この記事では、原始仏典の書評です。
基本的には、簡易な文章で、わかりやすく説明されていました。
私は、既存の仏教には懐疑的な人でした。
なぜならば、中尊寺金色堂のような「黄金のお堂」、タイにある「金の涅槃のブッダ」を観ていると、そこからは見栄のような、こけおどしのようなものを感じられたからです。
でも、この本を読んで、その考え方を改めました。
この記事では、私が気になったいくつかの箇所を紹介したいと思います。
目次
苦行は否定している
ブッダは苦行をする必要はないと言っています。
正しくても、いきなり否定はしない
注意する時でも、人に対する思いやりを忘れないようにと思います。
群盲像の話
他人と何かを議論する時に、この話を常に忘れないようにしたいと思います。
私達は、全体像を理解しているとは限らないということですね。
自分一人で生きる覚悟
ブッダは、数をたのみにするような人ではなかったようです。
無理には友達を作らない。
自分を信じて、法律や理を大事にしろと述べています。
そして、「法律や理」にそって考えて出した結果が正しいのであれば、相手が100万人であろうとも、関係ないと言っています。
私は、この文章を読んで、頭山満を思い出しました。
というか、頭山満もブッダから学んでいたのかもしれませんが。
みんな自分が正しいと思っている
知識人は、頭でっかちだと言っています。
このような事のないようにしたいものです。
知足
足ることを知る。
大事なことですね。
過去のこと、未来のことを考えすぎるな
過去のことを後悔しすぎる人がいます。
また、未来のことばっかりを考えている人もいます。
両方とも、考えすぎることは害悪です。
現時点のことをもっと考えましょう。
破滅への道
- 富を独占するな
- 女に溺れすぎるな
- 酒を飲みすぎるな
- 賭博をするな
いつの時代も、破滅への道は同じですね。
何かをする時は、心の中が大事
人に意見を言う時などに、思い出したい心掛けですね。
悪事はすぐに固まらない
犯罪者でも、いきなり強盗殺人などをする人は稀です。
大体は、小さな犯罪から始まります。
ですから、小さな犯罪の内に、悪の芽をつむことが大事ですね。
宗教を信じるな
最初から、既存の哲学、宗教、権威などを信じる事は止めましょう。
例えば、法政大学の島田雅彦は、紫綬褒章を始めとして様々な賞を貰っています。
それでも、「安倍元首相の暗殺が成功して良かった」などと発言しています。
権威などは、意外とアテにならないものです。
三輪清浄
他人に何かを施す時の考え方の話です。
確かに、こういった考え方は大事にしたいですね。
仏像を作っていなかった
初期の仏教では、仏像を作っていなかったそうです。
真心が大事
時には、嘘も必要なようです。
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