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2020年の3月からフィリピンのセブ島で体験したロックダウン

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記事の内容


私は、2020年の3月16日頃からフィリピンのセブ島で始まったロックダウンを経験しています。
セブ島は、人口が100万人ぐらいの中規模な都市です。
そのセブ島で起きたロックダウンとは、どのようなものなのか説明したいと思います。

ロックダウンのレベル

ロックダウンとは多くの人が知っている言葉だとは思いますが、国によってそのレベルは変わってきます。
そのため、ロックダウンのレベルについて軽く説明したいと思います。

ECQ(Enhanced community quarantine)

最も厳しいロックダウンです。
外出する時は必ずマスクをつける必要があり、外出パスは一家に一枚と決まっています。
また、街境には検問所があります。
禁止事項の一覧です。

  • ショッピングモールは休業
  • ダイソーのような日用品を扱っている100均は休業
  • レストランは休業
  • 散髪屋や美容室は休業
  • マッサージは休業
  • ホテルや宿は休業
  • ジムやプールは休業
  • オフィスへの通勤は禁止
  • タクシーやバスの運行は禁止
  • 夜の街は禁止
  • マリンアクティビティは禁止

運営しているものを見た方が早いかもしれません。

  • スーパーマーケットは営業
  • コンビニは営業
  • 薬局は営業
  • 飲食店は、持ち帰りのみ営業
  • 出前やウーバーイーツは営業
  • 一部の外資系企業は稼働していて、従業員は出勤のために会社専用のバスを使っています

日用品が十分に買えず散髪もできないので、人間が耐えられる生活とは程遠いと思います。。。

GCQ(General community quarantine)

少し緩いロックダウンです。
外出する時は必ずマスクをつける必要があり、外出パスは一家に一枚と決まっています。
禁止事項の一覧です。

  • レストランは休業
  • ホテルや宿は休業
  • ジムやプールは休業
  • マッサージは休業
  • オフィスへの通勤は禁止
  • 夜の街は禁止
  • マリンアクティビティは禁止

このロックダウンでは、運営しているものが増えています。

  • ショッピングモールの一部は営業
  • ダイソーのような日用品を扱っている100均は営業
  • 散髪屋や美容室は営業
  • スーパーマーケットは営業
  • コンビニは営業
  • 薬局は営業
  • 飲食店は、持ち帰りのみ営業
  • 出前やウーバーイーツは営業
  • タクシーやバスは運行
  • 一部の外資系企業は稼働していて、従業員は出勤のために会社専用のバスを使っています

生活は便利にはなっていますが、外食をすることはできませんし、娯楽系は全く動いていません。
自由とは程遠い生活です。

MGCQ(Modified General community quarantine)

これは、ロックダウンではなく日本の自粛に近いです。
外出時にマスクが必須だし、年配の方はあまり外出しないように言われています。
ただし、その条件であれば、どこもスペースを確保した上で営業が可能です。
ただ、夜の街やマッサージ、は営業禁止のままかもしれません。

このロックダウンでは、運営しているものが増えてきます。

  • ホテルや宿は営業
  • ジムやプールは営業
  • ショッピングモールは営業
  • ダイソーのような日用品を扱っている100均は営業
  • 散髪屋や美容室は営業
  • スーパーマーケットは営業
  • コンビニは営業
  • 薬局は営業
  • 飲食店は、店内の空席率を50%ぐらいにした上で営業
  • 出前やウーバーイーツは営業
  • タクシーやバスは空席率を50%ぐらいにした上で運行
  • オフィスに出勤も可能
  • 一部の外資系企業は動いていて、出勤のためにバスを使っています

ロックダウンのレベルの推移

次に2020年の3月からのロックダウンで、セブ島で何が起きたかをグラフを見ながら説明します。
ロックダウンレベルは、高いほうがより厳しいロックダウンを表しています。
レベル3がECQ、レベル2がGCQ、レベル1がMGCQ(自粛)です。

セブ島では、三ヶ月間に渡って日本より厳しいロックダウンをした結果、コロナ患者が増えました↑
そのため、6月の末からロックダウンレベルを2から3に引き上げています。
一方の日本では緩いロックダウン(自粛)を一ヶ月間、行った結果、コロナをほぼ封じ込めました。

これは冗談でも何でもなく、本当にセブ島で起こったことです。。。
下の漫画のような冗談みたいな話がセブ島で起きています。

なぜ、コロナが蔓延したのか?

では、どうしてフィリピンでは、日本よりも厳しいロックダウンを長い間していたにも関わらず、コロナを封じ込められなかったのでしょうか?
それについて、私なりの見解を述べたいと思います。

衛生概念が低い

フィリピン人は衛生概念が低い人達です。
トイレに行った後や、食事の前にも手を洗いません。
家の中に入る時も、靴を脱ぐ習慣は一般的ではなかったと思います。

そのため、身体や家の中は雑菌だらけだと思います。。。

大家族主義

フィリピンでは、一つの家に祖父も含めて、多くの人達が一緒に住んでいます。
5人以上、一緒に住んでいることなどは普通です。

そのため、一家の誰か一人でも感染すれば、すぐに全員に感染が広がります。

カラオケが大好き

フィリピン人はカラオケが大好きなので、すぐにみんなで集まってカラオケをします。
ロックダウン中でも、なぜか少人数(5人未満?)でのカラオケは許されていました。

みんなでカラオケをすれば、感染が拡がることは明白です。

ルールを破って外出する

フィリピン人はルールをあまり守りません。
そのため、外出禁止と言われていても、外出してみんなで遊んでしまいます。

これではコロナが拡散するのは当たり前のことです。
下記の写真は、ロックダウン中にパトカーの隣で遊んでいる子供たちです(笑)
警察がいるなら注意して欲しいですね。。。

