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怠惰がプログラマの美徳と言われる理由

更新日:

「怠惰がプログラマの美徳」という言葉を聞いたことがありますが、これはどういう意味でしょうか?

記事の内容


その文章だけを聞くと、何がなにやらわかりませんね。
今回は、その言葉の意味について説明していきたいと思います。

エンジニアが使う怠惰の意味

IT業界でいう「怠惰」は、仕事をしないとか職場に来ないとか、そういった怠惰を意味するわけではありません。
そういった内容であれば、怠惰が美徳と言われるはずもありません(笑)
ここでいう「怠惰」は、以下のような意味です。

ここがポイント

  • 同じことを何度も繰り返さないようにする。
  • システム的に解決できることは、システムに任せて人間は考えない。

そうして、結果としてプログラマの労力を減らそうというのが怠惰の意味です!
例えば、Excelでいつも決まった作業があれば、それをマクロ化してしまうのは、立派な怠惰です。
ブラウザで、毎朝、就業ボタンを押すことが日課であれば、JavaScriptを使って自動化してもいいかもしれません。
もちろん、バレないようにして下さい(笑)

かのエジソンも立派な怠惰で、彼のエピソードには、こんなくだりがあります。
これは後でバレて、大変なことになってしまったようですが(笑)

エジソンが最初に行った発明は、1863年ごろに電信の夜勤仕事をサボって居眠りするために作った「電信自動返信装置」でした。

こういった発想が出てくる人はエンジニアの素質があるといえます。

色々なことに対して怠惰になろう

今まで読んだところで、「怠惰=効率化」ということを理解して貰えたはずです。
その反対は、非効率であり恣意的な判断ということになります。
同じ内容の犯罪であっても、人によっては実刑になり、人によっては執行猶予がつくのは、そのためです。
日本社会に無駄が多いのは、多くの場所でこのような恣意的な判断がなされて、人間のリソースが奪われているためです。
これからの日本社会には余裕がないので、非効率を止めて、みんなで怠惰を目指しましょう。
以下に、いくつかの怠惰な例を挙げていきます。

原付きのスピードは、30kmまでしか出せないようにしよう。

誰もが知っているように、原付きの制限速度は時速30kmです。
それにも関わらず、原付きは時速60kmまで出る仕様になっています。
そして、時速60kmを出したら警察に捕まってしまいます。
これは、警察のリソースの無駄遣いです。
つまりは税金の無駄遣いです。
原付を時速30kmまでしか出ないようにすれば、万事、怠惰に解決します。

運転手の呼気をチェックして、飲酒運転を撲滅しよう

いつまでたっても、日本では車の飲酒運転がなくなりません。
運転席にカメラと、アルコールのチェック機能をつけて、運転手の呼気にアルコールが含まれていれば、エンジンがかからないようにしましょう。
こうすることで、飲酒運転は大幅に減るはずです。
同時に、警察のリソースも大幅に軽減されます。

裁判の判決を自動で行うようにしよう

多くの裁判の判決は、過去の事例に従っています。
そのため、新しい判断をする必要はありません。
ほとんど、多くのものは、過去の事例に沿って、怠惰に自動で判決をするようにしましょう。
自動で判決できないものだけを人間が対応すれば、裁判管のリソースは大幅に減るはずです。

税金の計算を自動で、できるようにしよう

税金の計算は、Freeeなどのソフトウェアのお蔭で簡単になりつつありますが、それでも複雑さは残っています。
それは税務署の判断が恣意的なためです。
そこに税務署のリソース、つまりは国民の税金を注ぎ込むのはもったいない話です。
キャッシュレス社会を目指して、国民の所得を自動で計算して、税金も自動で計算するようにしましょう。
そうすれば、税金の計算は大幅に効率化されて、税理士や税務署の職員の数は大幅に減るはずです。
エストニアでは、すでにそういった社会になっていることが、この本に書かれています。

このように、日本社会には様々な非効率があります。
ゆえに、日本人は勤勉に働かなければいけません。

でも、その勤勉さは日本人を幸せな方向には導きません。
これからはエンジニアの怠惰を見習って、みんなで楽をしましょう。

Good luck for your engineer life!

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