記事の内容
この記事では、FRCトレーニングについて説明していきたいと思います。
FRCとは、「Functional Residual Capacity」の頭文字を取ったものです。
FRCトレーニングとは?
FRCトレーニングとは、海に潜る前に、肺に空気を最大まで入れないで潜る方法を意味しています。
- 90秒間ぐらい、呼吸を整える
- 肺に空気を最大に入れる
- 軽くため息をつくような感じで、息を吐き出す。(強く息を吐き出すわけではありません。)
FRCトレーニングのメリット
FRCトレーニングのメリットは、10mまで潜ったところで、20mの負荷を感じることができるという点にあります。
なぜならば、肺に空気が満タンまで満たされていないからです。
「10m潜ったならば20m」「20m潜ったならば40m」に潜った時と同様の圧力が、肺にかかります。
何度も深く潜って身体に大きな負担をかけたくない時は、FRCをやるようにしましょう。
また、マウスフィルの練習をする時でも、FRCと組み合わせすることで、効果的な練習をすることができるはずです。
マウスフィルでは、口の中の圧力を繊細にコントロールする必要があります。
FRCをやることにより、意図的に肺と口の中に空気が少ない状況を作り出せば、擬似的に深いダイビングと同じ環境を作りだすことができるので、いい練習になります。
ただし、FRCトレーニング中にマウスフィルをやる場合は、必ず水深3mより上でマウスフィルをやるようにしましょう。
そうでないと、身体を傷つける恐れがあります。
深さ | 実際に肺が感じる圧力 |
0 | 1BAR |
10m | 20m |
20m | 40m |
30m | 60m |
40m | 80m |
まとめ
この記事では、FRCトレーニングについて説明しました。
FRCトレーニングはいい練習方法ですが、危険も伴います。
やる時は、必ずインストラクターと一緒に潜るようにしましょう。
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