こちらは、ロックダウン中にやっているお祭りの画像。

貧乏で病院に行けない人達

フィリピンは、国民皆保険ではありません。
つまり、医療費がないので、病院に行きたくてもいけない人達が多くいます。
彼らの多くは、仮にコロナにかかったとしても、病院には行きません。

そのため、コロナの患者を適切に隔離することができません。

医療基盤が脆弱

東京、神奈川、千葉の集中治療室の数は3,000個です。

一方のセブ島では、ほとんど集中治療室はないはずですが、統計データすらないので詳細はわかりません。
「Chong Hua Hospital」という最もメジャーな私立病院には、集中治療室が18あるそうです。
もちろん、使用率は100%です。
通常のベッドすら、使用率はほぼ100%です。

看護師の給与が低いので看護師不足

現在、フィリピンでは多くの看護師が病院勤務を辞めたいと思っているそうです。
安月給でコロナにかかるリスクを取りたくないようです。
それもそのはずで、フィリピンの看護師の平均年収は30万円ぐらいです。
月収ではなく、年収が30万円です。
月収だと3万円弱ぐらいです。
地域にもよりますが、一日の最低賃金が800円ぐらいの国なので、妥当な給与なのかもしれません。。。

こんな状況なので、フィリピン人看護師は経験を積んだ後に海外で働くことを目指します。
海外で働いてお金を稼ぐことが、フィリピン人看護師の夢の一つです。
そのため、コロナの前から、フィリピンでは慢性的に看護師不足でした。

海外から帰国して来るフィリピン人がいる

フィリピンには、1,000万人の出稼ぎ労働者がいます。
およそ人口の1割なので、かなりいることがわかります。

その出稼ぎ労働者が、コロナの影響で会社をリストラされて、海外からフィリピンに戻ってきています。
そして、戻ってきたフィリピン人のコロナ検査は完璧ではありません。

仮に1割の労働者がリストラされただけでも、100万人の帰国者がいます。
もちろん、リストラされる人が1割で済むとは思えません。
つまりコロナを持った大量のフィリピン人達が、十分なコロナ検査を受けることなく地元に帰ることになります。。。

問題の図式化と対応方法

今までの説明を図にすると、このようになります。
ロックダウンをしてもコロナが拡散されて、それがさらなるロックダウンを呼び込んでいます。

問題は大きく分けると主に3つです。

  • 経済を動かしてお金を稼ぐ
  • 衛生概念を身につけさせる
  • 広い空間を作成する

お金は、国債を発行するか、経済を動かす他に手はありません。
衛生概念は、聖書に「食事の前に手を洗いなさい」と書いたり、歌などを通して「手洗い・うがい」を習慣化させるとかはどうでしょうか?
空間に関しては、日本から仮設住宅を借りるなどした方がいいかもしれません。

2020年6月末の状況

こんなグチャグチャな状況ではあるのですが、さらに悪いことに、行政側もまとまりがありません。
セブ島の中には、セブ市、マンダウエ市、ラブラプ市といった感じで様々な行政区があります。
都内の中に、渋谷区、新宿、練馬区があるのと同じだと考えてもらって構いません。

日本のロックダウンだと、都内は一斉に同じレベルのロックダウンをします。
渋谷区は自由だけど、新宿区はロックダウンなんてことはしません。
そんなことをすると、渋谷区と新宿区で人が行き交うため、ロックダウンの意味がなくなってしまうからです。

でも、フィリピンでは市ごとにロックダウンのレベルが異なります。
セブ市は、ECQ(厳しいロックダウン)です。
でも、マンダウエ市とラブラプ市はGCQ(緩いロックダウン)です。

これをやると、当然のことながらセブ市でのコロナ患者は減っていくのですが、マンダウエ市とラブラプ市のコロナ患者は増えていきます。
そして、これらの3市は隣接しています。
セブ市のロックダウンの意味が薄れていることは、疑いのない事実です(アホすぎる)。。。

まとめ

この記事では、2020年の3月16日から始まったセブ島のロックダウンと、その状況について説明しました。
フィリピン政府が、「ベトナムのような完全な封じ込め政策」を狙っている限りは、セブ島のロックダウンは永久的に続くことになります。
その政策にこだわり続ける場合は、ロックダウンは絶対に終わることはないと私は断言します。

フィリピンの厳しいロックダウン(レベル2以上)が終わる可能性は、以下の2つに絞られています。

ロックダウンが終わる条件

  • 政府がコロナの封じ込め政策を諦めて、自粛政策(レベル1)に切り替える
  • 世界のどこかで安価なワクチンが発明されて、それがフィリピンに供給される

「セブ島への観光旅行はいつ行けるの?」なんて質問もあるかもしれませんが、見通しは全く立っていません。
まずはロックダウンが解除されてからですね。

新しいことがわかり次第、記事を更新していきたいと思います。

Good luck!

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