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歴史を学ぶ時に必ず意識しておくべきこと

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記事の内容


この記事では、歴史を学ぶ時に必ず意識しておくべき事柄について説明します。
その内容とは、「歴史とは勝者の視点で作られている」という事です。
これさえ理解しておけば、歴史の見方も変わりますし、現代社会の見方も大幅に変わります。

勝者の視点で作られている歴史の例

日本には天皇陛下は絶対に必要なのか?

最近の日本では、よく皇室のニュースが話題に出ています。
そして、「皇室を廃止するべき?」というような意見もたまに出ますが、多くの意見は「皇室は日本に絶対に必要なもの」というものです。
でも、それは本当でしょうか?

実は江戸時代の260年間は、皇室崇拝は禁止されていました。
「天皇陛下万歳」などと公式に言おうものなら、藩ごと潰されかねない時代でした。
だからこそ、幕末に「尊皇」を掲げていたのは、徳川御三家の一つである水戸藩だったわけです。
水戸藩ならば、「天皇崇拝」を叫んでも、「藩の取り潰し」に合う恐れがないからです。

ただ江戸時代には、「天皇」という神様の代わりに「徳川家康」という神様がいて、日光東照宮に祀られていました。
そして庶民は、その神様を「東照大権現」と呼んでいました。

この事実からわかることは、日本人は天皇崇拝をしなくても生きていけるということです。
では、なぜ、日本の歴史では、天皇崇拝がずっと行われていたように国民を教育するのでしょうか?
それは、「天皇家と宮内庁」は、明治維新の勝ち組の一つだからです。
よく明治維新の勝ち組は、薩摩藩、長州藩士、土佐藩と言われていますが、実は勝ち組には「皇室と公家」も入っています。
そのため、歴史の教科書において、皇室に都合が悪いことは決して書かれません。
それは、西郷隆盛や大久保利通などが悪く書かれないのと同様です。

ここがポイント

  • 江戸時代には、天皇崇拝は禁止されていた
  • 江戸時代には、日本人は天皇制がなくても、普通に暮らしていた
  • 明治維新の勝ち組の一つに、皇室と宮内庁が入っている
  • 教科書には、明治維新の勝ち組にとって、都合が悪い事は書かれていない

戊辰戦争の惨劇

明治維新が来ることを決定づけた戊辰戦争とは、「薩摩藩や長州藩」と「江戸幕府」が戦った戦争です。
その戦争において、幕府側である会津藩の人達はひどい目に会いました。
薩摩藩や長州藩の侍達は、会津藩の人達を殺したりレイプしたりしたそうです。
詳細は、この記事にも書いています。
また、新選組が悪者扱いされているのも、新選組が会津藩に仕えていたからです。
でも、そのような明治維新の客観的な状況分析を、歴史の教科書で学ぶことはありません。

ここがポイント

  • 明治維新とは、武力革命だった
  • 勝ち組である、薩摩藩や長州藩の侍は、会津藩の人達を殺したりレイプをしたりした
  • 教科書には、明治維新の勝ち組にとって、都合が悪い事は書かれていない

日本人の北海道侵略

北海道が本格的に日本に組み込まれたのは、江戸時代の末期頃からです。
それまでは、「本州に住む人達」とアイヌ民族は、少なからず共存していました。
実際の所は、「本州に住む人達」はかなりアイヌ民族を搾取していたとも言われていますが。。。

でも、明治に入ってからは、さらなる侵略が始まりました。
手塚治虫先生が、「シュマリ」という漫画の中で、それについて触れています。
最近、人気のゴールデンカムイを読んだことがある人なら、アイヌ民族の苦難をよく知っているはずです。

ここがポイント

  • 北海道はアイヌ民族のものだった
  • 本州に住む人達は、アイヌ民族を殺して土地や財産を奪った
  • 教科書には、明治維新の勝ち組にとって、都合が悪い事は書かれていない

アメリカの建国

歴史の教科書では、コロンブスが1492年に新大陸であるアメリカを発見したと習います。
でも、事実はヨーロッパ人がアメリカ大陸を発見したというだけです。
元々、アメリカには1億人以上もの先住民が住んでいました。
そして、ヨーロッパ人がインディアンの虐殺をすることで、アメリカという国を建国しました。

時には「虐殺」、時には「約束を破る」などして、徐々にインディアンから居住区を奪っていきます。
これを日本の教科書では、「マニフェスト・デスティニー」という単語で学んだと思います。
でも、実態はただの大虐殺やレイプです。
この大虐殺は1890年まで、約400年の間、続きました。
欧米人は、1億人以上のインディアンを殺したとも言われています。
その事実を日本国民が歴史で学ぶことはありません。

