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インフラエンジニアのこれから

更新日:

インフラエンジニアは将来的に仕事がないから大変だという話を聞いたことがあります。
実際のところは、どうなのでしょうか?

こういった疑問にお応えします。
過去の事実も含めて、これから想像できる未来について、お話しようと思います。

本記事の内容

  • インフラエンジニアの将来が大変だと言われる理由
  • インフラエンジニアの過去の仕事
  • インフラエンジニアがやる必要のなくなった仕事
  • 同様のことは、全てのエンジニアにも起こります

インフラエンジニアの将来が大変だと言われる理由

インフラエンジニアの仕事は、ここ数年で大幅に変化しました。
従来の仕事の多くは、なくなりつつあります。
そのため、インフラエンジニアの将来は大変だと言われています。
なぜ、そういったことが起きたのでしょうか?
主な原因は2つです。

クラウドサービスの浸透

クラウドサービスとはAmazonが提供しているAWSや、Googleが提供しているGCP、マイクロソフトが提供しているAzureのことを指します。
これらのクラウドサービスのお蔭で、ソフトウェア会社は自社にPCを持つことなく、簡単に自社のサービスをユーザーに提供できるようになりました。
もちろん、それは会社に限らず、個人も同様です。
個人でも、あっという間にサービスを立ち上げられるようになったのが今の時代です。

自社にPCを持つこともなくなったので、必要なインフラエンジニアの数は大幅に減りました。

HR領域のサービス

以前は、会社は自社のメールサーバーを持っていました。
また、社員の管理は、自社のサーバーにソフトウェアをインストールして、おこなっていました。
ところが最近は、Gメールを使って、人事系の管理も外部のサービスを使うことが多くなってきました。
スタートアップの会社は、本業に専念して、本業に関係ないことは全て外部のサービスを使うようにしています。
その方が便利で管理コストもかからないからです。

こうして、会社は、今までは社内に必要だったインフラエンジニアを雇う必要はなくなりました。

インフラエンジニアの過去の仕事

上記の説明だけではわかりづらい部分もあると思うので、今までやっていたインフラエンジニアの仕事も簡単に説明したいと思います。

  • システム構成の設計(用途・台数・スペック)
  • 物理設置
  • OS・パッケージのインストールや設定
  • パフォーマンスチューニング
  • サーバーの監視・トラブルシューティング
システム構成の設計(用途・台数・スペック)

物理的にこれらのサーバーを買う時は大変で、こういった作業を行いました。

  1. 必要になるサーバー台数とスペックを事前に予想する
  2. Dellといった会社との値段交渉
  3. 会社に予算を通す
物理設置
  1. データセンターと契約
  2. サーバーをラックに設置
  3. 必要であれば、HDDやメモリの追加
OS・パッケージのインストールや設定
  1. OSをサーバーにインストール
  2. 各種のミドルウェアのインストール
パフォーマンスチューニング

簡単にはメモリやHDDを増強できないので、今あるリソースを有効活用するために、効率的なパフォーマンスチューニングが必要とされます。

サーバーの監視・トラブルシューティング

常にサーバーを監視しつつ、何かあった時はデータセンターに行ってサーバーを修復する必要があります。

このように、多くの手間がかかる作業があったことが、よくわかります。

インフラエンジニアがやる必要のなくなった仕事

クラウドサービスが一般的になってからは、仕事が大幅に減りました。

システム構成の設計(用途・台数・スペック)

台数やスペックは、後になって変更できることが多いので、アーキテクチャさえ決めてしまえば、最初の時点で正確に予想する必要はありません。
サービスをリリースしても、半年でクローズするかもしれないのですから、深く考えるだけ無駄です。
また、アーキテクチャの選定は、インフラエンジニアというよりは、サーバーサイドエンジニアよりの仕事になってきています。
ただ、クラウドサービスの経験を持っているエンジニアは、まだ少ないので、アマゾンなどから社員を派遣してもらう会社もあるようです。

物理設置

この作業は、一切、必要なくなりました。
インフラエンジニアさん、お疲れ様でした。
サーバーは重かったですよね。。。

OS・パッケージのインストールや設定

OSレイヤーのインストールは、必要なくなりました。
最初からインストールされていることが普通です。
また、各種のミドルウェアもよく使われるものなら、「yum」や「apt-get」でインストールできるので、サーバーサイドエンジニアでも、十分にできます。

パフォーマンスチューニング

この仕事も、ほとんど必要なくなりました。
よほどクリティカルな問題ならば、チューニングする必要がありますが、クラウドサービスならば、マシンの性能を上げることは数分で可能です。

サーバーの監視・トラブルシューティング

物理的な障害を意識することがなくなったので、インフラエンジニアの仕事はなくなりました。
今や、障害の監視や障害対応は、サーバーサイドエンジニアの仕事です。

同様のことは、全てのエンジニアにも起こります

ここまでで、何となくは、インフラエンジニアが将来的に必要なくなることは理解できはずです。
同様に、他のエンジニアも安全ということはありません。
似たようなことは、携帯がガラケーからiPhoneやAndroidに変わった時に起こりました。
2007年ぐらいまでは、「ガラケー用のアプリを開発できる人」は非常に重宝されていましたが、2010年頃には、その知識は全く必要がなくなりました。
将来的に、AndroidやiPhoneがなくなる可能性は十分にあります。

IT業界は進化の早い業界です。
これからも仕事がなくなり、そして新しい仕事が生まれてくると思います。
食いっぱぐれないためにも、常にその流れをキャッチアップしていきましょう。

Good luck for your engineer life!

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