記事の内容
人生には、家の購入、結婚、友人付き合い、仕事といった様々なライフイベントがあります。
多くの人達は、漠然とそれらの全てを手に入れようとします。
でも、今では、その難易度はかなり上がっています。
それらを手に入れる変わりに、自分が欲しいものだけを目指しましょう。
シンプルに生きると、人生が楽になり、そして納得感が出てきます。
目次
欲張りな日本人の幻想
昭和的な「日本人の幸せ像」は、かなり欲張りな気がしています。
「日本に蔓延していた幸せ像」とは、どういったものなのか、例をあげてみます。
昭和の幸せ像
- 持ち家を持つ
- 自家用車を持つ
- 会社で出世する
- 自分の人生を楽しむ
- 結婚をする
- 子供を作る
- 祖父母と仲良くする
- 子供と仲良くする
- 友人と仲良くする
果てして、令和の時代に、これらは本当に可能なんでしょうか?
可能だとしても、どれぐらいの人達がこれを成し遂げることができるのでしょうか?
私は、これらの全てを成し遂げることには懐疑的なので、選択を絞るべきだと思います。
本当に残したいものは何か?
先程の「幸せ像」は、大きく分けて3つに分類されます。
それは、財産、自分達の人生、人間関係です。
財産
- 持ち家を持つ
- 自家用車を持つ
自分の人生
- 会社で出世する
- 自分の人生を楽しむ
- 結婚をする
- 子供を作る
人間関係
- 祖父母と仲良くする
- 子供と仲良くする
- 友人と仲良くする
昭和の高度経済成長の時代には、夫が大企業で働いてさえいれば、これらを達成することができました。
全員が全員とは言いませんが、今より達成しやすかったのは事実です。
なぜならば、日本経済は成長していましたし、男は働いてさえいれば、会社や両親が嫁を用意してくれたからです。
女性は家庭に入ることが一般的な時代で、分業体制だったからこそ、可能だったのでしょう。
でも、今の時代は違います。
日本経済は、これから衰退の一途を辿ります。
また、男性に嫁を用意してくれる両親や会社は存在していません。
だからこそ、これからは個人個人が、どの幸せを選び、何を残したいのかを考えていかなければいけません。
それらを簡単な図にすると、以下のようになります。
昭和的な価値観;仕事だけしていれば全てが手に入る
令和的な価値観;自分が欲しいものを選択する必要がある
もちろん、全てが完全に独立しているわけではありません。
それでも、一つ一つはバラバラに考えた方が、人生を生きやすくなっています。
また、一つしか選べない人もいれば、二つ、三つを選べる人もいるかもしれません。
次に、それぞれの選択肢について、もう少し詳しく考えていきたいと思います。
家を残したい?
人生において、家を残したい人達は、家を購入すべきです。
頑張ってローンを返せば、数十年後には、家はあなたの所有物になります。
それで、あなたが満たされるならば、迷うことはありません。
ただし、家を購入する前に、一つ確認しておきましょう。
「家」が欲しいのか、「家とそこに住む家族との思い出」のどちらが欲しいのかという点です。
英語には、「A house is not a home」という諺があります。
「家」は、家族の営みや思い出があってこそ、「我が家」になります。
そこに誰も住んでいないならば、それは唯の物理的な家です。
あなたが本当に欲しいのは、「house」なのか、それとも「home」なのでしょうか?
それ次第では、莫大なローンを抱える選択は、よく考えるべきです。
なぜならば、これからの時代では、サラリーマンには海外も含めて様々な場所に移動することが求められています。
転勤するように命令された時に、「家とローン」があって、あなたの家族と我が家は、幸せになれるのでしょうか?
また、万が一、会社からリストラされた時に、「家とローン」は、あなたの家族の助けになるのでしょうか?
大きな買い物をする時は、様々な状況を考慮しておくべきです。
出世して自分の名前を会社に残したい?
人生において、出世をしたいならば、会社に尽くすべきです。
会社は、何だかんだで、組織に忠誠を使っている人に対しては優しい組織です。
人生を振り返った時に、出世していることが幸せだと感じられるならば、迷わず会社のために尽くしましょう。
そうすれば、会社で出世はしやすいですし、お金も手に入って、結果として持ち家も手に入りやすくなります。
結婚をして、家族との幸せな思い出を残したい?
恋人と結婚をして、幸せな家庭を築きたい人達は、まずは恋人を作りましょう。
会社で仕事ばかりをしていても、恋人を作ることはできません。
異性がいる場所に行って、多くの異性と出会うべきです。
街コン、料理教室、ヨガ教室、婚活サービスなど、何でもいいと思いますが、異性と出会うチャンスを広げるべきです。
世の中は、お金や地位だけを求める異性ばかりではありません。
色々な場所に参加して、自分のステータスで勝負できる異性を探しましょう。
そうして、恋人を作り、結婚をすることを目指すべきです。
繰り返しになりますが、結婚をするために仕事をしても、あまり結婚に結びつくことはありません。
男性であったとしても、仕事だけをしていて恋人を作ることができた時代は、過ぎ去っています。
自分の人生を楽しみたい
独身生活を満喫したいという人もいるはずです。
そういう人達は、自分の趣味を大切にしましょう。
自分の人生を楽しみたくて、家を購入しようと考えるのはおかしな話です。
私は、自分の人生を楽しみたかったので、会社を辞めることにしました。
私がフィリピンで働いている時は、定期的に様々な観光地に行って、Facebookに写真をアップロードしてアルバムを作成していました。
誰かに見せるためというよりは、自分の行動ログをつけたかった感じです。
ところが、日本に戻って来た後は、Facebookにアルバムを作成する機会は、ほとんど無くなりました。
それで、「俺の人生は、これでいいのか?」と考え始めたのが、会社を辞める理由の一つになりました。
誰しもが、自分が楽しかった時に、何らかの記録をつけるはずです。
その記録の方法は、Line、ブログ、Twitter、日記のどれかはわかりません。
ただ、何に記録をするにせよ、「記録をする機会」が多い人生を選ぶのが、「自分の人生を楽しむ」ということだと思います。
日本で、何も記録をつけずに生きている時は、惰性で生きているように感じました。。。
周りとの人間関係を大事にしたい?
周りとの人間関係を大事にしたいという人達もいるはずです。
そのためには、周りとの人間関係に使う時間を増やしましょう。
友人との人間関係に時間を使っても、恋人との人間関係が良くはなりません。
また、仕事や恋人のために時間を使っていても、友人との人間関係が良くはなりません。
こういった当たり前のことを忘れないようにするのが、周りとの人間関係を良くするコツだと思います。
まとめ
この記事では、人生をシンプルに、そして楽に生きる方法を紹介しました。
人生は、なんだかんだで、自分が思い描いている生活が手に入る気がしています。
自分が思い描いているビジョンを整理して考えれば、「仕事を頑張ったのに、何で恋人ができないの?」といった疑問や後悔はなくなります。
そしてその代りに、「恋人を作る努力をしたから、恋人ができた!」と言うようになっているはずです。
人生に優先順位をつけて行動すると、人生を振り返った時に納得しやすいのではないでしょうか?
Good luck!
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