ここがポイント

  • アメリカ人の祖先は、インディアンを1億人以上も大虐殺したヨーロッパ人
  • ヨーロッパ人は、インディアンを殺すことや騙すことを何とも思っていなかった
  • 教科書には、第二次大戦の戦勝国であるアメリカにとって、都合が悪い事は書かれていない

アメリカのハワイ侵略(1700年代から1893年まで)

アメリカ人の侵略欲はアメリカ本土だけでは収まりませんでした。
次はさらなる西であるハワイに目を向けます。
ハワイには、カメハメハ大王が作ったハワイ王国がありました。
しかしながら、1893年にアメリカによって滅ぼされてしまいました。

ハワイは昔からアメリカだったわけではありません。
ハワイは、およそ100年ぐらい前にアメリカによって強奪されてしまった国です。
1893年といえば、日本は日清戦争(1894年)を行っていた頃で、明治26年です。

そして、その事実を日本国民が歴史で学ぶことはありません。

ここがポイント

  • アメリカ人は、ハワイの人々を大虐殺してハワイを奪った
  • 教科書には、第二次大戦の戦勝国であるアメリカにとって、都合が悪い事は書かれていない

アメリカのフィリピン侵略

アメリカ人の侵略欲は、ハワイを奪ってもまだ収まりません。
次はハワイより西である、フィリピンに目を向けます。

ところが、フィリピンはすでにスペインに侵略されていました。
スペインがフィリピンを侵略していた期間は、1565年から1898年の間で、約333年もあります。
そして、フィリピンの統治権を巡って、アメリカ対スペインの戦争が行われました。
これは米西戦争と呼ばれていて、1898年に行われたものです。
その戦争ではアメリカが勝利して、フィリピンの統治権をスペインから奪います。
もちろん、アメリカはフィリピンの独立を認めませんでした。

それに対して、独立したいフィリピンは怒ります。
そのため、1899年にアメリカとフィリピンとの間で戦争が起こりました。
これは米比戦争と呼ばれています。
そしていつものように、アメリカ人はフィリピンを大虐殺しました。
60万人以上のフィリピン人を虐殺したとも言われています。

そして、その事実を日本国民が歴史で学ぶことはありません。

ここがポイント

  • フィリピンはスペインに333年間も支配されていた
  • アメリカは、「フィリピンを独立させる」という約束を破った(いつものお家芸)
  • スペインから領有権を奪ったアメリカと、独立したいフィリピンとの間で戦争が起こった
  • アメリカ人は、当時の人口の15%である約60万人のフィリピン人を大虐殺したとも言われている
  • 教科書には、第二次大戦の戦勝国であるアメリカにとって、都合が悪い事は書かれていない

歴史をどのように観たらいいのか?

ここまでの例を読んだ所で、歴史とは勝者の視点によって作られていて、我々が教科書で習うことだけが真実だとは限らないことを理解してもらえたはずです。
では、我々は歴史をどのようにして観たらいいのでしょうか?
そのために心掛けることは2つだけです。

歴史の見方

  • 歴史とは、勝者の視点によってバイアスがかかっていることを理解する
  • 「統治者が見せたい歴史」と「民衆から観た歴史」の違いを知る

「統治者が見せたい歴史」とは、今、我々が教科書やテレビなどから知ることができる歴史です。
そして、それを鵜呑みにしてはいけません。
では、「民衆から観た歴史」とは、どのようなものでしょうか?
それは様々なものではありますが、例を出せば以下のようなものになります。

民衆から観た歴史

  • 江戸時代には、民衆が天皇陛下を尊敬することは禁止されていた
  • 戊辰戦争では、官軍側は、会津藩の領地で殺人やレイプを行っていた
  • 明治に入ってから、本州の人達は、北海道のアイヌ民族から土地や財産を奪っていった
  • アメリカに住んでいた多くのインディアンは、ヨーロッパ人によって大虐殺された
  • ハワイに住んでいた多くの先住民は、ヨーロッパ人によって大虐殺された
  • フィリピンに住んでいた人達は、ヨーロッパ人によって大虐殺された

近代の歴史と現代の政治体制

近代の歴史と、現代の政治体制についても、北朝鮮と台湾を例に出して説明したいと思います。

北朝鮮の政治体制

北朝鮮と韓国は、日本が第二次世界大戦に負けるまでは、日本の一部でした。
具体的には、1910年から1945年までは、朝鮮半島は日本の一部でした。
1945年に、北朝鮮は日本から独立したわけですが、それは果たして北朝鮮に住む国民にとって幸せだったのでしょうか?

