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短期間で稼げるプログラミング学習には価値がありません【注意喚起!】

更新日:

「短期間のプログラミング学習で、お金を稼ぐことができるようになります!」という宣伝文句を聞いたことがあります。
その信憑性について、どう思いますか?

記事の内容


短期間のプログラミング学習で、お金を稼ぐことはできますが、それには付加価値はありません。
「短期間のプログラミング学習でお金を稼ぐこと」は「コンビニのバイトでお金を稼ぐこと」と同じです。
この記事では、私がそう考える理由を説明します。

短期間で稼げるプログラミング はバイトと同じです

ツイッターを見ていると、「1ヶ月で稼げるようになるプログラミングスクール」の宣伝を、ちょくちょく見かけます。
それを見るたびに、「誰かを騙そうとしているのかな?」と怪しんでいます。
なぜならば、「1ヶ月で稼げるようになるプログラミングスクール」という宣伝文句は、意図的に他人を騙そうとしているように見えるからです。
最近のプログラミングのイメージは、以下の通りです。
3年以上の経験を積んだエンジニアの場合、これが当てはまることは普通にあります。

プログラミングのイメージ

  • プログラミングで高給を稼げる
  • プログラミングをすることで自由な働き方ができる

一方で、「短期間で稼げるプログラミングスクール」を卒業した生徒の実態は以下の通りです。

卒業生の実態

  • プログラミングで、時給1,000円程度のお金を稼ぐことができる
  • プログラミングをすることで自由な働き方ができる

この程度であれば、プログラミングである必要はありませんし、他にも多くの選択肢があるはずです。
ということは、「短期間で稼げるプログラミングスクール」という言葉を使用している人は、「プログラミング」というキーワードのプラスのイメージを利用して、他人を誤解させていると言っても過言ではありません。

では、以下の3つを備えた「短期間で稼げるプログラミングスクール」は本当に存在しないのでしょうか?

こんなスクールは存在する?

  1. 短期間のプログラミング学習
  2. プログラミングをすることで、高給を稼げるようになる
  3. プログラミングをすることで自由な働き方ができる

その質問に答えるために、まずは給与の価値について説明します。

給与の価値は、どうやって生まれるのか?

そもそも、「給与の価値」とは、どのように生まれるのでしょうか?
それを知るためには、「物の価値」が生まれる過程を知る必要があります。

物の価値の生まれ方

物の価値は、「それ自体の価値」と「使用価値」の2つが合わさって生まれます。
使用価値とは、その商品の有益性のことです。

「スーパーのジュース」と「山奥の観光地にあるジュース」

例えば、ジュースの価値について考えてみます。

ジュースの価値 = ジュースの価値 + ジュースの使用価値

「観光地のジュース価格」と「スーパーのジュース価格」を見比べてみます。
スーパーで売られているジュースが100円なのに、観光地では150円で売られていることは、誰もが目にしたことのある光景です。
その価格の違いは、この式で表現することができます。
山奥などの観光地では、ジュースを運ぶ手間暇がかかっているので、使用価値が高くなっています。
そして、多くの人がその手間隙を理解してくれるので、150円というお金でも成り立ちます。

スーパーのジュース(100円) = ジュースの価値(90円)+ ジュースの使用価値(10円)
観光地のジュース(150円) = ジュースの価値(90円)+ ジュースの使用価値(60円)

紙の書籍と電子書籍

他の例だと、「紙の書籍」と「電子書籍」について考えてみます。
例えば、日本では電子書籍はあまり売れません。
なぜならば、多くの人達が「電子書籍は割高じゃない?」と無意識に思っているからです。
それも、この式で表すことができます。

紙だろうと電子だろうと、書籍の使用価値は同じです。
なぜならば、紙の書籍だろうと電子書籍だろうと、書かれている内容は同じだからです。
でも、印刷もしていない電子書籍の価値が400円というのはボッタクリじゃない?とみんなが感じています。

このことから、私達は「価値」と「使用価値」の2つを知らずしらずの間に意識していることがわかります。
「価値」と「使用価値」のどちらか一方でもズレていると、私達はそれを認めません。

紙の書籍(1,000円) = 書籍の価値(500円)+ 書籍の使用価値(500円)
電子書籍(900円) = 電子書籍の価値(400円)+ 書籍の使用価値(500円)

給与の価値の生まれ方

給与の価値も「物の価値」と同様に考えることができます。
給与の価値は、「仕事の価値」と「仕事の使用価値」を合わせたものです。

給与の価値 = 仕事の価値 + 仕事の使用価値

例えば、営業マンの給与は売上に影響されることがほとんどですが、以下のような式で表すことができます。
仕事の価値は低く、仕事の使用価値(売上)は営業マン次第です。
単純作業の「仕事の価値」は、最低賃金だと考えてもらって差し支えありません。

優秀な営業マンの給与の価値(50万円) = 仕事の価値(10万円) + 仕事の使用価値(40万円)
普通の営業マンの給与の価値(20万円) = 仕事の価値(10万円) + 仕事の使用価値(10万円)

医者の場合は、このようになるかもしれません。
勤務医であれば、スキルに関係なく給与が高いので、仕事の価値自体が高いことは間違いありません。
「仕事の価値」が高ければ、汗水を垂らして働く必要がないことがわかります。

医者の給与の価値(100万円) = 仕事の価値(70万円) + 仕事の使用価値(30万円)

