シンガポールの国立博物館で見た「日本の侵略時代の動画」が、それなりに衝撃的だったので紹介したいと思います。
日本の領土の拡大時期を年表順に並べると、このようになります。
- 日本の台湾統治が始まったのは1895年
- 日本の韓国併合は1910年
- 日本が満州国を作ったのは1932年
- 日本がイギリス領シンガポールを占領したのは1942年
その当時の50年間には、現代に生きる我々には想像もできないような様々な出来事がありました。
その是非については、この記事で詳細を説明するつもりはありません。
でも、そもそも、何でアジアが欧米領だったのかは念頭に置くべきです。
イギリスがシンガポールを侵略したから、「イギリス領シンガポール」です。
アメリカがフィリピンを侵略したから「アメリカ領フィリピン」です。
フランスがベトナムを侵略したから「ベトナム領ベトナム」です。
「そういった背景を全て無視して、こういうイメージ動画を作るのって、どうなの?」と思うと同時に、日本はやっぱり敗戦国なんだなとも強く感じました。
シンガポールには中国系の人も多く、そういった人達の意見を忖度する必要があるのだと思います。
でも、このような偏った動画を子供たちに見せて何の得があるのでしょうか?
幸いなことに、今のシンガポールでは日本への感情は悪くありません。
こういった動画に影響されることなく、末永く友好関係が続いてくれたらと思います。
そのためには、日頃の日本人の態度だったり、日本食やアニメの輸出を大事にしていきたいですね。