記事の内容
この記事では、えとみほさんのツイートや自分が体験したことを基にして、「若い時の苦労」について話していきたいと思います。
老害っぽいことを言いますが、今の20歳前後の子たちはずっと「お客様」として扱われてきたんだなぁというのを時折感じます。少子化で学校が(とくに私立は)手厚くサポートしてくれるので、なんでも聞けば答えてもらえるものだと思っているし、相手の時間を奪うことに躊躇がない子も多いな、と。
— えとみほ (@etomiho) April 5, 2020
「苦労は買ってでもしろ」と昔から言われますけども、今の日本では冗談抜きでお金を払ってでも「十把一絡げに雑に扱われる経験」を子どもにさせた方がいいのかなと。普通にしてたらそんな経験をしないまま社会に出る子も多いと思うので。
— えとみほ (@etomiho) April 5, 2020
えとみほさんの意見
えとみほさんの意見を簡単に要約すると以下のようなものになると、私は理解しました。
えとみほさんの意見
- 今の子供たちは、少子化のせいでずっとお客様扱いをされてきた
- お客様扱いをされてきた人達は、他人の時間を奪うことに躊躇がないし、社会人としての常識にも欠けてるんじゃない?
- 社会人としての常識が欠けていたら、社会人として成功することは難しいよ
- 成功したいなら、お金を払ってでも若い時に苦労をした方がいいのでは?
あくまでも推測なので、気になった方は、えとみほさんのツイートを読んで、各自の解釈をして下さい^^
私の体験
ただの偶然ですが、私も、同時期に似たような経験をしました。
私と話した若者をAさんだとします。
セブ島であった出来事
- Aさんは、セブ島の留学でヒドい目にあったらしい?
(学校名を公にしてないし、学校側の意見が書かれていないので真偽はわからない) - Aさんは、セブ留学は悪いとブログで吹聴する
- 私が、「悪いのはその学校であって、セブ留学ではないよね?」
「他の学校に迷惑だから、学校名を出して非難したら?」とAさんに苦言をていする - Aさんは、「学校と揉めたくないから、学校名を出すつもりはない」と発言する
- 私が、「あなたはヒドい目にあったかもしれないけど、あなたも他の学校にヒドいことをしていますよ
「他人に迷惑をかけてる行動は一緒ですね。」とAさんに伝える - Aさんは、その意味がわからず怒りだす
それで、その時のAさんの態度は、以下のようなものでした。
Aさんの主張と態度
- Aさん;私にわかるように説明して下さい
- 私が何度も説明する
- Aさん;文章で説明を聞いてもわからないから、口頭で説明して下さい(夜の0時過ぎでした。。。)
- 同じ話の繰り返しになっていたし、深夜なので、私が断る
- Aさん;私にわかるように説明をしない、あなたは無茶苦茶です!
この時のAさんの態度って、「お客様」、そのものです。
本来、私はAさんに何かを教えてあげる理由も義務もありません。
それでも、私を含めて、他にもAさんに苦言をていしている人達がいた理由は、「Aさんは若いし悪気はない若者なんだろう」とみんなが思っていたからです。
でも、Aさんが苦言をていしてくれている人達の意見に耳を傾けることはありませんでした。
きっと、Aさんは、これまでもずっとお客様扱いをされてきたんでしょう。
そして、これからもお客様扱いをしてくれる人達に囲まれて生きていくのかもしれません。
お客様扱いされることに慣れている人の態度
上記の話をもう少し、一般的な話まで落とし込んでみます。
「お客様扱いされることに慣れている人の態度」を抽象化すると、以下のようになります。
3つの特徴
- 質問をすれば誰かが教えてくれると思っている
- 他人の時間を奪うことに無頓着
- 自分が理解できないのは、相手の教え方が悪いと思っている
学生の時ならば、この態度でも問題がなかったのかもしれません。
先生に聞けば、正しい答えを教えてくれます(それが本当に正しいかどうかは別ですが。。。)
先生の時間は、常識の範囲であれば、いくら時間を奪っても問題はありません。
学校の先生の教え方が悪いと思ったら、塾に行けばいい話です。
それが社会人になると、話は180度、変わってきます。
質問をしても、誰も正しい答えを教えてくれません。
ただし、床屋さんに、「髪を切った方が似合っていますか?」と尋ねれば、床屋さんは応えてくれます。
でも、それが本当にあなたに相応しい答えなのかは、定かではありません。
社会人になってからの「質問と回答」は、「床屋とお客様」の関係ではないかを常に疑いましょう。
他人の時間をただ奪うことは、多くの人に嫌われます。
社会人の時間の使い方は、基本的に、「Give and Take」です。
そして、自分が理解できないのは、全て自己責任です。
「私が理解できなかったから、先生が悪い」と言っても、誰も相手にしてくれません。
じゃあ、若者はどうすればいいの?
じゃあ、若者はどうしたらいいの?と思う人もいるはずです。
その答えは簡単で、以下の3つを意識しましょう。
お客様扱いされない方法
- 相手に質問をしすぎないで、自分の頭で考える
- 相手にメリットを与えることも考える
- 他責思考を止めて、全てを自分の責任だと考えるようにする
この3つこそが、「苦労」と呼ばれるものかもしれません。
ただし、昨今では、上記の3つを経験して覚える機会が減ってきました。
なぜならば、会社においても、上司は部下に対して何でも教えたり、手放しで褒めることが多くなってきたからです。
それでも、「自分は苦労を経験したい」と考えている人は、会社外で自分が師匠だと思えるような人を見つけましょう。
今の時代だと、お金を払ってでも、「苦労」をした人の価値が上がっているのかもしれません。
まとめ
この記事では、「若い時の苦労」と「お客様扱い」について説明しました。
「俺はちょっと、お客様扱いされることに慣れすぎてるかも?」と思った若者は、少し危機感を持った方がいいかもしれませんね^^
とは言っても、「大人に聞けること」は若者の特権でもあります。
30代、40代の大人が聞いても応えてくれないことであっても、10代や20代の質問には応えてくれる大人が多くいます。
若い時にはその特権を活かしつつ、もらったアドバイスを謙虚に受け止めましょう^^
Good luck!