歴史を振り返ってみた時、なぜ「日本人は太平洋戦争に突き進んだのか?」という問いをよく耳にする。
- 海軍が悪かった
- 陸軍が悪かった
- 新聞が煽ったから
こういった日本にだけ原因を求める理論をよく聞くけれど、そんな些末な話はどうでもいい。
それは戦争になった理由のごく僅かな一つであり、本当の理由はアメリカと中国が日本を嫌いだったからだろう。
そして、アメリカとイギリスが日本を嫌いになった理由は日独伊三国同盟だと言われている。
まぁ、それも理由の一つだろう、否定はしない。
ただ、この記事では違う視点を紹介したい。
アメリカと中国人が日本を嫌いになった理由!
それは日本人が、アメリカと華僑の縄張りで活躍しすぎたからだ。
当時、ハワイとフィリピンはアメリカの領土だった。
東南アジアは、欧米人と華僑のものだった。
インドネシア人、フィリピン人、マレーシア人といった国籍の人々は、まだ存在していなかった。
その場所で、日本人は大活躍していたのだ。
戦前のハワイでは、日本人が漁業権を独占していたそうだ。
アメリカ人からしたら、「なんだ、あいつら!」という気持ちだったろう。
日本人の方が技術があるから仕方ないとは認めつつも、内心はかなりおもしろくなかったはずだ。
戦前のフィリピンにあるダバオでは、税収の7割が日本人によるものだったらしい。
正当な事業とはいえ実質的に街を乗っ取られているようなもので、ビジネスをやっている人達からしたら、憎くて仕方がなかったはずだ。
例えば、「博多市の税収の約7割が中国人から得ている」と聞いたら、嬉しい反面、恐怖ではないだろうか?
この調子だと、アメリカ本土にいた日本人も活躍していただろうし、東南アジアにいた日本人も活躍していただろう。
さらには日本は満洲国を作り始めて、そこも順調に発展を遂げていた。
しまいには、中国の首都である南京まで占領してしまった。
アメリカと華僑にとっては日本は驚異的で、ビジネス上の邪魔者でしかなかったはずだ。
それこそが、欧米人と華僑が日本人を嫌いになった理由だろう。
だからこそ、黄禍論という差別的なプロパガンダが流行したに違いない。
以上、感情論から考えた戦前の歴史でした。