もちろん、北朝鮮の統治者側は「我々は日本から独立を勝ち取った」と国民に対して誇らしげにうたっています。
でも、それは北朝鮮の国民にとって、幸せなことだったのでしょうか?
今、北朝鮮の国民に「日本に住みたい?」と質問したら、多くの国民が「日本に住みたい」と言うはずです。

ある在日韓国人のブログに、元在日で、現在は北朝鮮に住んでいる人に関する記述がありました。
その元在日の人は北朝鮮の空港で、「俺も日本に連れていってくれ」と、泣きながら日本に帰る親族に懇願していたそうです。
その人にとっては、北朝鮮が日本の一部である方が、よっぽど幸せだったはずです。

ここがポイント

  • 北朝鮮の統治者は、日本からの独立を誇らしげに語っている
  • 北朝鮮に住んでいる人達にとって、日本から独立したことは幸せだったのだろか?

台湾の政治体制

台湾も、日本が第二次世界大戦に負けるまでは、日本の一部でした。
具体的には、台湾は1895年から1945年までは日本の一部でした。
1945年に、台湾が日本から独立したことは、国民にとって幸せだったのでしょうか?

当時の日本政府の台湾統治に関しては、実業家である許文龍さんの意見を紹介したいと思います。
日本統治時代がいかに平和だったかが、よくわかると思います。

そして台湾の苦難は、台湾が日本から独立した時に始まり、そしてそれが今でも続いています。
日本の台湾統治に関して、NYTimesによる客観的な分析の記事は、こちらに書いています。

そして、日本統治に反対していた抗日ゲリラについては、以下のように述べています。

「要するに、庶民は誰が上に立ってもいいんです。」
「秩序があり、治安がよく、税金が高くなければ」という言葉は、印象的です。

ここがポイント

  • 台湾人は、日本人が教育や衛生医療といったインフラを作ってくれた事に感謝している
  • 李登輝元総統をはじめとして、当時の台湾人は日本に感謝している
  • 日本にも「世界から尊敬されたい」という下心はあった
  • 日本が来る前の台湾は、治安が悪かった
  • 台湾は、日本から独立してから苦難が始まって、それが今でも続いている

まとめ

この記事に書かれていた歴史は、みなさんがよく知っている歴史とは、全く違ったのではないでしょうか?
もし、「この記事に書かれていることはデタラメだ!」と思う人は、是非、自分の目で本を調べてみて下さい。
最後に改めて、私が伝えたいことを述べたいと思います。

ここがポイント

  • 歴史には、「統治者が見せたい歴史」と「民衆から観た歴史」の2つがある
  • 国民は、教科書やテレビから「統治者が見せたい歴史」を学ぶ
  • 今の日本で学ぶ歴史は、「第二次大戦の戦勝国側の歴史」と「明治維新の勝者側の歴史」
  • 歴史とは当時の政治・社会体制であり、「統治者が見せたい歴史」が、当時の政治・社会体制の全てではない

これらを頭の片隅に入れておくだけで、歴史や現代のニュースに関する捉え方が変わってくるのではないでしょうか?
戦勝国が必ずしも正しいわけではありません。
そして、敗戦国がいつも悪いわけでもありません。
戦勝国に関するポジティブなニュースに対しては、ある程度は疑いを持ちましょう。
同様に、敗戦国に関するネガティブなニュースにも、ある程度は疑いを持ちましょう。

ドイツなども、かなり悪く言われていますが、私はそれは違うと思っています。
ドイツは悪いこともしましたが、良いこともしているはずです。
同様に、アメリカは良いことばかりではなく、かなり悪いこともしています。
バランス感覚を持って、歴史と現代の政治体制を観察しましょう。

少し蛇足かもしれませんが、私がこの記事を書こうと思った理由についても説明します。
2022年に、ロシアがウクライナに侵攻したのは周知の事実です。
その時に、私は友人のロシア人と話したのですが、彼女は全く申し訳なさそうにしていませんでした。
それについては、この記事に詳しく書いています。
彼女が「ロシアの侵略行為」に正当性を感じていた理由は、ロシア政府がそのようにロシア国民を教育していたからだと、私は感じました。
そして、その教育は歴史教育とも密接に繋がっています。

人類の生活は、過去から未来に繋がっています。
過去に対する認識が間違っていれば、未来に対する行動も誤った方向に進んでいきます。
ですから、よりよい未来を築いていくために、過去の歴史を正しく認識する必要があると、私は強く感じています。
それが、私がこの記事を書こうと思った理由です。

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