方法です。
Good luck with your engineer life!
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