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エンジニアは転職をすれば年収が上がっていきます【エンジニアは必見です!】

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記事の内容


エンジニアの場合、転職を繰り返せば給与が上がっていきます。
正確に言えば、給与が適正水準に近づいていきます。
元々、高い人であれば給与は下がります。
低い人であれば、給与は上がっていきます。
この記事では、転職をすれば多くのエンジニアの給与が上がる理由を説明します。

一人のエンジニアに対する会社の応募数

転職市場では、「一人の求人に対して、どれぐらい会社が応募をしているか?」という指標があります。
それは、有効求人倍率と呼ばれています。
2019年12月におけるエンジニアの有効求人倍率は、「11.36」でした。
これは、一人のエンジニアに対して、11個の求人があるということです。

一方で、事務の仕事は人気なので、一人に対して0.4の求人しかありません。
他の職種と比べてみると、エンジニアがどれほど社会で求められているのかが、よくわかります。

日本人エンジニアは他国に比べて待遇が悪い

エンジニアが不足している現状は理解してもらえたはずです。
その状況で、エンジニアの給与は、どれぐらいなのでしょうか?
dodaの資料によると、平均すると年収400万円台の半ばぐらいが一般的です。
これはハッキリいって、需要の割に安いと言わざるを得ません。

経済産業省の資料を使って、他国の給与水準とも比較してみます。

下記の図は、各国で「エンジニア」と「エンジニア以外」の年収を比較したものです。
例えば、インドではエンジニアの平均年収が約580万円で、全業種の9倍ぐらいの年収です。
全業種の平均年収は、65万円ぐらいだと思われます。

一方で、日本の場合はエンジニアの平均年収が約600万円で、全業種の1.9倍ぐらいの年収です。
他の国では、4倍、7倍、8倍などが普通なので、外国ではエンジニアという仕事が花形の職種であることがよくわかります。
ちなみに、日本の平均年収が600万円というのは、経済産業省がどこから持ってきたデータなのか不思議です。
ホントは、エンジニアの年収はもっと安い気がします。。。

日本のエンジニアの待遇が悪い大きな理由

では、なぜ、日本だけがこんなにエンジニアの待遇が悪いのでしょうか?
その理由は、日本企業には年功序列という制度が残っているためです。
下記の図を見ると、日本企業で働くエンジニアは、年齢が上がるにつれて給与も上がっていくことがわかります。
年齢と給与がキレイに比例しています。

一方で、アメリカ企業の場合は、30代や40代で働く従業員の年収が高くなっています。
アメリカ企業は実力に応じて給与を払っているためです。

エンジニアは、20代や30代の人でも十分にパフォーマンスを発揮することができます。
そのため、年功序列型の会社では、エンジニアは損をすることになります。
つまり、日本ではエンジニアは損をしています。
反対に実力重視の会社では、若い内から高い給与を貰えるエンジニアは得?をします。

では、どうやったら、その状況を改善できるのでしょうか?

エンジニアが金銭的に損をしない方法

ここまでのポイントをまとめます。

ここがポイント!

  1. 日本でもエンジニアの需要は旺盛
  2. それにも関わらず、日本人エンジニアの待遇は悪い
  3. なぜならば、日本企業は年功序列が一般的だから
  4. エンジニアと年功序列は相性が悪いので、エンジニアは損をしている
  5. 日本の会社はその問題を把握はしているが、なかなか改善をしない

では、エンジニアが金銭的に損をしないためには、どうすればいいのでしょうか?

フリーランスになる

一つ目の方法は、フリーランスになることです。

日本人エンジニアの給与が安い理由は、年功序列であることは説明しました。
年功序列という会社の仕組みは、なかなか変わりません。
「エンジニアだから特別」という風には、組織は動きません。
なぜならば、従業員同士の嫉妬や妬みなどがあるからです。
会社を動かしているのは、エンジニア以外の人達です。

それであるならば、年功序列という仕組みから抜け出してしまえば、自ずと年収は上がることになります。
フリーランスになれば、年功序列から外れることになり、需要に相応しい給与を貰うことができるようになります。
2020年現在の都内ならば、5年ぐらいの経験を持つエンジニアならば、月収80万円ぐらいは普通に稼いでいます。

転職をする

二つ目の方法は、エンジニアが定期的に転職をするという方法です。

現状、多くの人が「エンジニアの採用バグ」を口に出しています。
終身雇用が終わりつつあり、実力主義の会社に変わろうとしている過渡期が、このような採用バグを生み出しているのかもしれません。

Axizの社長のブログに書かれている内容と、Twitterの呟きを紹介します。

未経験者を採用して1年で大幅に年収アップさせるべきだという考え方は一理あります。
実際未経験者の人は1年で大幅に実力もアップします。
この考え方に基づくと、この理不尽の裏にあるのは「人事評価制度のバグ」ということになります。
実際そうした側面もまったくないわけではないでしょう。

「エンジニアの採用バグ」は、多くの人が問題視しているにも関わらず、なかなか変わりません。
なせならば、人事と「エンジニアの組織」は別物だからです。
では、組織を変えるためにはどうしたらいいのでしょうか?
それを知るためには、「NTTグループ」で起こった事件が参考になります。

最近、NTTグループが従業員に対して、待遇改善をすることが話題になりました。

鍵を握る人材について、米グーグルなどIT(情報技術)大手を指す「GAFA」に引き抜かれている現状に危機感を示し、待遇改善で対抗すると語った。

(NTT持ち株会社の研究開発の人材は)35歳になるまでに3割がGAFAなどに引き抜かれてしまう。
19年度から、AIなどの研究者の賃金を引き上げたい。

NTTで起こったことは、残念ながら、前向きな賃上げではありません。
あまりにも他社に人材を引き抜かれるから、「仕方なく給与を上げることにした」ということです。

ただ、前向きではないにしろ、転職という形で従業員が行動に示せば、人事は重い腰を上げるということです。
「給与を上げて欲しい!」と人事や社長に言ったところで、何も変わりません。
でも、多くのエンジニアが転職をすれば、会社は動かざるを得なくなります。

まとめ

この記事では、日本人のエンジニアが金銭的に損をしている理由を説明しました。
エンジニアが行動をしない限りは、この問題は解決しません。
エンジニアは、積極的にフリーランスになったり転職をしたりしましょう。
そうすれば、次第に給与が上がっていくはずです。

転職をするにあたって、一番、オススメの方法はリファラル採用です。
つまり、友人や元同僚からの紹介です。

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