この記事は、2022年3/7日に書いています。
これから、株価と仮想通貨は大暴落すると思うので、そう思う根拠を説明していきたいと思います。
ただし、短期的な目線ではなく、長期的な目線の話です。
現在の価格
株価
日経平均は25900円ぐらい
ビットコイン
ビットコインは、大体、38000ドルぐらい。
1973年に起きたこと
有名な投資家であるレイ・ダリオが書いた本からの引用です。
これは、2022年現在に起きていることと、嫌になるぐらいほぼ同じです。
ということは、これから株価は恐ろしいほど下落するのでしょう。
通貨制度の崩壊によって引き起こされたインフレはさらに勢いを増し、商品市況をさらに押し上げた。
それに対応して、1973年FRBは金融引き締め策に転じた。
インフレと経済成長が強すぎるときに中央銀行が採る手だ。
それにより株価は恐ろしいほど下落し、経済は大恐慌以来の惨状となった。
1973年には1000ドルぐらいだったダウ平均株価が、1974年には600ドルまで落ちています。
およそ、4割ぐらいの下落です。
同様の計算を現代に当てはめた場合、2021年の日経平均の高値が30,000円ぐらいだとすると、18,000円ぐらいまで下落することになります。
1973年;1000 → 600
2022年;30,000 → 18,000
エネルギー価格の上昇と株価
エネルギー価格の大幅な上昇が起きたあとには、株価は下落しています。
一回目は、1973年に起きたオイルショックです。
二回目は、2008年で、その時にオイル価格は147ドルまで上がっています。
そして、その後にリーマンショックが起きて、株価は大暴落しました。
2008年の平均株価は、14,000円から7,000円と半分ぐらいまで落ちています。
2022年にはリーマンショックのような金融危機は起きていないので、全く同じとは言えません。
ただし、エネルギー価格が高騰したという事を鑑みると、以前と同様に今回も株価が暴落するいう流れを想像してしまいます。
2008年;14,000 → 7,000
ロシア金融危機
ロシアのウクライナ侵攻に関する主な影響は3つあります。
2022年、ロシアから多くの企業が撤退をしたり、サービスを停止したりしています。
その分、企業の売上は大幅に落ちます。
ロシア政府は、現在、借金の踏み倒しをしています。
この影響で、大損する企業も多くあるはずです。
大統領令によると、ロシアやロシア企業の「非友好国」の債権者に対する措置。
ロシア中央銀行が定めた為替レートに相当する金額を支払えば、債務履行と見なされるとしている。
ロシアのルーブル通貨が大幅に下落しているので、ロシアに投資しているファンドは大損をしています。
1998年に同じような話がありましたが、その時はアメリカの大手ファンドであるLTCMが倒産をしました。
そのあおりを受けて、日経平均は16,000円ぐらいから13,000円ぐらいまで下がりました。
今回も、ロシアに投資している会社やファンドが大損をすることで、株価が大幅に下がりそうです。
1998年;16,000 → 13,000
まとめ
この記事では、株価が暴落する3つの理由について説明しました。
ここがポイント
- アメリカは金融引き締めを始めている
- 原油や小麦といった商品価格が暴騰している
- ロシアに投資している企業やファンドが大損をしている
過去にあった類似ケース
- 1973年;1000 → 600ドル(第4次中東戦争とオイルショック、商品価格の暴騰、金融引き締め)
- 2008年;14,000 → 7,000(商品価格の暴騰、リーマンショック)
- 1998年;16,000 → 13,000(ロシア通貨危機)
さらには、今の世界はコロナ禍によって元々の体力も落ちています。
それにも関わらず、金融緩和というカンフル剤を使って株価を維持してきました。
そのカンフル財が切れた時に、今回のウクライナ侵攻です。
その影響が株価に与える影響は、我々が想像しているより、はるかに大きいものになるかもしれません。
コロナ禍、オイルショック、ロシア通貨危機の3つが同時に来たようなものです。
下手したら50%以上は下落するかもしれないですね。
日経平均だと15,000円、S&Pは2,500ドル、ダウは20,000ドルぐらいになっても、おかしくありません。
ビットコインは「価値の保存」という意味もある投資商品なので、どう動くか迷いますが、20,000ドルを切る気がします。
みなさん、今は十分に注意をして投資をしましょう。
決済して現金化できる人は、現金に変えましょう。
今が最後の逃げ時かもしれません^^
ちなみに、逆に考えると、2023年の終わり頃は、株と仮想通貨の買い時かもしれないですね^^
▼ この記事の一部は、これらの本を参考にして書きました