記事の内容
この記事では、不思議の国のバードの3巻と4巻の紹介をします。
「不思議の国のバード」とは、イザベラ・バードという冒険家によって書かれた明治時代の日本の記録です。
一部にはフィクションが混じっている可能性もありますが、ほぼ事実だと考えてよさそうです。
明治時代の日本を知るためには、ピッタリな漫画です。
日本人はよく自殺をしていた
日本人はすぐに自殺していたと書かれています。
家族を養えなくなったり、歳を取って働けなくなった場合に自殺していたようです。
man who hanged himself two days ago, because he was too poor to provide for a large family and the house-mistress and Ito tell me that when a man who has a young family gets too old or feeble for work he often destroys himself.
会津は戊辰戦争でヒドい目にあった
この漫画では会津の人達は、辛い想いをしたことになっています。
ただ、原文の方ではこういった記述は見つかりませんでした。
あってもおかしくはない話なのですが、ソースはどこなのか気になります。
ただ、「ある明治人の記録」にはこのような記述がありました。
敵軍進攻の跡には、戦士のみか、町人、百姓、婦女子の死屍放置され酸鼻をきわむとの報あり。
会津戦争においては、会津の百姓、町民は薩長軍を歓迎、これに協力せりと説くものあれども、史実を誤ること甚だしきものというべし。
百姓、町民に加えたる暴虐の挙、全東北に及びたること多くの記録あれど故意に抹殺されたるは不満に堪えざることなり。
町人、百姓の女まで殺す下郎どもなり。
道々殺されたる女を見れば、百姓どもさえ、ひそかに蓆をかけて逃げかくるるほどなり。
芋武士奴、何をしでかすかわかり申さぬ。
また城下にありし百姓、町人、何の科なきにかかわらず家を焼かれ、財を奪われ、強殺強姦の憂目をみたること、痛恨の極みなり。
荷物を運ぶ女性たち
荷物を運ぶ女性たちもいたそうです。
女性でも70ポンドを運んでいたそうです。
70ポンドとは31kgのことです。
The women were carrying 70 lbs.
宣教師は嫌われていた
当時、宣教師は嫌われていたようです。
日本人は子供好きだった
日本人は西洋人の子供も好きだったようです。
ただ漫画には書かれていませんでしたが、原著ではイザベラ氏が、日本人と欧米人の子供が接するのはよくないと記述しています。
理由は、「日本人はモラルがないし、嘘をつくことを教えるから」だそうです。
The Japanese have a perfect passion for children, but it is not good for European children to be much with them, as they corrupt their morals, and teach them to tell lies.
まとめ
この記事に書いた内容は、これらの本から抜粋しました。
もっと詳しく知りたい人は、これらの本も読んでみて下さい。
ある明治人の記録