そうすれば、正社員は必要がないと思います。
記事の内容
完璧な仕事をする人達が集まれば、プロジェクトは問題なく回ると思っている人達がいます。
この記事では、その考え方は、ただの幻想であることを説明します。
多くの現場では、フリーランスではなく、長期的な視点で物事を考える正社員が必要とされています。
この現実は、フリーランスで働く人は、よく理解しておくべきです。
フリーランスだけで仕事が回るってどういうこと?
フリーランスだけで、完璧な仕事をするというのは、以下のイメージです。
例えば、4人で仕事をしたとします。
各々が割り振られた仕事を完全にこなして、それらを組み合わせれば、それが全体としての成果物になっているイメージです。
でも、現実はこのように上手くいくものなのでしょうか?
残念ながら、私はそう思いません。
実際の仕事は機械のように上手くはいきません
実際の仕事は、以下のようなイメージです。
各々が割り振られた仕事をこなしたとしても、各々が描いていたイメージは往々にして異なるものです。
そのため、各々の仕事を繋いだとしても、一つの成果物にはなりません。
シッカリとした成果物にするためには、それぞれの成果物を赤い線で繋いでやる必要があります。
そうして、各々の仕事の成果を繋ぐと、ようやく一つの成果物が出来上がります。
そんな時に、「俺は完璧な仕事をしたから、他は関係ない」と言ったところで、チームとしてのいい成果物は決して生まれません。。。
さて、ここで一つの疑問が浮かびます。
はたして、この赤い線で各々の仕事を結びつけて一つの成果にするのは、誰の仕事なのでしょうか?
完璧ではない人間同士を結ぶものとは?
各々の仕事の成果を繋いで一つの成果にするための赤い線は、誰の仕事なのか?
表現が違う場合もありますが、これこそが多くの企業やチームが悩みつつも、改善に取り組んでいる課題です。
そして、答えは一つではありませんが、「チームの仕事」が回答の一つになります。
そのため、最近では多くの企業が強いチーム作りをするために、「チームワーク」や「思いやり」を作りあげるための以下のような施策を実施しています。
チーム作りの施策例
- ランチ会や飲み会の補助
- 改善や問題点を言いやすい雰囲気作り
- 働きやすい環境作り(時短や10時出社)
- 納期を厳しくしすぎない
- ストックオプションを配る
多くの企業が、一見、このような仕事に関係ないと思われる施策や福利厚生に力を入れるのは、こういった施策が、チームとしての仕事の成果に大きく関わってくることをよく理解しているからです。
正社員とフリーランスの考え方の違い
「チームワーク」に焦点を当てた時に、「長期的な視点」でチームワークの構築を考えられる人達と、「短期的な視点」でチームワークの構築を考えられない人達がいます。
そして、一般的には、正社員は長期的な視点で物事を考えて、フリーランスは短期的な視点で物事を考える傾向にあります。
そのため、フリーランスが多い職場では、チームワークはあまり育ちません。
そして各々が、「俺だけが完璧な仕事をしていればいい」と考えて仕事をした結果、よい成果物も生まれません。
まとめ
この記事では、「よい成果を生み出すためには、チームワークが重要」という説明をしました。
そのため、フリーランスが多い職場では、なかなか、よい成果は生まれません。
もう少し言えば、「短期的な視点で物事を考える人」が多い職場では、よい成果は生まれません。
これは、フリーランスの人達は、よく理解しておくべき現実です。
ちなみに、それでもフリーランスの人達だけで現場が上手く回るとしたら、それは余程、仕組み化された組織なのだと思います。
そんな組織もあるとは思うので、そういった組織を見てみたいですね!
Good luck for your engineer life!
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