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実務未経験者が知っておくべきIT業界と雇用形態

更新日:

Progateやドットインストールを終えて、スクールにも通いました。
卒業後にエンジニアとして就職したいんですけど、どうしたらいいでしょうか?

記事の内容


最初の時点で、正社員になるためのハードルは非常に高いので、悩む気持ちはよくわかります。
この記事では、そういった悩みを持つ人のために向けたアドバイスを書いています。
このやり方であれば、数年後には正社員として就職できているはずです。

IT業界の説明

エンジニアとして採用されるためには、業界のことを知っていた方がいいので簡単に説明します。
IT業界にはWeb系とSierという2つの業界があります。

Web系

Line、DeNa、Gree、楽天、DMM、Yahooなど、一般ユーザー向けのサービスを手掛けている業界のことを指します。
Web系の開発方法では、例えサービスがβ版であっても、とりあえずリリースします。
そして、リリース後にユーザーからのフィードバックを得て、システムを改善していく方法でシステムを構築していきます。
アイディアを出してからリリースまで、一ヶ月以内ということもあったりします。
それぐらい、スピード感が求められる業界です。
服装は私服で、フレックス勤務のところも多く、緩い感じの業界です。

Sier(エスアイアー)

富士通やNECなど、官公庁や企業向けに対するサービスを手掛けている業界のことです。
例えば、東証のシステム、マイナンバーシステムや銀行のシステムなどを手掛けているのはSierです。
Sierの開発方法では、重要なシステムということもあり、シッカリとしたものをリリースします。
納品までには1年から数年かかることもあるぐらいです。
その変わりに、納品時にバグは許されません。
服装はスーツが多く、勤怠も厳し目です。

どちらの業界で働きたいのか?

まずは、どちらの業界で働きたいのかは決めましょう。
もし、Web系を選ぶならば、最初は東京に来ることをお勧めします。
Web系は東京に一極集中していて、その他のエリアとは求人数が圧倒的に異なります。
地元にいたいという方もいるとは思いますが、その場合でも、最初は東京で数年間の経験を積みましょう。
その後に、地元に帰ってリモートワークをするというのが、現実的なやり方です。
Sierの場合でも東京の方がいいとは思いますが、関西や中部圏でも求人はあります。
特に京都には多くの大企業があるので、狙い目かもしれません。
ここまでが簡単な業界の説明です。

次は雇用形態について説明します。



IT業界でよくある雇用形態

最初は、誰しもが正社員として雇用されたいと思うはずです。
例えば、Lineなどは普段から使っている馴染みのあるサービスなので、Lineに入社したいとします。
でも正直なところ、新卒でもない限り、未経験者がいきなり有名な企業に雇用されることはまずありません。
面接にすら進めないでしょう。
Lineに限らず、ほとんどの会社で落とされます。
エンジニアが足りてないというニュースを目にしますが、それは(スキルのある)エンジニアが足りていないという意味です。
そのため、未経験者にとって、就職は甘くありません。
では、どうしたらいいのでしょうか?
そこで狙うべきなのが、正社員以外の採用方法です。

正社員以外では、主に下記の雇用形態があります。

SES(エスイーエス)

いったん、A社というところに正社員として採用されて、B社で働くというやり方です。
SESは中抜きをしているだけなので、人売り業界とも呼ばれており、あまり評判はよくありません。
ただし、その分、採用はされやすいので、最初のステップとしてSESの会社で働くという選択肢はアリだと思います。
そこで実務経験を1年以上、つんだあとに転職をすれば、当初の目的を達成できます。

派遣

派遣の場合は、採用のハードルが低いので、これも最初のステップとしてはお勧めです。
同じく、実務経験を1年以上、積んだあとで転職すればいいと思います。

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将来のビジョンを描いておこう

正社員以外の雇用なんて、本当に大丈夫なのかよ?って思う人も多いはずです。
他業界の人から見れば、派遣といえばネガティブなイメージですから、その気持はよくわかります。
一般的には、派遣や転職というのは、あまりよいイメージではありません。

でもIT業界では、転職は一般的で、3年から5年のサイクルでエンジニアが転職していきます。
なぜならば、一つの企業でシステムを作り続けることはあまりなく、社内で仕事がなくなってしまうからです。
そのため、エンジニアは新しい成長機会を求めて転職します。
また、最近のエンジニア不足により、転職すれば年収が100万あがるといった事情も背景にあります。
そのため、IT業界における転職は、決してネガティブなイメージではありません。
転職を繰り返しても、スキルがあれば採用されるのがIT業界です。

話は少し変わりますが、経済産業省の調べによると、2020年には約30万人のエンジニアが不足すると言われています。
また、都内のエンジニアの有効求人倍率は、2020/1月において10倍以上となっています。
つまり、求職者1人に対して10個の求人があるということです。
この数字を見てもらえればわかるように、スキルがあればエンジニアは簡単に就職できます。
そのため、正社員にこだわって時間を浪費するよりは、まずはSESや派遣などで経験を積むことをお勧めします。
もちろん、すぐに正社員に採用されるならば、正社員でいいと思います(笑)

Good luck for your engineer life!

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