そういった状況の中で、後輩エンジニアとは、どのように接していけばいいでしょうか?
エンジニアには、人間関係が苦手な人が多い気がします。
でも、組織でプロジェクトを動かす時には、同僚と良い人間関係を築かないと、思ったような成果を出すことはできません。
この記事では、後輩との人間関係の築き方について説明します。
本記事の内容
- 信頼関係を築こう
- まとめ
信頼関係を築こう
効率よく部下に何かを頼むためには、信頼関係を築くことが、何より一番、大事です。
信頼関係がない状態で何かを言っても、自分の言っていることの半分ぐらいしか伝わらないかもしれません。
逆に、信頼関係さえあれば、自分が言わなくても後輩が動いてくれますし、後輩からも積極的に意見が出てきて、より良い仕事ができるようになるはずです。
では、どうすれば信頼関係を築けるのでしょうか?
自分のスキルを磨く
職業がエンジニアである以上は、ある一定のスキルは求められます。
そのため、理想の上司であるためには、上司のスキルは、常に部下よりスキルが上であるべきです。
そうすれば、部下に何かを聞かれた時に教えることができます。
ただし、あなたの立場が上になるにつれて、勉強時間の確保が難しくなり、部下の方が技術的に上になることも考えられます。
それ自体は仕方ないことですが、時代に合わせた最低限の技術レベルは維持をするようにしましょう。
ソースコードレビューを丁寧にやる
ソースコードレビューは、ハッキリ言って手間な作業です。
レビューをする方もされる方も面倒な作業です。
ただし、だからこそ、ソースコードレビューは価値のある作業だとも言えます。
自動解析ツールなどを使用して、人間がやる必要のあるレビュー量を減らした上で、より良いコードの書き方を一緒に相談しましょう。
相手が間違っていたとしても強制しすぎない
部下のコードが、明らかに微妙だったとします。
その時に、「AではなくBにした方がいい」と言っても、なかなか聞いてくれない部下もいます。
そういった時に、無理矢理、Bにするのは、あまり良くないかもしれません。
理由を丁寧に説明した上で、それでも理解してもらえないのであれば、しばらくは放っておきましょう。
コードが動くならば、それでいいと思います。
私がこう言う理由ですが、そういったケースでは、まだ上司と後輩との間に信頼関係が生まれていないと思うからです。
信頼関係が生まれていない時に、無理にコードを変更させるよりは、後輩、自らが「自分のコードの至らなさ」を悟ることを待つ方がいい気がするというのが、私の持論です。
ミスを必要以上に注意しないで、何度も同じアドバイスをしよう
ミスは誰にでもあることです。
後輩がミスをしても、必要以上に後輩を責めないようにしましょう。
そして、「なぜミスが起こったのか」という原因に注目して、その原因を潰しましょう。
また、一回、注意したぐらいでは、なかなか言うことを聞いてくれない後輩もいます。
そのため、相手が一回で覚えなかったとしても、怒らずに何度も同じことを教えましょう。
もし、その手順が複雑ならば、その後輩にドキュメントを作らせるのもいいと思います。
緩く管理しつつ、声もかける
あまりガチガチに管理をしない方が、後輩は伸び伸びと働くことができます。
ただし、放置しすぎもよくありません。
朝のミーティングをしたり、後輩が詰まっているようであれば、チャットツールなどで声掛けをしてあげましょう。
飲み会やランチ会などでコミュニケーションをとる
職場の関係と言っても、結局は人間関係です。
ですから、お互いのことをよく知っているに越したことはありません。
プライベートなことを無理に聞き出す必要はありませんが、なるべく色々なことを知っておくようにしましょう。
家族のこと、恋人のこと、趣味、食べ物の好みとか、何でもいいのですが、友達同士ならば知っているような内容を同僚とも共有しておくといいと思います。
普段から定期的に1 on 1をしてもいいのですが、たまには飲み会などをしてもいいと思います。
また、飲み会が苦手な人もいるので、そういった人とはランチ会をしましょう。
後輩と上手にコミュニケーションを取る方法は、こちらの本に詳しく書かれています。
まとめ
この記事では、後輩との人間関係の築き方について書きました。
これらが絶対に当てはまるとは言いませんが、参考にはなるはずです。
後輩との接し方は、同僚というよりは、友人のような感じで接する方が上手くいく気がします。
また、お互いにリスペクト精神を忘れないようにしましょう。
Good luck for your engineer life!