記事の内容
エンジニアが組織を作る際に、参考になる本を紹介します。
Googleのソフトウェアエンジニアリング ―持続可能なプログラミングを支える技術、文化、プロセス
Googleのエンジニア達が培ってきたノウハウが、600ページ以上にわたって書かれた本です。
Googleの現役ソフトウェアエンジニアたちが、超大規模ソフトウェアの開発と保守を長期的に支えてきたGoogle社内の多様なベストプラクティスを、文化、プロセス、ツールの側面からこの一冊に凝縮。時間と変化、規模と成長、トレードオフとコストという3つの基本原理に沿って、コードを持続可能にする方法論を紐解きます。
ユニコーン企業のひみつ ―Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方
本書はSpotifyでアジャイルコーチやエンジニアの経験を持つ著者がユニコーン企業のソフトウェアづくりと働き方を解説します。
ミッションによってチームに目的を持たせ、スクワッドに権限を与え、信頼する。
このような働き方とそれを実現するための文化のあり方を解説し、複数チームが連携しながら質の高いプロダクトを早くリリースし、迅速に技術革新を行うための方法を学びます。
チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計
本書は高速なデリバリーを実現することを目的とした、4つの基本的なチームタイプと3つのインタラクションパターンに基づく、組織設計とチームインタラクションのための実践的な適応モデルを紹介します。
組織構造とアーキテクチャの関係から、チームファーストのあり方を説いてくれます。
チームのあり方やそこにかかる力学を図とともに説明してくれていて読みやすいです。
PLG プロダクト・レッド・グロース「セールスがプロダクトを売る時代」から「プロダクトでプロダクトを売る時代」へ
本書では、PLGという成長戦略について、そのメリット・デメリット、自社プロダクトへの適性判断から実践方法までを、様々なフレームワークを駆使しながら解説しています。
この本に出てくる考え方を知っているエンジニアと、知っていないエンジニアとでは、プロダクトに対する考え方が変わってきそうですね。
特に、以下のような方におすすめです。
- プロダクトを作っているマネージャー、パートナー、経営者
- 成長企業が行っている戦略と実践方法を知りたい経営者、投資家
- 実際に企業戦略の検討・実施を行っているマネージャー
- これからSaaSについて知識を増やしていきたい、ビジネストレンドをつかみたいビジネスパーソン
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
少し内容は古いですが、おすすめの名著です。
本書は、Subversionをはじめ、たくさんのフリーソフトウェア開発に関わり、その後Googleでプログラマを経てリーダーを務めるようになった著者が、「エンジニアが他人とうまくやる」コツを紹介しています。
「チームを作る三本柱」や「チーム文化のつくり方」から「有害な人への対処法」まで、エンジニアに求められる社会性について楽しい逸話とともに解説します。
エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
こういった事で悩んだことがある人に、おすすめの本です。
少し、わかりづらい所があるかもしれません。
- コミュニケーションにおける不確実性を減らすには?
- 技術的負債を解消する方法とは?
- 経営陣とエンジニア間の認識のずれを解消するには?
エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド
IT系の企業で管理職として業務を進めていく上で、求められる能力をまとめた本です。
技術系マネージャーとそれを目指すエンジニアに向けて、IT業界の管理職に求められるスキルを解説しています。
テックリードからCTOになった経験を持つ著者が、管理職についたエンジニアが歩むキャリアパスについて段階をおって紹介します。
心理的安全性のつくりかた
本書では心理的安全性が「ヌルい職場」ではなく、健全な衝突を生み出す機能であることを解説し、日本における心理的安全性である以下の4因子について紹介します。
- 「話しやすさ」
- 「助け合い」
- 「挑戦」
- 「新奇歓迎」
また、研究でわかった心理的安全なチームリーダーに必要な「心理的柔軟性」と、4因子を活性化させるための行動分析によるフレームワークも解説しています。
デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか
1週間6日、1日14時間働いても終わらない。スケジュール、人員、予算は半分。
どう分析しても50%以上失敗することがわかっている。
明らかに無謀——それが、「デスマーチ・プロジェクト」。
巨匠エドワード・ヨードンが、1996年に発表し業界に衝撃を与えた名著『デスマーチ』の第2版。
超有名な名著です。
ピープルウエア 第3版
1987年の初版発行以来、多くのソフトウエア・エンジニアの共感を呼んだ名著の改訂第3版。
Webに限らずソフトウェア開発や組織関係で悩んだ困った苦しんでいる人にこそ読んでほしい本です。
コンサル一年目が学ぶこと
本書は、コンサルタンティング会社に勤める人のためだけの本ではありません。
職業・業界を問わず、 15年後にも役立つ普遍的なスキルを、
社会人一年目で学んだときの基礎的なレベルから理解するための本です。
直接的に、組織作りと関係するわけではありませんが、知っていると役立つ知識が多く書かれています。
この本は、「Kindle Unlimited」の30日間無料体験で読むのがオススメです ^^
無料体験後も、200万冊以上の本を月額980円で読むことができる、読書好きにはもってこいのプランです。
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