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パスポートの発行数の推移を年齢別に調べてみました

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記事の内容


「海外への渡航意欲を持つ若者」が増えているのか減っているのか気になったので、「パスポートを発行している人数」を年齢別に調べてみました。

世代ごとのパスポートの発行数

まず、最初に世代ごとのパスポートの発行数を見てみます。
1989年から2017年までの情報です。
これだけを見ると、20代は大幅に減っているように見えます。

でも、この情報だけでは真実とは言えないので、次に人口の増減も見てみます。

10代と20代のパスポートの発行数

当時の10代・20代の人口はわからなかったので、参考値として成人の人数を取得してきました。
成人数を見る感じだと、1990年に比べて2017年は、若者の人数が65%ぐらいになっています。

そして、パスポートの発行数もそれぐらい減っているようにも見えますが、それには理由があります。
1996年の法改正により、パスポートの有効期限に10年を選ぶことができるようになりました。
以前は5年だったので、倍になった計算です。
そのため、単純に考えるとパスポートの発行数は2分の1になってもおかしくありません。

しかし、「人口減と有効期限の延長」という要素があるにも関わらず、パスポートの発行数は2割ぐらいしか落ち込んでいません。
ということは、今の若者は昔の若者に比べて、海外が身近にあると言えます。
また、女性の方が男性に比べて海外に行く傾向が強いことがよくわかります。

10代と20代の男性のパスポートの発行数

次に、10代の男性と20代の男性を比較してみます。
人口減にも関わらず、10代のパスポートの取得数は倍ぐらいになっています。
昔に比べて、海外に行く10代の割合は大幅に増えていることになります。
一方で、パスポートの有効期限が10年に伸びているせいもあり、20代の発行数は大幅に減っています。
当たり前のことですね(笑)

10代と20代の女性のパスポートの発行数

10代の女性も男性と同様のグラフになっています。

10代から40代の比較

最後に、10代から40代における男女のそれぞれの発行数です。

まとめ

この記事では、パスポートの発行数について説明しました。
最後に、ポイントを説明します。

ここがポイント

  • 1989年に比べて、10代で海外に行く人の割合が大幅に増えている
  • 10代の取得数が大幅に増えて、さらにパスポートの有効期限が伸びたために、20代の取得数が減った
  • 20代までは女性の方が海外に行くけど、30代以降は男性の方が海外に行く

ということで、「海外への渡航意欲を持つ若者」は大幅に増えていることがわかりました。
喜ばしいことですね!

Good luck!

この記事は、この資料を元にして作成しました。

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