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会社から使い捨てにされないエンジニアになろう

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エンジニアは会社から使い捨てにされるという話を聞いたことがあります。
会社から使いに捨てされないエンジニアになるためには、どうしたらいいでしょうか?


「使い捨てにされる」という表現は、人によって受け取り方が異なるので回答に困るところもあります。
ただ、会社の利益とエンジニアの利益が相反するのは、よくあることです。
この記事では、私の経験も踏まえて、会社から必要ないと判断された時の心構えを伝えたいと思います。

本記事の内容

  • IT業界では、理不尽な話はいくらでもあります
  • 会社の要求は矛盾しがち
  • 会社から必要ないと思われた時に、慌てない人材になるための心構え

IT業界では、理不尽な話はいくらでもあります

IT業界では、使い捨てとは言わないまでも、理不尽は話はいくらでもあります。
主な理不尽なケースは3つです。

システム開発が終わったら、エンジニアは必要なくなる

過去のウォーターフォール型のシステム開発では、一度、開発が終了したら、開発はそれで終わりでした。
例えば、銀行のATMシステムを作ることを想像してみて下さい。
ATMのシステムが完成したら、大きな変更はなく、あとはメンテナンス作業が必要なだけです。
完成までには100人のエンジニアを雇っていたとしても、完成後はせいぜい、10人ぐらいしか雇う必要がなくなります。

同様のケースは、Web系の企業でもあります。
その場合でも、システムを構築し終わったら、エンジニアは用無しになります。

メルカリのように、次々と成長戦略を描いて、常にエンジニアを必要としている企業は稀です。
そのため、システムが完成すれば、あとは「狡兎死して走狗烹らる」とばかりに、パワハラを受けることになります。

まずは、このようなIT業界の産業構造を理解しておきましょう。

エンジニア派遣の搾取構造

今でも残っている構造ではありますが、IT業界は正社員であっても他社に派遣されることがよくあります。
そのため、派遣先の会社は多額のお金を派遣元の会社に払っていても、エンジニアの手元には、あまりお金が入っていきません。
例えば、派遣元のトヨタが、テンプスタッフに100万を払っていたとしても、エンジニアの手元に入るお金は50万だったりします。

そして、派遣先の会社から必要がなくなれば、アッサリと「来月からは来なくていい」と言われます。
そして、テンプスタッフに勤めるエンジニアには新しい会社、例えば日産などで働くことになります。
これでは、エンジニアが、自分は使い捨てにされたと思ってもムリはありません。

単調な仕事をやり続けていると、いつの間にか必要のない人になります

IT業界は最新の技術ばかりを追いかけているイメージですが、実は地味で単調な作業もたくさんあります。
地味で単調な作業は楽なので、上から言われたままに、その作業をやり続けてしまうエンジニアがいます。
ところが、数年後に新しい技術が導入されると、その人は社内で必要のない人になってしまいます。
例えば、社内でメールサーバーの運用作業をしているエンジニアがいたとします。
ところが、社内でGmailを導入することになったら、そのエンジニアの仕事はなくなります。
そういった時にも、エンジニアはパワハラを受けがちです。

会社の要求は、会社にとっては合理的です

上記のような話は、私も何度か経験しました。
私は特定派遣の会社に正社員として勤めていた時期があります。
その時に、派遣元の会社から、「ジョージさんには、50万/月も払ってるんだからシッカリと頼むよ!」と言われました。
しかしながら、私の手元には20万ぐらいしか入ってきていませんでした。
「アホらしくてやってられん」と思ったことは、強く記憶に残っています。

また、システム開発が終わったら、冷遇されることは日常茶飯事です。
一生懸命に残業して、プログラムの納期を早めた結果が、会社からの冷遇です。
「何のために、残業代も貰ってないのに残業したんだろう?」
「自分が育てた給料の安いエンジニアが会社に残って、給料の高い自分がお払い箱になるのは理不尽すぎる」
こう思っていた時期もありました。

でも、これらの話はエンジニアにとっては理不尽でも、会社にとっては合理的な話です。

  • 派遣会社はエンジニアの上前をはねて利益をあげています。
  • システム開発が終わったら、エンジニアは必要ありません。
  • 給料の高いエンジニアを解雇して、給料の安いエンジニアを雇い続けることは理にかなっています。

つまり、エンジニアとって大事なことは、自分の都合だけではなく、会社の都合も理解しておくということです。
それらを理解した上で、エンジニアはどのように会社と付き合っていけばいいのでしょうか?

会社から必要ないと思われた時に、慌てない人材になるための心構え

ここまで読んだところで、IT業界は怖いと感じられた方もいると思いますが、過剰にIT業界を恐れる必要はありません。
仕組みを理解していれば、会社とも上手に付きあっていけます。
ここからは、会社から不当に搾取されないための心構えを伝えていきたいと思います。

常に自分のスキルアップを意識して働こう

Web系の会社で働く人は、一つの会社に勤める期間は3年から5年ぐらいが一般的です。
それを知った上で、常に下記のような目的意識を持って働きましょう。

  • 今は何のスキルアップのために働いているのか?
    スキルアップを細分化しておくことが大事です。
    英語力、マネージメント、Linux、Ruby、アプリ、Dockerなど、何でもいいのですが、会社で何を学んでいるのか明確にしておきましょう。
  • ストックオプションや給料のために働いている場合は、目標額を決めておく。

こういった目標さえ持っていれば、会社の態度が急に変わっても驚く必要はありません。
なぜならば、その頃には、あなたは目標を達成している可能性が高いからです。
また、仮に目標を達成していなかったとしても、我慢する期間はハッキリしています。
目標を達成したあとで、次の会社に転職しましょう。

残業はしない

会社から頼まれた残業は、残業代が出ない限りは、あまりしないようにしましょう。
ただ勘違いしてほしくないのですが、残業は絶対にダメというわけではありません。
自分が納得感のない残業は、やらないようにしましょう。
残業することで、自分のスキルが伸びていると思える時は、残業してもいいと思います。
でも、常態化した残業や、納得感のない残業は止めましょう。
残業はせずに、家で新しい技術の勉強をした方が、よっぽど有意義な時間の使い方です。

単調な作業はしない

もし、あなたが経験の浅いエンジニアで、単調な仕事を任せられたとします。
その場合に仕事を引き受けるのは仕方ないことですが、折をみて、単調な作業の期限を区切ってもらいましょう。
上司に「この作業を続けても自分のスキルは伸びないし、将来性も感じられない」という意見を丁寧に伝えるべきです。
その時の上司からの意見で、上司があなたの将来についてどう考えているのか、よくわかるはずです。
返答次第では転職を考えるべきです。

私は今までに、会社や上司の言いなりになって、つぶされたエンジニアを多くみてきました。
昨今のエンジニア不足の一因は、私が上記に書いたことと関係しています。
あなたが会社から潰されないためにも、上記の心構えを決して忘れないようにして下さい!
その上で、会社には敬意を払って、丁寧な人間関係を築きあげましょう。
それさえできれば、あなたのエンジニアライフは、きっと素晴らしいものになるはずです。

Good luck for your engineer life!

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