記事の内容
えとみほさんのツイートとnoteを読んで、「ITエンジニアの場合はどうなの?」と思って記事を書きました。
特殊な考えであるという自覚はあるのですが、自分は年収が上がりすぎるとあえて下げる方向に転身する癖があります。身の丈以上に年収が上がりすぎると自由がなくなるからです。
…で、年収半分になっても新しいこと学べる環境の方を選ぶのですが、そうするとまた勝手に前の年収を超えているのです。
— えとみほ(江藤美帆) (@etomiho) June 3, 2020
えとみほさんのnoteの概要
えとみほさんのnoteを読めない人もいると思うので、概要を書きます。
noteの概要
- 鳴り物入りで転職しても、活躍できない人が多い
- なぜならば、仕事は一人でやれるものではないから
- 人間関係の構築に手こずっている間に、思ったような成果を出すことができない
- その結果、新たに転職を考える人が多いけど、それって有意義な時間の使い方なのかな?
- それならば、年収を低くしても0スタートで転職しよう
- 数年後には年収は上がってるから
というのが私の理解。
えとみほさんは、年配の方だしキャリアも積んでいる方なので、傾聴に値すべき意見です。
そういえば、田端さんがLineからZOZOTOWNに転職したけど、結果としては上手くいっていませんでした。
田端さんほど実力がありそうな人でも、転職に失敗。
転職は難しいものなんだなと切に感じた瞬間です。
「私は人間関係が得意」と思っていても、実は井の中の蛙だったというのは、よくある話です。
十分に気をつけたいところです。
図にすると、こんな感じです。
ITエンジニアの場合はどうなの?
では、これをITエンジニアに当てはめてもいいのか?というのが、私がこの記事で話したい内容です。
結論から言ってしまうと、ITエンジニアは、これを実行すべきではありません。
なぜならば、ITの技術は陳腐化が激しいからです。
具体例を出して説明します。
技術の陳腐化の例
- C言語の知識は重要だけど、年収とはあまり関係ない
- 2015年より前のJavaScriptの知識は、年収とはあまり関係ない
- 2007年より前に流行っていたAdobe Flashの知識は、年収とは一切、関係ない
- 2010年頃に流行っていたObjective-Cの知識は、年収とはあまり関係ない
- CakePHP、Zend、Symfonyといった古いPHPフレームワークの知識は、年収とはあまり関係ない
これは何が起こっているかと言うと、ITの技術は5年から10年ぐらいのサイクルで陳腐化しているということです。
そして技術が陳腐化するということは、積み上がっても何の意味もない技術が存在するということを意味します。
下記の図で言えば、過去に覚えたAdobe Flashの知識は、数年後には全く必要がなくなっています。
必要のないスキルをいくら積み上げたとしても、年収はいつまでたっても上がりません。。。。
それを図にすると、こうなります。
これはITエンジニアの技術に関する話です。
でも、スキルが積み上がっていく領域もあります。
それは、「マネージメント力」や「英語力」といった陳腐化しづらいスキルです。
それらを学ぶためには、「えとみほ理論」を使うのはいいと思います。
例えば、年収を下げてでもフィリピンで働いて、英語力やマネージメント力を身につけるというのは、一つの戦略として考えられます。
まとめ
この記事では、えとみほさんの転職理論とITエンジニアの転職理論について説明しました。
個々の事情はこのような画一的なことではないと思うので、そこは随時、自分の立場に置き換えて考えてみて下さい^^
えとみほさんの理論が正しい時もあれば、そうでない時もあるかと思います。
Good luck for your engineer life!
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