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フィリピンは多様性(ダイバーシティ)がある社会です

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フィリピンに住むと、一部の日本人はずっとフィリピンに住んでいたいと感じます。
その理由は暖かい気候のせいもあるとは思いますが、フィリピン社会には多様性があるからです。
フィリピン社会はどのような人も受け入れてくれるので、非常に居心地よく感じます。
日本では居場所がない人でも、フィリピンでは受け入れてもらえます。
「どのような人も受け入れる」ということが、多様性と呼ばれるものだと私は考えています。
そのため多様性は素晴らしいなと思うのですが、その一方で、多様性の弊害についても感じています。
この記事では、私が目にしているフィリピン社会を基にして、多様性がある社会と今後の日本社会について話していきたいと思います。

フィリピンは、非常に多様性がある社会で、LGBT、事実婚、イスラムなどは全て社会から認められています。
さらに移民とは少し違いますが、ビザの発行が緩いので、多くの長期滞在する観光客も受け入れています。
今のフィリピンは、このような多様性で溢れてるにも関わらず、LGBTや事実婚などで、日本のように揉めたりはしません。
どうしてでしょうか?

フィリピンには多くのLGBTの人達がいます。
オンライン英会話でLGBTの人を探せばかなり出てきますし、店員には、「あの人はお姉っぽいかも?」みたいな人はいくらでもいます。
LGBTに関しては数が多いせいか、フィリピン人は誰も何も気にしません。
また、フィリピンのLGBTの人達は何も政治的な主張をしません。
例えば、「LGBTにも結婚させて欲しい!」というような社会的な主張は特にしません。
そのため、特に目立つこともなく、普通にみんなに受け入れられています。
「LGBTだから解雇される」という話も聞いたことはありません。
解雇されるのは能力が低い人だけです。
非常にシンプルな社会です。

でも、なぜフィリピンのLGBTの人達は権利を主張しないのでしょうか?
「私達も結婚したい」と思うLGBTのカップルもいるはずです。
その理由は簡単で、フィリピンでは結婚するメリットが少ないからです。
日本では結婚することで、税制や社会保障で大きなメリットが得られます。
でもフィリピンでは、税制面での優遇はあまりなく、離婚できないというデメリットの方が目立ちます。
そのため、LGBTだけでなく普通の人達でも、事実婚を選ぶケースがあります。
ということは、LGBTの人も普通の人も平等に、「結婚するメリット」を手にしていないということになります。

雇用についても考えてみましょう。
フィリピンでは正社員として雇用される前に、三ヶ月から半年ぐらいの試用期間があります。
試用期間の間は、従業員が解雇されても会社に文句を言うことはできません。
従業員は、その半年間で実力をシッカリと確認されます。
ですから、「LGBT」「イスラム」といった属性ではなく、「その人と一緒に働きたいか?」ということがチェックされます。
このような仕組みがあることで、おかしな偏見が入る余地がなくなります。
一方の日本では、一度、正社員として採用されたら、なかなか従業員を解雇をすることができません。
その人が後になって「厄介な人」だとわかっても、雇用してからは人員の解雇をできません。
そのため、事前に「厄介な人」である可能性を排除するために、「LGBT」といった属性で判断せざるを得ないのでしょう。

結婚制度と雇用について、フィリピンと日本を比較してみましたが、「多様性がない日本の制度の方がいいかも?」と感じたのではないでしょうか?
多様性があるのはフィリピンなのに、一様な日本社会の方に魅力を感じてしまうというのは不思議な話ですね(笑)
それはつまり、日本は一様性の社会だからこそ、国民に優しい政策を実現できたということです。
一方のフィリピンでは、多様性がある自由な社会だからこそ、厳しい社会になっているということでもあります。

多様性があるということは、言い方を悪く変えれば、「みんなが自由に好き勝手やる」ということです。
政府がそれぞれの属性に配慮をすれば、莫大なお金がかかります。
そして、そのお金は税金なので、市民が払うことになります。
それをシンプルに考えるために、簡単な例で考えてみます。

最近の給食では、イスラム教の人に配慮して、ハラルの給食を作る地域もあるそうです。
イスラム教の人には様々な制約があり、有名な制約では豚肉を食べることができないといったものです。
彼らに配慮した給食を作るためには、「普通の給食」と「ハラル用の給食」の2つを作らないといけません。
そして、そのためには費用がかかるので、その地域で暮らす市民の税金は上がることになります。
これが、日本式の多様性に配慮した社会です。
でも、もう一つ、多様性に配慮する方法もあります。
それは給食をなくすことです。
そうすれば市民の税金を上げる必要はありませんし、各家庭が昼食を準備することになるので平等です。
これがフィリピン式の多様性ある社会です。

社会保障を充実させなければ、多様性のある社会を実現することは簡単です。
政府は税金を安くして、あとは国民に自由に生活してもらえばいいだけのことです。
フィリピンのような小さな政府と多様性のある社会というのは、相性が良いという事です。
日本の場合は、今まで社会保障が充実した大きな政府でした。
大きな政府と相性がいいのは一様な社会であり、多様性がある社会とは相性がよくありません。
これからの日本では様々な属性が増えていくことは明らかです。
移民、イスラム教の人達、老人、LGBTなどを筆頭に、細かくあげていけばキリがありません。

今までの日本政府は、「結婚して子供がいる日本人」だけの事を考慮して社会保障を築き上げてきました。
見方を変えれば、「結婚して子供がいる日本人」のことは配慮するけど、それ以外の人達のことは配慮してこなかったわけです。
だからこそ、多くの日本人は結婚していたし、それはそのまま同調圧力にも繋がっていました。
でも、これからはそういった単一のモデルの人達は存在しません。
同時に同調圧力も減っていくことでしょう。

そんな日本社会の中で、政府はどうやって多様性のある社会に対応していくつもりなのでしょうか?
将来の日本がどのようになっているのか楽しみですね^^

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