ちなみに、「仕事の価値」や「仕事の使用価値」が一般感覚からズレていると、クライアントが二度目以降は使わないことは言うまでもありません。
例えば、給与が高すぎる営業マンに一度は間違って依頼をしたとしても、クライアントが二回目以降に依頼をすることはありません。

Webエンジニアの価値

次に、本題となるWebエンジニアの価値について説明します。
エンジニアの給与は、どのように「価値」と「使用価値」が振り分けられるのでしょうか?
エンジニアという職業自体には、残念ながら「価値」はあまりなく、「使用価値」によって給与が決まっています。
(ただし、これは日本での話であって、欧米ではCS(情報学部)を卒業したエンジニア自体が、価値を持ちます。)
その「使用価値」をもう少し分解して考えてみると、エンジニアの「使用価値」は「スキル × 量」になります。

世間で人気があるWebエンジニアの使用価値の源泉は「スキル」です。

一般的なWebエンジニア

一方で、稼ぐことに特化したスクールのエンジニアの使用価値の源泉は、量です。

稼ぐことに特化したスクールのエンジニア

「量」で稼ぐことがシンドイのは、言うまでもありません。
つまり、経験が浅いエンジニアがやっていることは、深夜の居酒屋バイトとなんら変わらないということです。

下記の図で言えば、右のように土台を使って稼いでいるのがWebエンジニアで、左のようにシンドイ想いをしてジャンプをして稼いでいるのが、「稼ぐことに特化したスクール」のエンジニアです。

こんな疑問があるかも?

この意見にありそうな反論についても、回答を述べておきます。

量をこなせばスキルが身につくはず!

経験が浅いエンジニアでも、量をこなせばスキルが身について、そのうち経験があるエンジニアのようになれると思っている人もいるかもしれません。
でも、残念ながら、そうはなりません。
なぜならば、「稼ぐことに特化したスクール」で教えていることは、プログラミングではなくWeb制作だからです。
Webエンジニアとは、一般的に「フロントエンジニア」と「バックエンドエンジニア」のことを指します。
Web制作をする人とは別だと考えて、差し支えありません。
ですから、いくらWeb制作について学んでも、スキルで稼げるWebエンジニアになることはできません。

その2つの違いについては、この記事で詳しく説明しています。
WebエンジニアとWeb制作エンジニアは似て非なるものです

実際に、短期間で稼げるようになっている人もいます

Twitterを見ていると、実際に稼いでる卒業生もいると思っている人がいるかもしれません。
でも、稼いでいる話が真実かはわかりません。
もしかしたら、仕事を知人から貰っているだけかもしれません。
そういったケースの場合、継続性がないことは明白です。
「〇〇万円稼いだ」という話は、よく知っている人の場合に限って信用をすることにしましょう。

また、その人が稼いでいる額が、一般的な相場とかけ離れていないか、よく確認しましょう。
例えば、ランサーズでのWeb制作の単価はこのレベルです。
「一般的な相場」から離れている場合は、ほぼ怪しいと思って間違いありません。

繰り返しにはなりますが、「仕事の価値」や「仕事の使用価値」が一般感覚からズレていると、クライアントが二度と使うことはありません。
スクールを卒業したばかりの生徒に数十万円を出してくれるクライアントがいたとしても、それが何度も続くことを期待するべきではありません。
それは、依頼者側の気持ちになれば理解できるはずです。

「稼ぐことに特化」というキーワードが出たら警戒しましょう

「稼ぐことに特化」というキーワードが出たら、怪しいと思うようにしましょう。
「特化」ということは、そこに重点を置く代わりに何かを捨てているということです。
一体、何を捨てているんでしょうか?
そもそも、多くの社会人はお金のために働いています。
つまり、「稼ぐことに特化」した生活を送っています。
これ以上、何をどう特化するつもりなのか、発言している人に聞いてみましょう。

ここが疑問!

  • 「稼ぐことに特化」した代わりに、何を捨てているの?
  • 「稼ぐことに特化」したことで、本当に稼げてるの?

まとめ

ここまで、読んだところで、改めて最初の質問に戻ります。

こんなスクールは存在する?

  1. 短期間のプログラミング学習
  2. プログラミングをすることで、高給を稼げるようになる
  3. プログラミングをすることで自由な働き方ができる

さて、こういったスクールは本当に存在するのでしょうか?
もし、存在するとしたら、卒業後の生徒の「給与の価値」を考えてみましょう。

卒業生の給与の価値(〇〇万円) = 仕事の価値(最低賃金) + 仕事の使用価値(〇〇万円)
仕事の使用価値(〇〇万円) = スキル × 量

〇〇にはいくらが入りそうですか?
十分なスキルはありますか?
そこから先は、自分の頭で考えてみましょう^^

ちなみに、私はWeb制作から勉強を始めることを決して否定するつもりはありません。
でも、最初から「楽して稼ぐこと」を目的としてWeb制作を始めることは否定します。
なぜならば、「その道は期待している道とは異なる」と断言することができるからです。

少なくとも、3年ぐらいのスパンで稼げるエンジニアを目指すようにしましょう。
3年間、シッカリと勉強をしながら仕事をすれば、きっと素晴らしい土台ができているはずです!

最後に、ちょっと気になったツイートを貼っておきます。

今、この記事を読んでくれている人が、「幾つになっても最低賃金でしか働けない人間」になるのか、「土台を使って稼げる人間」になるのかの岐路は、今、この瞬間なのかもしれません。

Good luck!

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